浜松駅前で見た遠州鉄道のバス（その５）

実はまだ終わっていなかった「浜松駅前で見た遠州鉄道のバス」と題した、バス画像のよせ集めシリーズ。今回のその５では、２０１５年７月に記録した浜松市循環まちバス「く・る・る」専用車の日野ポンチョと高速車・貸切車をまとめて並べていきます。
 
＜循環まちバス「く・る・る」専用車＞


浜松２３０あ５０７７．ＡＤＧ－ＨＸ６ＪＨＡＥ（０７年車）※２。
まずは浜松市循環まちバス「く・る・る」専用車の日野ポンチョから並べていきます。循環まちバス「く・る・る」は浜松駅を起点に駅周辺の市街地を循環し、東ループ・西ループ・南ループの３路線を運行しています。かつては真っ赤な塗装のオムニノーバ製マルチライダーが専用車として登場しましたが、他都市同様故障の多さなどから早々に現在の１ドア仕様の日野ポンチョに代替されました。画像の車両は「南ループ」専用車となっています。

浜松２３０あ５０７９．ＢＤＧ－ＨＸ６ＪＨＡＥ（０７年車）※２。
こちらは浜松市マスコットキャラクターの「出世大名 家康くん」を大きくアピールしたポンチョ。



浜松２３０あ５０８０．ＢＤＧ－ＨＸ６ＪＨＡＥ（０７年車）※２。
同じく「出世大名 家康くん」をアピールした車両ですが、こちらはその名も「出世大名 家康くん」号となっており、キャラクターのポーズなどが異なります



浜松２３０あ５０８１．ＢＤＧ－ＨＸ６ＪＨＡＥ（０７年車）※２。
こちらは「く・る・る」標準デザインの日野ポンチョですが、１枚目に並べた５０７７と多少色が異なっている部分があります。現在、東ループと西ループは共通の運用となっているため、南ループのようにボディへのループ名表記は行っていません。

＜高速車＞


浜松２００か６０９．ＰＪ－ＭＳ８６ＪＰ（０７年車）※２。
続いては高速車の画像。
中部国際空港の開港に合わせて運行を開始した空港直行バス「ｅ－ｗｉｎｇ」。画像の車両は専用車として登場したＰＪ規制車の三菱ふそうＭＳハイデッカー。直結冷房で３本トランクを装備しており、塗装デザインは貸切車の塗装を飛行機風にアレンジしています。



浜松２００か７１５．ＢＫＧ－ＭＳ９６ＪＰ（１０年車）※２。
こちらはモデルチェンジしたエアロエース。元々は「ｅ－ｗｉｎｇ」塗装の専用車でしたが、現在は塗装を塗り替え、都市間高速バス「ｅ－ＬｉｎｅＲ」との兼用車となっている模様。都市間高速バス車両と同じ塗装ですが、「ｅ－ＬｉｎｅＲ」ではなく「ｅｎｔｅｔｓｕ」のロゴとなっているところがポイント。リヤガラスの三ケ日みかん「みかちゃん」マークが目立ちます。

＜貸切車＞


浜松２２か２５００．Ｕ－ＭＳ８１５Ｎ（９４年車）※１。
最後に貸切車の画像を数台並べていきます。
浜松駅から浜名湖競艇場と浜松オートレース場への無料送迎バスが発着しています。これらの無料送迎バスは貸切車による運用となっており、開催日には古参格の貸切車を見ることが出来ます。まずは際古参格と思しきＵ規制車でスタンダードデッカーな三菱ふそうＭＳ。短尺で、いわゆる上高地仕様車として登場した車両です。



浜松２２か２６３８．ＫＣ－ＭＳ８２９Ｐ（９６年車）※１。
こちらは標準的なハイデッカー。



浜松２２か２７６２．ＫＣ－ＭＳ８２９Ｐ（９７年車）※１。
同じくＫＣ規制車のＭＳハイデッカーですが、浜松オートレース場への送迎バス運用に入っていた車両ということで並べておきます。
 



浜松２００か３７１．ＫＬ－ＭＳ８６ＭＰ（０４年車）※２。
白色ベースの塗装デザインは元々スーパーハイデッカーなど特別車向けに採用していましたが、２０００年代以降はこちらの塗装デザインでの導入がメインとなる模様。この塗装の車両も無料送迎バスの運用に入ることが分かりました。

「浜松駅前で見たバス２０１５」シリーズは今回でようやく終了となります。

なお型式・年式は下記を参照しました。
※１）『ＢＪニューハンドブックスＮｏ．４０ 遠州鉄道』（２００３），ＢＪエディターズ
※２）「遠州鉄道 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル １６０号』（２０１７），ぽると出版 （２０１７年３月３日追記）。