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1日30くらいのアクセスしかない過疎ブログですが、なぜか天下の「Google」で検索1位
に表示されるキーワードがいくつかあるようです。「風見鶏 ブログ」で検索すると拙ブログ
はネットの海に紛れてしまいますが、「風見鶏 ヘボブログ」だと1位です。やったね!
そして「バスグラフィック」で検索すると、ネコ・パブリッシングのホビダスや書籍検索上位
でおなじみのAmazonを差し置いて、

1位っす








なぜか拙ブログのこのエントリが1位に表示されます(2009年12月29日現在)。
ちなみに記事を読んでいただければ分かる通り、内容は辛口ととるか、販売妨害ととるの
か、紙一重。ネコ・パブリッシング様の懐の広さに感謝しています。
ということで、2009年最後の更新は、バス雑誌感想という名の番外編、約1年ぶりに購
入した『NEKO MOOK 1441 バスグラフィック Vol.5』の私感たっぷりな独り言です。

今回もまず内容をざっくり紹介。
特集は「「1984」東京路線バス写真図録」。1980年代に撮影した東京都内で運行してい
た路線バス車両の記録集です。
このほか、中国やブラジルなど世界一周旅行の行程で乗った海外のバスを紹介した紀行
記事や1985・90年に撮影した松本電鉄・諏訪バスの旧塗装モノコック車両アルバム、堀
川バスへ移籍した元京浜急行の中型車を訪ねた記事、「素晴らしき「バス」の風景」と題した
アーティスティックな写真、三菱ふそうのモノコック車の写真、1977年に撮影した岩手県交
通のモノコック車、城南地区と川崎でまもなく消え行く存在となるニューエアロスターツース
テップ車紹介など。バスグラフィックの名の通り、バス車両にこだわった内容の記事が掲載
されています。

この感想エントリ集はあくまでも小生が自費で購入した雑誌・書籍についてのみ紹介してい
ます。貧乏サラリーマンが汗と冷や汗をかいて得たお金で買ったんだから、感想くらい書か
せてもらいたいものというスタンスであることを、あらかじめおことわりしておきます。


今号の「バスグラフィック」は1970~80年代のモノコック車押しな1冊です。
特集の「「1984」東京路線バス写真図録」は、1984年前後3年の時期に撮影した車両
を紹介。タイトルの「1984」とは各社から昭和58年排出ガス規制適合車が登場した年と
いう意味合いとのこと。掲載事業者は東京都交通局、東京急行電鉄、京王帝都電鉄、小
田急バス、西武バス、国際興業、神奈川中央交通の7事業者。車両写真に時代背景など
をふまえたキャプションというつくりは、ある意味1983年に出版された『のりものアルバム
東京の電車・バス100点』にも通じますが、共通化されたデザインのバスばかりとなった
現在から見ると懐かしく見ることが出来るます。

新宿駅西口にて








せっかくなので小生も都内でモノコック車を撮影した写真を並べておきます。1990年ごろ
に新宿駅西口バス乗り場で記録した1枚。関東バスの涎掛けは当時運行開始したマスカッ
ト号をアピールしたもの。後方に写る京王帝都電鉄のバスは全引違窓から元ワンロマ車だ
った車両と推測。それにしてもこの頃から左斜め前からバスを記録していないとは筋金入
りですな。

松本電鉄・諏訪バスのモノコック車を紹介した「信州バス便り」は読者投稿とのことですが、
撮影当時はバス写真を発表する手段が現在に比べあまりにも少なく、このような形で当時
のバス写真が掲載されることに意義があると思います。
堀川バスで活躍した元京浜急行電鉄のバスを紹介した「再会、そして別れ・・・」もなかなか
面白い企画です。移籍車に関心があれば、車両の移籍前事業者は分かりますが、特徴的
な車種・車両か車内によほどの痕跡がないと旧社番まで特定することが難しく、出来そうで
出来ない内容です。もちろん手間といくらかの費用をかければ、車両の特定は出来ますが、
ここに書くことでも無いので省略します。

