細々と更新しています
拙ブログでは月末にバスマガジン・バスラマ最新号の感想めいたものを書いていますが、月内に書き終える方が珍しくなりつつある今日この頃。更新へのモチベーション低下と書くと多少見栄えもするんでしょうが。というわけで、バス雑誌の感想と題した単にバスマガジンの内容が微妙なのでわざわざ書くのが面倒くさくなってきただけ。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 83号』です。 編集体制が変わってから、未だに前号で予告されていた記事がほとんど掲載されないバスマガジン。まずは拙ブログ恒例、『バスマガジン』最新号の掲載内容と前号の予告内容をチェック。 ちなみに前号の予告では、「ポストポスト新長期規制対策車がいよいよ出現!!先陣を切るのはどっちだ!?]」、「いすゞプラザがいよいよオープン!!これはもちろんバスマガ探検隊の大好物!?」、「バス界の新勢力・オノエンスターに徹底試乗&詳細解剖」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.83[京都バス]」、「都道府県別路線バス全方位レポート[長崎県]」ほか、となっていました。 タイトル名こそ多少異なるものの、今号は概ね予告通りの掲載となっています。予告で妙に競争を煽っていた「新長期規制対策車」記事は、5月時点で発表されたのが三菱ふそう車のみのため、「新型エアロクィーン&エアロエース鮮烈デビュー」と完全紹介モード記事に変更。予告と異なっていたのは、まさかの連載の路線バス全方位レポート。長崎県ではなく三重県に変更となっています。内容に疑問点の多い連載なんだから、せめて予告通りにやれよという感じです。 チェックが終わったところで、今回も気になったor手持ち画像を並べられそうな記事についてだけを簡単にまとめていきます。なお、記事のタイトルは目次記載のものとしています。 単発記事はあいかわらずのパブばかりですが、パブ感満載ながら気になったのが「バスづくりの新勢力からオノエンスター登場!!」と題したインプレッション記事。 オノエンスターは昨年オノエンジリアニングが「中国はアジアスター(旧ヤーシン)製OEM 」車で「車幅と全高は大型に迫るサイズである一方、軸距はマイクロバス並みに短い 」という「日本の既存車にはちょっと見当たらないサイズ 」です。パブ記事ですから基本的にオノエンスターを持ち上げつつも、「日本人の目で見ると各部(細部)の仕上げはクオリティー面いまひとつのレベル 」と身も蓋もない記述も・・・。観光バス業界は免税店めぐりのいわゆるインバウンド需要が落ち着き、正直冷え込んでいる状況です。オノエンスターのメインターゲットと思われる小規模事業者がこの冷え込んだ状況でどれだけ食いつくか。今後の採用事例がどれくらいあるのか気になるところです。 バス会社潜入レポートは「京都バス」。ハンドブックシリーズでおなじみBJエディターズの加藤氏が執筆を担当しています。潜入レポートでは初登場の事業者となりますが、バスマガジンでは2012年1月刊行の51号で、「洛北、嵐山・嵯峨野、洛中・・・・京都の四季を楽しむ京都バス路線ガイド」と大きく取り上げられています。ちなみにBJハンドブックシリーズでは、2015年のSシリーズ『京都バス・京福バス』で刊行済みです。在籍車両の紹介写真の一部にハンドブックシリーズ掲載されたものが含まれています。 社番:126.QDG-LV290N1(15年車)。2017年4月に記録。 さて、バスマガジンで取り上げられた2012年の51号時点から既に5年が経過しているので、在籍車両はそれなりに入れ替わっています。京都バスは日野と日産ディーゼルをメインに導入し、「関西では珍しく富士ボディを架装していたことが特徴 」となっていました。日産ディーゼルの国内バス製造販売撤退により、現在はいすゞ車の導入が増え、特に「高野営業所の主力車種として導入が続いている 」状況です。画像は「同社初の大型ノンステップバス 」として15年に登場した現行ボディのいすゞLV。 社番:128.QDG-LV290N1(16年車)。2017年4月に記録。 現行ボディのいすゞLVの導入は続いており、「2016年に追加された3台は、カラーLED表示器 」を採用しています。 社番:74.KC-UA460LAN(97年車)。2017年4月に記録。 新車導入があれば代替あり。かつての主力だった日産ディーゼルの在籍は19台に激減。もちろん富士ボディ架装車も台数を減らしています。画像は現在4台が在籍する富士7EボディのUAツーステップ車。 頁数の都合からか、掲載写真が無い型式もいくつか見られます。その中から手持ち画像があるものを3車種ほど並べていきます。 社番:133.KK-HR1JKEE(01年車)。2017年4月に記録。 