細々と更新しています
月に記録したバス画像のよせ集め「鹿児島市内で見たバス2016」シリーズ。 いわさきグループの鹿児島交通は今年3月の再編で、いわさきバスネットワークのバス事業を引き継ぎました。いわさきバスネットワークは経営破たんした林田産業交通を引き継いだ林田バスを中心に、鹿児島空港リムジンや南九州バスネットワークなどいわさきグループのバス事業再編集合体のような事業者となっていました。今回の鹿児島交通編その2は記録できた旧いわさきバスネットワークからの転籍車両をまとめて並べていきます。 なお、型式・年式は「いわさきグループ・バス事業 所有車両一覧」『バスマガジン53号』(2012),講談社ビーシー/講談社 を参照しました。 <一般乗合車> 鹿児島22き1054.KC-HU2MMCA(99年車)。 まずは自社発注の一般乗合車から、西工96MCボディの日野HU。いわさきバスネットワークの前身、林田バスの塗装デザインは鹿児島交通と同じデザインながら緑色のヤシの木単色を採用していました。鹿児島交通へ転籍間もないこともあり、ほとんどの車両は社名を重ね貼りした程度で運行中でした。 鹿児島200か91.KC-MP717M(00年車)。 こちらは三菱ふそう純正ボディのMP。林田バス時代の自社発注車は鹿児島交通と同じ車両を分け合って配置していた感。 鹿児島200か1008.KC-LV380L(96年車)。 いわさきグループは2000年代から一般乗合車の車両代替を移籍車導入に切り替え、様々な移籍車を導入しています。純正キュービックボディのいすゞLVは国際興業バスからの移籍車。 鹿児島200か1151.KC-LV380N(96年車)。 鹿児島中央駅から南埠頭を経由し桜島桟橋(かごしま水族館)を結ぶ「南埠頭シャトルバス」。九州新幹線全線開業にあわせて「新幹線シャトルバス」として運行を開始しましたが、いつの間にか愛称が変わったようです。富士7EボディのいすゞLVは、松戸新京成バスからの移籍車でほぼシャトルバス専用車となっているようです。 鹿児島200か1311. 鹿児島200か1312. いわさきグループの移籍車は前中扉車だけでなく3扉車も導入していましたが、前後扉車も導入開始。もはや、なんでもありという感じです。神戸市交通局から前後扉の移籍車をまとまった台数を導入し、前中扉が標準的な鹿児島市内でも見かける存在となっています。神戸市交通局から西工ボディの日野車も移籍しています。一部の車両は行先表示をLED改造しています。 鹿児島200か1316. 神戸市交通局からは純正ボディの日野車も導入しています。 鹿児島200か1409. 視野確認窓が無い三菱ふそうMPツーステップ車は神奈川中央交通からの移籍車。神奈川中央交通の特徴といえる運賃窓や出入口表示は埋め、新ステップは撤去とだいぶ手を入れています。 鹿児島200か1423. 前後扉車の導入が続き、こちらの日野車は京阪バスからの移籍車。 鹿児島200か1440. 中扉4枚折戸仕様のいすゞLRワンステップ車は京王電鉄バスグループからの移籍車。前面の系統幕部は経由を表示し活用中。 鹿児島200か1458. 中型の前後扉車も在籍しています。画像の三菱ふそうMKは阪急バスからの移籍車。それにしても、いろんな所のバスを買ってくるもんです。 鹿児島200か1490. 純正キュービックボディのいすゞLV前後扉車は神戸市交通局からの移籍車。前回導入した車両が良かったのか、リピート導入です。 <まち巡りバス> 鹿児島200か1123.KC-RN210CSN(97年車)。 なにかと鹿児島市交通局を目の敵にしているいわさきグループ。九州新幹線全線開業にあわせ、いわさきバスネットワークでは2011年3月から鹿児島市内の観光周遊路線バス「まち巡りバス」の運行を開始。この路線も鹿児島交通が運行を引き継いでいます。 「まち巡りバス」専用車は西郷どんと天璋院篤姫をイメージしたキャラクターに観光スポットのイラストを配置した目立つデザインの7mサイズの小型車となっています。京王電鉄バスグループがちょうどRNを大量廃車した時期ということもあり、「まち巡りバス」専用車に新車だけでなく移籍車も導入するところがいわさきグループらしさ。リヤ側画像のみで失礼します。 鹿児島200か1141.BDG-HX6JLAE(11年車)。 「まち巡りバス」専用車の新車は日野ポンチョ。 鹿児島200か1211.KC-RN210CSN(97年車)。 運行開始後に追加導入した京王顔のRN。この車両の前面行先表示は系統幕と行先幕を分割した京王時代そのままで運用中。系統幕部は使用していませんが。 <鹿児島空港連絡バス> 鹿児島200か441.KL-RA552RBN(04年車)。 続いては鹿児島空港連絡バスの専用車。もともと鹿児島空港連絡バスは鹿児島交通と林田産業交通が共同出資した鹿児島空港リムジンと南国交通の2社で運行を開始し、鹿児島空港リムジンは2000年代のいわさきグループの目まぐるしい再編で、南九州バスネットワーク・林田バス・いわさきバスネットワークを経て現在は鹿児島交通による運行となりました。 まずは、ヘッドライト周りが変わった西工ボディのRA。一般乗合車同様、社名表記を重ね貼りした程度で運行しており、微妙に弱々しい「Airport Limousine」のロゴは健在です。 鹿児島200か1056.ADG-RD00(10年車)。 現代ユニバースはいわさきグループが販売代理店となっていることから、貸切車を含めまとまった台数を導入しています。鹿児島空港連絡バスなど路線用車両は方向板の行先表示を採用し、妙にケチくさい造りとなっています。 鹿児島200か1611. 現代ユニバースの導入は続いており、正面に大きな行灯を設置したモデルも鹿児島空港連絡バス専用車に在籍しています。せっかくの行灯部は行先表示にせず、あくまでも方向板を採用しているところに頑固さを感じたり。 <都市間高速バス> 鹿児島22き601.U-RU2FTAB(93年車)。 鹿児島22き602.U-RU2FTAB(93年車)。 最後に都市間高速バスの引継ぎ車から、鹿児島市内と川内を結ぶ県内高速バス運用に入っていた日野セレガFD。正面の行灯部は方向幕式の行先表示となっていますが、少々出っ張っているのが特徴。 鹿児島200か119.KL-RA552RBN(01年車)。 側面固定窓+3列シート高速バス仕様の富士1Sボディは福岡と鹿児島を結ぶ「桜島号」専用車。画像の車両はいわさきグループの白露酒造のラッピング広告車となっていますが、どれだけの人がこの文字量を走行中に認識できるのか気になるところ。 「鹿児島市内で見たバス2016」シリーズは今回で終了となります。 PR |
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