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今月はそこそこ忙しかったこともあり、ブログの更新間隔が偏りました。それでもアクセス数が昨年よりも大幅増で大喜びでしたが、調べてみるとアクセス数のほとんどが「msn bot」・・・。正味のアクセス数は大幅な前年割れでした。サッカー日本代表以上にテコ入れが急務という拙ブログですが、本業の仕事もプライベートもテコ入れが必要なわが身ゆえ、目に見える改善は望めそうもありません。というわけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名の口先三寸。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル144号』です。

特集は「2014 バステクフォーラム 盛況に開催!」。6月刊行号の恒例となりつつある5月開催イベント内容及び出品商品の紹介記事です。
 
トピックスでは6月19日に発売したばかりの三菱ふそうエアロスターをいち早く紹介。マイナーチェンジの為、外観上の大きな変化はフロントガラス下のライト部とノンステップバスのホイールベース延長くらいでしょうか。「詳細は次号でのご紹介になる 」ということなので、2ヵ月後には市販1号車をはじめとする初期ロット車が続々登場することになるのでしょう。
 

熊本230あ353

熊本230あ353.2014年5月に記録したものを再掲。
今号のトピックス記事の中から手持ち画像を並べることが出来そうなのが、読者投稿がメインとなる「各地の新車から」。 九州産交バスに登場した現代ユニバースのリムジン車くらい。何度も同じ画像を並べてばかりで失礼します。

トピックスではこのほか、各地で開催されたバスイベントの紹介や、前号で紹介した日野次世代ハイブリッドバスが都営バスで運行を開始したことなどを紹介しています。レポートはバス事業者向けの製品記事中心なので割愛させていただきます。


事業者訪問は千葉県の「小湊鐡道」。これまで車両に関してを取り上げた趣味誌はありましたが、事業者全体としての紹介は今号のバスラマが初めてでしょうか。小湊鐡道のバス事業は、「戦後間もない1947(昭和22)年7月に、袖ケ浦自動車(株)と合併 」したことによりスタートし、現在は「全社売り上げに占めるバス事業の割合は約7割 」となっているとのこと。小湊鐡道の路線バスは 千葉市南部から房総半島北部にかけてをエリアとしています。このため、「都市、近郊、郊外、さらに過疎と、一般の路線バスで考えられるほぼすべての路線環境を擁していることは大きな特徴 」となっています。記事では郊外・過疎地域の路線対策や事業の大きな柱となった高速路線についてなどをまとめています。小湊鐡道では長らく富士重工ボディを愛用し、4メーカー全てを架装した時期もありました。そのような特徴を考慮してか、掲載の在籍車両一覧では久々にボデーメーカーの記載があり資料性を高めています。
  
ここからは、いつものように小生手持ちの小湊鐡道の画像を並べていきます。トピックスやレポート部で画像を並べられなかったので、千葉駅前へ出かけて一般乗合車の画像を確保してきました。自己満足もここまでくると病気です。
 
1004 1004

千葉200か1004.KL-UA452MAN(03年車)。
小湊鐡道の塗装と言えばこのなんともいえない色使いですが、「バス事業開始時から続く 」伝統あるデザインです。まずは西工ボディのUAワンステップ車。富士重工がバスボディ製造から撤退したことにより、小湊鐡道に登場した西工ボディの第一陣のうちの1台です。

 

千葉200か1048.KK-RM252GSN(03年車)。
自動車NOx・PM法の成立や県条例レベルでのディーゼル車規制もあり、03年から数年にわたり新車導入が活発となります。03年は中型車を画像のRMワンステップ車10台のほか、日野RJワンステップ車を8台導入しています。

1144 1144

千葉200か1144.KK-MJ27HL(04年車)。
小湊鐡道では04年にノンステップバスを初導入。チマチマとした導入ではなく、4メーカーの中型ノンステップ車をメインにまとまった台数を一気に導入する羽振りのよさ。三菱ふそうの中型ノンステップ車はMJロングを導入。なお、「中型車は収容力の高さを踏まえてワンステップバスを中心に採用 」する方針となり、中型ノンステップ車の導入は今のところ04年限りとなっています。

1145 1145

千葉200か1145.KK-MJ27HL(04年車)。
04年導入のMJノンステップ車のうち2台が「千葉みなとループバス」専用車となっています。外装は失礼ながら小湊らしからぬ洗練された専用デザインのラッピング車となっています。

1154

千葉200か1154.KL-MP37JM(04年車)。
04年は大型ノンステップ車も導入していますが、三菱ふそう車のみ。M尺のMPノンステップ車。

1672 1672

千葉200か1672.PJ-LV234L1(06年車)。
小湊鐡道のバスの中枢とも言える塩田営業所が自動車NOx・PM法の対策地域ということもあり、同法が本格的に施行された06年は新車を大量導入しました。特にいすゞLVは画像のワンステップ車とノンステップ車あわせて15台というすさまじい導入で、富士ボディのツーステップ車を長南等へ追いやりました。
 
