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小生居住地の最寄り駅となるのが京王電鉄相模原線南大沢駅。ホームの掲示板に現在アニメキャラクターのポスターが貼られています。

 
 
右のポスターにある「大沢 南」は「ディーふらぐ」という漫画のキャラクターで、アニメ化を記念したモバイルラリーのポスターとのこと。キャラクターのポスターにあるQRコードを読み取ると、オリジナルボイスや待ち受け画像を手に入れることが出来ます。せっかくなので小生もQRコードを読み取りオリジナルボイスを聴いてみましたが、内容が無さ過ぎてびっくりしました。というわけで、バス雑誌の感想と題した内容が無いのはこのブログも同じこと。奇数月はバスマガこと『バスマガジン 63号』です。

巻頭の特集は「俺の推しバス」。バスマガジン編集レギュラーライター9名それぞれが、どんなバスが好きなのか、バス好きになったきっかけのバスなどを紹介。正直バスマガジン創刊10周年記念企画だからこそ許される色モノな企画です。とはいえ「推しバス」は「急行専用車」、「江ノ電バス横浜在籍の235号車(長尺ノンステップ)」、「三菱ふそうB8シリーズ」、「日野RB10」等々なかなかマニアック。そして推すだけあって、紹介文章・掲載写真がアツい内容となっています。
掲載の「推しバス」で手持ち画像を並べることが出来るのが、「京急型ワンステップバス」。



社番:E4748.2008年2月に記録。
当時の京浜急行電鉄自動車部が各メーカーに対し提案したモデルのため「京急型ワンステップバス」と呼ばれ、「90年代後半には改良が加えられ、メーカーの市販モデルへと発展していった 」エポックメイキングなモデルとなります。画像の車両は97年導入車で、京急型ワンステップバスというよりはワンステップバスのメーカー市販モデルとなります。


               
熊本200か863.2012年5月に記録。
現在京浜急行からは代替により姿を消しましたが、全国各地で移籍車両として活躍する姿もおさえるのはさすが推すだけあります。「特に北海道、九州、沖縄の事業者では継続的に導入する傾向も見られた 」とあるように、移籍した車両台数の多少にだいぶバラつきが見られます。画像は熊本市交通局に在籍する車両。

推しバスでは「約20台しか輸入されていない 」という「ドレクメーラー」も挙げられています。



社番:383.2012年6月に記録。
小生手持ちのドレクメーラー画像は、はとバスに在籍した2階建てバスのメテオール末期の姿。画像のようにオープントップに改造され、「オー・ソラ・ミオ」として運用していました。そういえばこの画像を記録した時、小生があまりに不審者すぎて乗客の皆様から一斉に視線をあびたことを思い出しました。

特集ではこのほか、「第43回 東京モーターショー2013 出展バス車両現地レポート」、ウィラー・エクスプレスが発表した「2014安全運行プラン」についてや、茨城県日立市で実証実験が行われた日野メルファベースの新世代ハイブリッドバスの話題、「博物館にバスを見に行こう」と題したバス子さんが都内周辺の博物館で保存展示しているバスを見に行く企画などが掲載されています。


バス会社潜入レポートは兵庫県南部をメインエリアとする「神姫バス」。神姫バスは趣味誌で何度か取り上げられていますが、直近では2012年2月刊行のBJハンドブックシリーズ以来。



社番:1993.KL-LV280L1改(03年車)。
2012年3月の明石市営バス、2013年の神戸市営バスの一部路線移譲を受けた現況を知ることが出来ます。画像の車両は明石市交通部より転籍した西工ボディのいすゞLVノンステップ車。今回並べる神姫バスの画像は再掲画像を除き2013年10月に記録したもの。「2013年内に更新しなかった&出来なかったネタ」として2013年最終エントリ1枚だけしか並べていなかった画像が今回役に立ちました。



社番:5876.LKG-MP35FM(12年車)。
神姫バスの一般乗合車は4メーカー在籍しています。大型車の主力となるのが三菱ふそう車で、明石駅前では明石市営バスからの路線引継に備えて導入した画像の12年車をよく見かけます。



社番:4154.U-MP218M(95年車)。
神姫バスは長らく前後扉車を採用。三菱ふそうの大型乗合車は西工ボディでの導入も少なくありませんでした。



社番:29378.KK-HR1JKEE(03年車)。
残念ながら今回のバス会社潜入レポートは誤記や記述不足が目につきます。03年導入の日野HRは自社発注車のほか、画像の車両のように姫路市営バスからの転籍車も在籍しています。コーナリングライトと前ウィンカー位置、グリーン系のシートモケットが特徴。



社番:29571.PB-HR7JHAE(05年車)。
せっかくなので自社発注の日野HRの画像も並べておきます。直5エンジンを搭載したPB規制車。フロントに貼られた青色の「ノンステップバス」表示は、近年導入車で省略されています。
ノンステップバスと言えば、唯一の存在となる前後扉仕様の三菱ふそうMPノンステップバスは山崎出張所配属として現存。路線運用に入っているのか気になるところです。



