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バスに関する書籍を買ったら、感想めいたものをブログに書くという余計なお世話をほぼ毎月行っている拙ブログ。奇数月末は「バスマガジン」の最新号の感想めいたものをについて書いていますが、1月刊行号に関しても月内中に更新することが出来ませんでした。もっともブログの内容は、時間をかけたといえないものなんですが。
  
前号で予告されていた記事がほとんど掲載されないでおなじみのバスマガジン。まずは拙ブログ恒例、『バスマガジン』最新号の掲載内容と前号の予告内容をチェック。ちなみに前号の予告では、「バス業界で活躍する女性スタッフの仕事っぷりを紹介。そのステキな素顔、ドヤ顔、キメ顔!?も直撃っ!!」、「バスをもっとも大切にしている国のひとつ、グローバル感がハンパないドイツのバス事情」、「今度はエアポートバス路線まで就航させちゃった!!ウィラーの新型車大攻勢」、ほかとなっていました。なんと今号はタイトルと内容が多少異なるものの全てが掲載という奇跡の1冊となっています。もっとも蓋を開ければ、予告で掲載されたものは新連載としてスタートした記事と毎号掲載のウィラー記事なんですが。まあ予告の正常化が今後も続くかどうか注目です。
 
チェックが終わったところで、今回も気になったor手持ち画像を並べられそうな記事についてだけを簡単にまとめていきます。ちなみに記事のタイトルは目次記載のものとしていますが、単発記事はあいかわらずのパブばかり。トヨタ新型コースターの記事については今月発売のバスラマの方がおそらく深い内容になるでしょうからバッサリ割愛させていただきます。


バス会社潜入レポートは「神姫バスグループ」。やはり記事で触れられていませんが、潜入レポートで取り上げられたのは2011年9月刊行の49号以来、2度目の登場となります。特に昨年1月刊行75号の「帰ってきた 路線バス全方位レポート」で「注目事業者・車両一覧表」で神姫バスの在籍車両リストの掲載があったばかりだったので新鮮味が正直薄い印象。
今回もハンドブックシリーズでおなじみBJエディターズの加藤氏が執筆を担当しています。どうやらこの連載はBJエディターズが受け持つことになった模様。内容は近年の概況、在籍車両、歴史を簡潔にまとめた手堅い造りとなっています。
 


社番:5471.PKG-AA274MAN(08年車)。2016年9月に記録。
手持ちの神姫バス画像を2枚ほど並べておきます。まずは「2008年式の11台が三田・明石・西神 」に在籍するだけという少数派の三菱ふそうAAノンステップ車。神姫バスは長らく三菱ふそう車を西日本車体架装で導入してきたので、OEM車のAA導入が1年限りだったことに意外さを感じたり。

  

社番:5092.KL-UA452KAN(04年車)。2016年9月に記録。
同じく西工ボディの大型車ですが、こちらはUD車。神姫バスに在籍するUD車は運行を引き継いだ姫路市営バスと明石市営バスからの転籍車です。画像の車両は元明石市営バスだったワンステップ車です。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「熊本県」。以前のシリーズでは、2007年9月刊行の25号に掲載。2007年からの間に、熊本市営バスが熊本都市バスに完全移譲したことや、熊本バスが「実質的な破綻に至り(中略)地域経済活性化機構の支援によって経営再建 」を進めていること、そして2016年に発生した熊本地震など大きな動きがありました。



特に記述はありませんでしたが、熊本交通センターが再開発のため、2015年10月から仮バスターミナルとして周辺の路上に移転したことも大きな動きといえます。画像は2016年11月に記録したものです。

25号と今号の記事内容とを比較すると、九州産交バスと分離子会社の産交バスそれぞれの掲載から九州産交グループひとまとめになったことや、荒尾営業所撤退により西鉄バス大牟田の掲載が無くなりました。掲載が無くなったといえば、八代と熊本空港を結ぶ神園交通の記載も見当たりません。運行しているのに。掲載写真の車両が既に除籍済みというくらいまではご愛嬌ですが、掲載事業者のモレはさすがに・・・。本当にこの連載は毎度毎度酷い出来でうんざりします。せめて前シリーズで書いた記事くらいは見直してほしいものです。

「注目事業者の車両一覧表」は九州産交バスの一般乗合車を中心に掲載。九州産交バスは2015年7月刊行72号のバス会社潜入レポートで掲載されていますので、約1年半の代替状況を知ることが出来ます。ただ一覧表が正直よく分からない順番なので、非常に見難いのが難点。



熊本200か1341.KL-HR1JNEE(03年車)。2017年1月に記録。
一般乗合車に新車の導入が復活しましたが、やはりメインは移籍車による代替となっています。ここ数年中型幅の10.5mサイズ低床車が移籍車市場の中心となっていることから、九州産交バスでも日野HR移籍車が台数を増やしている状況です。画像の車両は記録時点で登場したばかりだったためか、正面などにSUNQパスやらなんやらのステッカー類が貼られていませんでした。



熊本200か984.KL-LV781R2(01年車)。2016年11月に記録。
一覧表の掲載範囲は一般乗合車と空港リムジンバス車両とその予備車?となっているよう模様。高速車と分離子会社の産交バスの掲載が無いのが残念です。画像のいすゞガーラは京浜急行バスからの移籍車で、高速車カラーですが九州横断バスや空港リムジンの運用をメインとしていることから一覧表の掲載対象に含まれたようです。

「方向幕の世界」の11回目は「挿絵の入ったイラスト方向幕」。
 

 
 画像は本文で「病院やフルーツパーク、温泉などの施設を通る系統に小さいながら挿絵が描かれている 」と紹介されている遠州鉄道の側面方向幕になります。
 
今号から「目からウロコっ!?BUSmagazine in overseas!」と「キラリと光る・・・バス会社の女子力!!」の2つの連載がスタート。これが前号で予告されていたものです。

このほかの連載は、まとめて紹介。まず「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「スクールバスが危ない!?」と題し、地方で近年増加しているスクールバスの状況・事業的な課題や安全性などをレポートしています。
 
「エアポートバス 乗ってわかった愉快だけどマジな話」はエアポートバスお得情報を紹介。「バス停のある風景」は東京都杉並区の「荻窪駅北口」「終点の情景を求めて」は、ジェイ・アール北海道バスの「上野深」、「路線バス散歩紀行」は今回も東京都内の路線から京浜急行バスの「森32」系統「城南島循環」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は横浜市港北区内でトヨタ工場従業員送迎用バスを撮影したもの。「バスのいる博物館」は、高知県香南市内のテーマパーク創造広場「アクトランド」内にある展示館のひとつ「ボンネットバス博物館」を紹介しています。 

次号予告は、「ついに登場!!トヨタの燃料電池バス よってたかって試乗インプレッション!!」、「秘密のバス業界探検隊!![バスの販売現場を見に行く]」、「そろそろ10名以下の乗客定員車も出そう?全国各地の事業者フラッグシップ豪華高速バスのラインナップを並べ、見る!!」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.82[川崎市交通局]」、「都道府県別路線バス全方位レポート[群馬県]」ほかとなっています。バス会社潜入レポートと全方位レポートの予告掲載は初めてですね。ただ、全方位レポートで群馬県は2015年7月刊行の72号で既に取り上げていますが。いい加減な掲載内容だったので再度取り上げるということなのか、それとも単なる間違いなのか・・・。
 
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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