2009 2009

千葉200か2009.PDG-RM820GAN(08年車)。
自動車NOx・PM法への対応に目処がたち、07年以降の新車導入は落ち着きます。
画像は08年導入のRMワンステップ車。この頃はUDと三菱ふそうの国内バス販売事業統合を検討していた時期で、中型路線車と大型ノンステップ車を三菱ふそうにOEM提供していました。小湊鐡道ではARも導入していますが、社番等も無いため外観からの判別は至難の技。

2125 2125

千葉200か2125.PKG-AA274MAN(09年車)。
大型ノンステップ車も中型車同様にUDと三菱ふそう車を外観から判別することは困難ですが、三菱ふそうのAAのみの導入ということだけ分かれば対応可能です。
 
2593 2593

千葉200か2593.QPG-LV234L3(14年車)。
今年導入した一般乗合新車は大型ノンステップ車と中型ワンステップ車をあわせて6台。大型ノンステップ車はいすゞLVです。

2596 2596

千葉200か2596.SKG-KR290J1(14年車)。
中型ワンステップ車は日野KR。小湊鐡道のほとんどの一般乗合車は自社ツアー「赤トンボツアー」の涎掛けを装着しており、この車両のように前面社紋プレートを拝めることはレアです。
 
1264

千葉200か1264.KL-RU4FSEA(03年車)。2011年5月に記録。
続いて高速車。こちらは新宿駅周辺でこれまで撮りためた画像を並べていきます。まずは側面の「こみなと」が往年の小湊鐡道らしさを感じさせる日野セレガR。このあたりの車両が「既に予備車的存在 」ということですから、側面に「こみなと」の切り抜き文字が入った車両を新宿で見かける機会は少ない模様。
 
1398

千葉200か1398.KL-RA552RBN(05年車)。2014年4月に記録。
小湊鐡道では高速車に3台のみの在籍となっている西工C-ⅠボディのRA。

 

袖ヶ浦200か520.PJ-MS86MP(06年車)。
三菱ふそうの高速車も在籍。この車両は袖ケ浦ナンバーのPJ規制車のエアロバスで、千葉駅発着路線をメインにしている模様。

2022

千葉200か2022.BKG-MS96JP(08年車)。2013年3月に記録。
エアロエースの高速車は08年導入のこの1台のみとなっています。

2112

千葉200か2112.PKG-RU1ESAA(09年車)。2013年6月に記録。
現在小湊鐡道の高速車の主力といえるのが、ジェイ・バスボディのセレガ・ガーラ。初期導入の日野セレガは正面にメッキパーツがありませんでした。

2113

千葉200か2113.PKG-RU1ESAJ(09年車)。2013年9月に記録。
こちらはいすゞブランドで購入したガーラ。

2316 2316

千葉200か2316.LKG-RU1ESBJ(11年車)。2013年8月に記録。
LKG規制車のいすゞガーラ。リヤガラスは1枚タイプを採用しています。

2518

千葉200か2518.QRG-RU1ASCA(13年車)。2013年9月に記録。
今のところ高速車の最新車となる日野セレガ。正面のメッキパーツはLKG規制車から採用。

連載では久しぶりの掲載となる「バスのカタログ」。39回目の今回はいわゆるスケルトンボディを採用し1980年に登場した初代日野レインボーRJのK規制車をとりあげています。

12 12

高知22き12.2014年5月に記録。
残念ながらK規制車の手持ち画像はありませんので、前面行先表示周りを除けばほぼ同じ土佐電気鉄道に在籍するP規制車の画像を参考画像として。路線型ボディは「丸型2灯のヘッドランプ、非対称の正面窓、すっきりとした側面窓は、従前のモノコックバスを陳腐化させ、新時代のバスを具現化させるのに成功した 」とあるように、斬新なものでした。

連載はこのほか、「新 バスドライバーのひとりごと」、トヨタ自動車をとりあげた「日本のバス輸出はいま」となっています。

次号予告は、三菱ふそう新型エアロスター、新高速乗合バス制度施行から1年、バス事業者訪問、日本のバス輸出はいま⑤、ほかとのこと。ツアーバスからの移行組に撤退の動きが見られますので新高速乗合バス記事に要注目です。事業者訪問はそろそろ未訪問県の事業者となるのか、それとも再訪事業者か。とりあえず手持ち画像の有無を判断するため、ぽると出版公式ブログをチェックしていかないといけませんね・・・。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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