細々と更新しています
いささか旧聞となりますが、明治のスナック菓子「カール」が大幅に販売を縮小し、東日本では販売を終了するという発表がありました。明治はここ数年「カルミン」や「クリームキャラメル」など歴史はあるけど売り上げは・・・という菓子商品の販売中止が続いていましたが、カールもリストラ対象商品となっていたことに驚きました。もっとも最近店頭で見かけたカールは受験シーズン販売の「ウ・カール」くらいだったような。というわけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名のカレーあじの製造中止は残念。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル 162号』です。 今号のバスラマは特集と銘打ったものはなく、6月刊行号恒例となった「バステク」記事をはじめとしたバラエティに富んだレポート・トピックス記事と事業者訪問がメインとなっています。平成28年排出ガス規制適合の三菱ふそうエアロエース・エアロクィーンと日野セレガのマイナーチェンジ車についてはトピックスの「NEW MODEL」記事で取り上げただけというのが少々意外。「次号以降で試乗レポートなどを掲載予定 」ということなので、おあずけをくらった感じですが、楽しみに待つことにしましょう。 小生的に気になった&手持ち画像を並べられそうな記事となるのが、「発着便数1,600便/日!「バスタ新宿」の開設から400日」と題したレポート。開業から1年経ったバスタ新宿の運営会社社長へインタビューし、現状と課題についてをまとめています。 2017年6月に記録。 課題として挙げられているのは、やはり「増便対応と待機場所 」とのこと。「現行の1,600便は、実は設計時の想定の2倍 」では「現状での増便は物理的に困難 」というのも納得です。「一層の増強を目指して国道事務所にも要望しています 」ということですが、現在の施設でいじくる余裕のある部分がまだあるのでしょうか。また、新聞などでも報道された「甲州街道から明治通りへの左折車 」が原因となるバスタ新宿周辺の渋滞については、「混雑緩和に協力するため、池袋方面に向かう約100便を山手通り経由に経路変更 」を行っていたとは知りませんでした。 このほか、南海バスと西鉄で運行を開始した連接バスの話題や、共栄車体工業あらため西鉄車体技術の現況紹介などのレポート記事もなかなか読み応えがあります。 事業者訪問は50号以来、19年ぶり2度目の登場となる「神戸市交通局」。2000年代に行った営業所の管理委託や路線移譲など市営バスの経営改善についてまとめるとともに、現在の増収策や新サービスなどを紹介しています。 局番:215.KL-MP35JK(01年車)。2017年5月に記録。 神戸市交通局は「今年8月1日に開業100周年 」というわけで、現在多くの車両の正面にアピールする広告幕を設置しています。ちなみに画像の車両の広告幕は「塗装面が傷みやすい従来の紐による装着に代えて、一部の車両に採用された 」、「車体側の4カ所の留具で固定 」したタイプとなっています。 神戸市交通局の在籍車両は、公営バスらしく4メーカー在籍しており、「全体の約83%」がノンステップバスとなっています。また、「山坂が多く勾配のきつい路線環境でのトルクの増大による動力性能のアップ、乗務員の負担軽減などをねらい 」、「トランスミッションは2000年代初頭から数を増やしてきたトルコン式ATを基本 」としています。ここからはいつものように手持ちの神戸市営バス画像を並べていきます。昨年ほっともっと神戸へ観戦に出かけた際に記録した画像が役に立つことになりましたね。 局番:454.KL-LV280N1(04年車)。2016年9月に記録。 まずは在籍車両全体の「約32%」と最も多く在籍するいすず車から、LVワンステップ車。神戸市営バスの塗装は長らく「ローングリーン(深緑:六甲山の緑をイメージ)と白(神戸市街の清潔感を表現) 」で「神戸に縁の深い楠木正成の「菊水紋」の水の流れをイメージ 」したデザインを採用しています。 ワンステップバスは「ノンステップバスが走れない路線のために、ノンステップバスと並行して採用 」されましたが、「道路改修の進展などにより、現在ではワンステップバスを専用する路線は限られている 」とのこと。画像の車両は神戸市営バスで少数派の標準尺車です。 局番:996.LKG-LV234L3(12年車)。2016年9月に記録。 ノンステップバスは塗装デザインそのままで、「ライトグリーンと白 」を採用しています。いすゞエルガのノンステップバスは「市バス全体の2割以上を占める代表車 」となっています。 局番:447.KK-LR233J1改(04年車)。2016年9月に記録。 「狭隘路線あるいは小規模需要路線用 」として中・小型車も在籍。現在在籍している中型車は全車ノンステップバスとなっています。画像はKK規制車のいすゞLR。 局番:847.KL-UA452KAN(03年車)。2016年9月に記録。 続いて在籍台数では「約24% 」を占めるUD車から「西工BⅡ型を架装 」し「2002・2003年式19台が配置されるワンステップバス 」。神戸市営バスは3桁数字の局番を採用していますが、「以前は頭1桁目がメーカー 」を示していましたが、「2000年度以降は採用順の通し番号に変更 」となりました。さらに「廃車による空き番号に順次新しい付番基準を導入したことで、同じ年式でも番号が離れているケース 」も見られるとのこと。局番からメーカーだけでなく営業所まで判別できた時代が懐かしい・・・。 局番:880.ADG-RA273KAN(06年車)。2016年9月に記録。 シビリアンテールライトを装備した初期RAノンステップバス。広告幕に隠れて分かりにくいですが、「フロントの赤いマークは神戸市社会福祉協議会による「ふれあいのまちKOBE 愛の輪運動」のシンボルで、1998~2006年度採用のノンステップバスの前面と右側面に、局章に代えて掲げられた 」ものです。 局番:092.LKG-MP37FK(11年車)。2016年9月に記録。 神戸市営バスの在籍台数では「約20% 」と、最も少ない三菱ふそう車。画像の純正ボディのMPのほか、OEM車のAAノンステップバスも在籍しています。 局番:219.KL-HU2PLEA(01年車)。 2016年9月に記録。 最後に在籍台数の「約24% 」を占める日野車から、ボンネットバスを除くと最古参格となる01年導入のHUワンステップ車。神戸市営バスは、KL規制車以降の「ディーゼル・ハイブリッド車の使用年数を、車両コスト削減を目的に最長18年に設定 」しているため、あと2年ちかくは現役となる模様。新車導入はしばらく「料ボンベの使用期限が最長15年 」のCNG車の代替くらいしか無さそうです。現在のメーカー販売モデルは神戸市営バスの「使用環境ではパワー不足も予想されますので、今後の新車採用に向けて調査・検討を進めています」という気になる記述もありましたが、はたして次代の主力車がどのようなものとなるのか楽しみでもあります。 連載は、海外記事や「新 バスドライバーのひとりごと」などおなじみのものとなっています。 次号予告は、バス事業者訪問が宮崎交通、平成28年排出ガス規制適合バス、電気バスの動き、車体工業会技術発表より3、ほかとなっています。事業者訪問の宮崎交通も今号掲載の神戸市交通局同様かなり久々の登場です。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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