まずは01年に「京都バス初のノンステップ車として9mタイプのHRを2台採用 」したうちの1台。「中型車は主に阪急嵐山駅前・国際会館駅前発着系統など 」で運用中です。 社番:77.KK-RX4JFEA(00年車)。2017年4月に記録。 7mサイズの小型車の「主力のリエッセは00・09・11年式の4台が在籍 」しています。画像は00年に導入したKK規制車のリエッセで行先表示は方向幕式です。 社番:17.KC-RH4JEAA(96年車)。2017年4月に記録。 こちらは「96年の貸切事業再開に合わせ、日野レインボー7Wを5台購入 」したうちの1台で、唯一乗合登録となっている車両。貸切車の塗装は「一般路線車のカラーを曲線的にアレンジしたデザイン 」となっています。 「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「三重県」。以前のシリーズでは、2005年3月刊行の10号で「三重県で路線バスを運行する事業者ガイド&バスオールラインナップ」として掲載。三重県で路線バスを運行するということで、名鉄バスや奈良交通、和歌山県に営業所をもつ熊野交通なども取り上げられています。 奈良交通や熊野交通は三重県内路線から現在撤退しているため、今号で取り上げられている「自主運行の路線を持つ事業者 」は三重交通グループと三岐鉄道だけとなっています。さすがにそれだけではさびしいと考えたのか、コミュニティバスを受託運行している中日臨海バス・アケミ交通・深山運送・メイハンの写真のみ掲載があります。一貫性がホントないですね。 注目事業者の車両一覧表は「三重交通」となっていますが、分離子会社の三交伊勢志摩交通やグループの八風バスの一般乗合車も一覧表に含まれているのはうれしい誤算です。 社番:1252.KL-LV280L1(03年車)。2011年3月に記録。 手持ちの三重交通の画像は2011年に記録したもので、かつ「名古屋ナンバー」の車両を並べておきます。2012年まで名古屋営業所では桑名方面への路線を担当していたため、「名古屋ナンバー」の一般乗合車がそれなりの台数在籍していました。 このほかの連載は、一部をまとめて紹介。まず「方向幕の世界」はオージ製の方向幕表示機を取り上げています。前号では都内の事業者を紹介していたので、てっきり都道府県別にシフトするのかと思いきや、機器メーカーを掘っていくとは。 「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「さまざまな課題解決に向けて客貨混載とその先」と題し、客貨混載バスの事例紹介のほか今後深刻化するであろうドライバー不足に向けた一助となるようなアイデアも開陳しています。 「いま見ておきたいレアなバス」、第3回目は志賀高原シャトルで活躍する長電バスの在籍車両を紹介。 「目からウロコっ!?BUSmagazine in overseas!」は「韓国のバスその2」と題し、高速バス事情を簡単にまとめています。 「キラリと光る・・・バス会社の女子力!!」は帝産観光バスのガイドさんが編集を担当している広報誌を紹介。帝産観光バスについては執筆者が同じ「バスのちょこっとヒストリア」でGHQサービスバスについても取り上げられています。 「エアポートバス 乗ってわかった愉快だけどマジな話」は九州で運行中の高速バス兼空港バスのような路線を紹介。 「終点の情景を求めて」は、阪急バスの「口山内」。関東地方の路線ばかりが取り上げられている「路線バス散歩紀行」は都営バスの「業10」系統「新橋~とうきょうスカイツリー駅前」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は東京の大森駅東口バスロータリーで撮影した京浜急行在籍の三菱ふそう車の3扉バスと車内放送の思い出話です。 次号予告は、「三菱ふそうのエアロクィーンとエアロエース 一般路試乗会で新型の実力を見る!!]」、「いまのバスのタイヤってこんなにスゴイ!!ブリジストンの新タイヤ「G623」を徹底分解」、「韓国で開催された現代自動車主催のビッグイベント「2017Truck&Bus Mega Fair」をミッチリとレポート」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.84[京浜急行バス]」、「都道府県別路線バス全方位レポート[長崎県]」ほかとなっています。パブ臭プンプンな予告記事に読む気が失せますな。全方位レポートの長崎県は次号に持ち越しとなったようですがはたして掲載されるでしょうか。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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