社番:4441.KC-MS829PA(98年車)。
現在神姫バスの柱となりつつあるのが特急バス及び中距離高速バス。三菱ふそうMSが主力として運用中で、ニューエアロバスから現行エアロエースまで幅広いラインナップとなっています。前扉折戸仕様のニューエアロバス。



社番:5337.PJ-MS86JP(07年車)。
PJ規制車から高速車は「トイレの有無や路線にかかわらず、全車スイングドアで採用 」となっています。



社番:2481.PKG-LV234N2(08年車)。
神姫バスでは少数派となるいすゞ車で、淡路交通からの移籍車が多数を占めます。画像のエルガワンステップ車が「大型車では14年ぶりに自社購入した 」2台のうちの1台。タイミングがたまたま合い記録することが出来ました。




社番:7030.ADG-RU1ESAA(05年車)。
在籍する日野セレガは現行ボディのみ。2台在籍するADG規制車はリムジンバスとして導入し、行先表示は方向幕仕様となっています。

4292









社番:4292.2012年3月に記録したものを再掲。
U規制車も在籍する神姫バスですが、名物的存在でもあった初代エアロバス顔のエアロスター前後扉車は引退した模様。実物を見たのはこの時が最初で最後となりました。

つづいて連載を紹介。事業者別におおむね1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は首都圏の2事業者を取り上げています。
まずは、2011年の50号以来3度目の登場となる関東バス。2011年11月~2013年12月末までの動向を紹介しています。



社番:C2218.QKG-MP37FK(12年車)。2013年8月に記録。
一般乗合車の新車導入は三菱ふそう車中心。一方代替はKK・KL規制車が対象となり、いすゞLRにも廃車が出ています。年式的に代替は妥当ですが、ついこの間導入されたばかりと考えていただけに驚きです。小生の考え方がほとんど老人です。

B3008









B3008r









社番:B3008.U-UA440HSN(95年車)。2013年4月に記録したものを再掲。
気になるのは、動態保存的に残されている3扉車。三鷹駅と多摩六都科学館を結ぶ路線が特定日運行化となり定期運用から離脱。もともと2012年度で全車引退の予定だったことを考えれば仕方がないのかもしれません。

そして2012年の54号以来2度目の登場となる西武バス。2012年6月~2013年11月までの動向を紹介しています。



社番:A3-203.QKG-MP37FK(13年車)。2013年8月に記録。
新車導入はこちらも三菱ふそう車が中心。何度も書いていますが、西武バスの主力が再び三菱ふそう車になろうとは10年前に想像もできませんでした。



社番:A2-831.KL-UA272KAM(02年車)。2013年1月に記録。
新車の代替となるのがこちら。大量導入したフルフラットノンステップ車の代替はKL規制車中心となっています。「富士重工業ボディ車の引退が進み、配置がなくなった営業所も出てきた 」とのこと。

「事業者間移籍車話題の広場」は北海道札幌圏に登場した少数派の移籍車を紹介。あわせて札幌ばんけいに登場した三菱ふそうMKも掲載されていますが、神奈川中央交通→北鉄奥能登バスを経て移籍したというのですから驚き。融雪剤の影響も大きいので、乗り捨てという感覚なのかもしれません。とりあえずこれは見に行かねば。

連載ではこのほか、「離島に生きるバスたち」第3回として石垣島、主に東運輸の路線バスを紹介。「終点までのバス散歩」第4回は西武観光バスの坂本、休載の代名詞だった「読者が選ぶ全国乗合バス100選」が読者投稿ページ内に居場所を確保した模様。なお今号では「1980年代 思い出のモノコックバスたち」、「さようなら  エアロキング」が休載となっています。エアロキングは2代目休載の代名詞となりそうな予感。また、記載はありませんが「路線バス全方位レポート」も掲載なし。前号の東京都で47都道府県の掲載が終了したので一区切りついたのかもしれません。

今号も幅広いバスの話題が満載でありつつ、誤記・誤植・写真違いも目につくという、良くも悪くもバスマガらしい1冊となっています。とくに「立川バスファン感謝イベント」告知記事の掲載写真が西東京バス・・・。間違いのレベルが相当失礼です。

次号予告は前号からのコピペの如く「バスマガジン創刊10周年記念企画、まだまだ続きます」の煽りがあっての「日本の中型バス50年史」。前号の読者投稿内で提案された企画が早速採用となりました。中型バスと言えば路線車だけでなく、企業・学校送迎用途の自家用モデルもきちんと取り上げてほしいものです。掲載されるであろう中型バスを勝手に予想すると、古参~最新車まで幅広く在籍する中型バス天国な宮崎交通、青ナンバーで現役最古参の中型バスと思われる伊予鉄南予バス在籍の日野RL。この予想いかがでしょうか。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車
両一覧を参照したものになります。
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