九州産交バスの現代ユニバース（２０１６年編）

九州産交バスグループでは現代ユニバースを空港リムジンバスや九州横断バス向けに導入していますが、今年は県外高速バス路線向け車両も登場しました。



熊本２００か１２８０．
登場した現代ユニバースがこちら。熊本と鹿児島を結ぶ「きりしま号」の運用をメインとしています。これまで導入してきた空港リムジン車などと異なり、行先表示はなんとサボ！正面の行先表示は車内からの差込式でフロントガラス上部に設置しています。これまでＬＥＤ行先表示を設置していたヘッドライト間の行灯部は「九州産交」の看板となっており、コスト削減を強く感じます。



熊本２００か１２７９．
リヤ側画像がこちら。後面も窓内部からサボを差込しています。
車内はトイレ無しの４列車で、シートは在籍車両同様のビニールっぽい硬い生地のタイプを採用しています。「きりしま号」はビデオ放送を既にやめていることからテレビの設置も無し。新車ですが、いろいろなところにチープさ感じる造りとなっています。



熊本２００か１２８２．



熊本２００か１２８９．
今回「きりしま号」向けに導入した現代ユニバースは、記録できただけで４台。まとまった台数が登場したようです。

せっかくの機会なので、２０１６年に記録できた九州産交バスグループに在籍する現代ユニバースの車両画像を並べていきます。

なお、型式・年式は『ＢＪハンドブックシリーズＳ８５ 九州産交バス』（２０１４），ＢＪエディターズ を参照しました。

熊本２００か９５７．ＬＤＧ－ＲＤ００（１２年車）。
九州産交バスグループでは２０１１年に現代ユニバースを１台導入し、九州横断バスで運用を開始しました。翌２０１２年には３台導入し、うち２台が空港リムジンバス専用車となっています。まずはボディの社名表記から産交バス所属で、リムジンバス塗装の車両。ちなみに、空港リムジンバスには２０１６年２月頃から正面などに飛行機のマークのステッカーが貼られています。



熊本２３０あ７８７．ＬＤＧ－ＲＤ００（１２年車）。
空港リムジンバス専用車のもう１台は全日空のラッピング車となっています。登録番号は希望番号で「７８７」を取得し、全日空が当時鳴り物入りで導入した「ボーイング７８７」をアピール。現在も「ボーイング７８７」を大きく描いたデザインとなっていますが、「旅割」の方を推しているようにも見えます。また、「くまもん」も描かれているのがポイントです。



熊本２００か９６２．ＬＤＧ－ＲＤ００（１２年車）。
１台は高速車カラーで登場。産交バス籍で現在は「阿蘇ジオパーク」のラッピング車となっています。草千里など阿蘇山周辺の観光エリアを結ぶ阿蘇火口線が運用の中心となっていましたが、４月に発生した熊本地震による道路損壊の影響で運休中。比較的新しい車両を使わないのはもったいないということなのか、今のところ「たかもり号」の運用に入ることが多いようです。



熊本２３０あ３５１．ＬＤＧ－ＲＤ００（１３年車）。
１３年導入車から行灯部分が拡大したタイプとなり、あわせて空港リムジンバスの塗装デザインも一新。おなじみ「くまもん」や阿蘇くまもと空港キャラクター「あそらくん」なども描かれさもアップしています。 また、登録番号が「３５※」（※部が連番）の希望番号となっています。
  


熊本２３０あ３５２．ＬＤＧ－ＲＤ００（１３年車）。
１３年は空港リムジンバス専用車を２台導入しています。
フロントガラス下にＩＣカード関連のステッカーなど様々なものが貼られていますが、見栄えは正直考慮していない感じ。
 


熊本２３０あ３５３．ＬＤＧ－ＲＤ００（１４年車）。
２０１４年導入車両は前面ルーフライン一体となったモデルとなります。
ボディに貼られたキャラクターには、新たに産交バス宣伝キャラクター「産太くん」も加わりました。


     
熊本２３０あ３５４．
今のところ空港リムジンバス最新車となる３５４。側面のＬＥＤ行先表示位置が上部に変更となっています。このほか、側面の「ＡＩＲＰＯＲＴ ＬＩＭＯＵＳＩＮＥ」表記が窓上となっているのもポイント。これまでのトランクリッド部分の表記では、大きめのラッピング広告が貼られた場合見えなくなってしまうことの対策でしょうか。３５３と比べるとキャラクターが貼られている高さが微妙に違うなど、間違い探しをしている感覚になります。