都営バス、東急トランセ、川崎市バス、臨港バスのニューエアロスターのツーステップ車を
紹介した「ニューエアロスターツーステップのメロディ♪」は、事業者選択など、いかにもバス
グラフィックらしい内容です。それにしてもバスグラフィックのエアロスター好きには困ったも
のでござる(語尾に意味なし)。
記事によれば「ノンステップ車の影に隠れて現代を走り続けた彼ら、ツーステップ車のメロ
ディが聞こえてこないだろうか
」とのこと、多分幻聴です。

お0139









社番:お0139.
川崎から鶴見川を渡れば相当数走っているんですけど<ニューエアロスターツーステップ

確かに取り上げた事業者ではツーステップ車のニューエアロスターは少数となり消え行く
存在ですが、それはまだまだ局地的な話です。

2591









前後扉のニューエアロスターが少なくなったと紹介されれば、まだ多少分からなくもない
のですが・・・。なお、画像の福島交通ではおそらくあと10年は在籍すると推測。
昨年も同じ事を書きましたが、どうもバスグラフィック誌は「要は編集の都合上近所で済
ませたんだろ」というような感想しか残らない内容となってしまっています。某巨大掲示板
にバスグラフィックを「大東急バスグラフィック」と評したものがありましたが、見事
な表現です。

M1677









社番:M1677.
ならば、いっそ東急バスに特化して、1600番台のニューエアロスターノーステップを取り
上げてみてはと、提案。1600番台のノンステップ車は、当時他社では数両の導入にとど
まっていたところに21両と大量導入。目黒営業所に集中配属され、初代都市新バスを代
替し華々しくデビューしました。登場からその後12年間の活躍・足跡、そして各地で見ら
れることになった移籍先での活躍事例など紹介すればじっくりと読ませる内容になると、
素人的に思い付くのですがいかがでしょうか。バスラマ的な内容かもしれませんが、東急
バスに関して「しっかりと書ける」方を擁しているのだから、どうにかなると思うのですが。
もしかすると、既に記事などで発表されているようならば、ご教示いただき、御勘弁を。

ということで、今号の『バスグラフィック Vol.5』は、掲載写真のある事業者に馴染みがあり、
モノコック車に希少性を見出せる方にはおススメな1冊です。小生が購入したのも、特集の
「東京路線バス図録」に掲載されている車両が、幼少期に都内で生活した30代ということ
もあり、「東急のバスの側面行先サボ&プレートの東急マーク懐かしぃ~」とか「西武バス
の三菱ふそう車」といった、共感出来る郷愁があるから面白く感じたからです。もし、他地
域に住んでいたら全く興味の無い内容です。たとえば、名古屋に住んでいたら名古屋市営
バスや名鉄の旧塗装車・大阪ならカマボコやリスマークのゾーンバスな大阪市営バスなど
郷愁を感じるポイントはそれぞれ異なるはずです。
この本が東京神奈川のみで発売される書籍であれば問題ないですが、そうでは無いようで
すから随分押し付けがましい郷愁です。小生が『バスグラフィック』をVol.1からしばらく購入
しなかったのは、この東京神奈川からしか見ていない郷愁に賛同できなかったからです。
これまでの号も、貴重なバス写真など気になるものもありましたが、いかんせん特集の内
容が3扉の認識であったり、エアロスターの考え方など、編集スタンス・記述内容に購入意
欲が起こりませんでした。まあ、買っていない号についてあれこれ書くのは、小生の考える
マナー違反となるのでこれ以上は控えますが。
おそらくバスグラフィックは今後も1970~80年代の郷愁を押してくるでしょうが、もう少し日
本全国的な視点から見た記述内容になれば、こんなヘボブログにとやかく書かれることも
無くなることでしょう。掲載写真の撮影技量や希少性など、群を抜いているだけに勿体無く
感じます。

後半はあくまで私感なので、異論反論もあると思います。議論をする気は毛頭ありません
が、ご覧の方の意見も知りたいところです。なお、「斜字 」部分は同誌からの引用部分です。

ということで、2009年の更新はこれで終了です。誤って覗いてしまった方も、マメにご覧に
なっていただいた方、コメントをいただいた方、こんな辺境のヘボブログに今年一年お付き
合いいただき、ありがとうございましたした。それでは皆様良いお年をお迎えください。
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現在はバスがメイン。

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