細々と更新しています
2017年も残り1週間をきり、年内に片付けなければならない仕事に追われる今日この頃。年内に片付けなければならないといえば、小生的には感想めいたものをブログに書くこと。というわけで、バス雑誌の感想という名の年末恒例。今回は『年鑑バスラマ 2017→2018』についてです。 構成は、巻頭カラー頁に国内バスハイライト、年鑑の核となる「国内バスカタログ」と第二の柱になった「海外バスカタログ」、そして歴史編に巻末の資料編というラインナップです。 今年の国内バスカタログの掲載モデル数は「国産バス13シリーズ、輸入車6車種 」となり、輸入車は昨年と変わらなかったものの、国産バスは18シリーズから大幅に減少しました。やはり平成28年排出ガス規制(ポストポスト新長期規制)に適合せず販売中止したモデルの多いこと。三菱ふそうは9mサイズの車両の販売モデルを中止し、9mサイズの選択肢はジェイバス製をいすゞで買うか日野で買うかだけになりました。 大型車ではいすゞエルガハイブリッドと日野セレガハイブリッドが販売中止。ここ数年わずかな採用事例しかなかった、いすゞCNG車も正式にラインナップから姿を消しました。また、台数は限られるものの一定の需要はある自家用ツーステップが三菱ふそう・ジェイバスともに製造を中止しました。こうして見ていくと、平成28年排出ガス規制は縮小続く国内販売バスのラインナップにトドメをさした印象をもちました。 名古屋200か3431.2TG-MS06GP(17年車)。2017年11月に記録。 平成28年排出ガス規制適合のため、既存車型のマイナーチェンジが行われました。観光車にも「エンジンの小排気量化とともに、AMTの採用で走行性能の確保と燃費改善の両立を図る車型がいくつか登場 」したことが大きな動きといえます。画像の三菱ふそうMSも「6速MTから8速AMTに変更」した車型になります。「基本的な内外装はそのままに「MS06系」へと生まれ変わった 」ため、「外装の新装備である側面窓下のペットネームプレート 」が最も分かりやすい判別ポイントとなりそうです。ハイデッカーのエアロエースは今回のマイナーチェンジで「天井直冷に統一 」していたとは知りませんでした。 社番:M11735.2017年12月に記録。 大型の路線バスモデルも平成28年排出ガス規制適合車が登場。大幅なモデルチェンジは既に行っているため、細かい修正が行われた程度という印象。いすゞLV・日野KVはAMTかATかで燃費の達成具合が異なり、さらに重量により排ガス記号が2TG・2PG・2KG・2DGと4つもあるマニア泣かせなモデルとなりました。三菱ふそうMPはATのみですが、「デンソー製冷房でアイドリングストップシステム自動戻り装置付」なら2PG、オプションで三菱重工の冷房を採用した場合などそれ以外は2KGとなるとのこと。PとかUとかアルファベット1文字時代が懐かしい・・・。 本当は2017年にフルモデルチェンジしたトヨタコースター・日野リエッセⅡの画像を並べたかったのですが、自家用車しか見かけず断念。 「海外バスカタログ」はヨーロッパで販売している最新鋭のバスモデルの一部を国内バスカタログのフォーマットで紹介。今号は「欧州市場で展開される最新のバスから12メーカー 」を紹介しています。 歴史編は「創業100周年を迎えた神戸市交通局のバス」。 今年の歴史編は、年鑑刊行直近のバスラマインターナショナル「事業者訪問」で取り上げられた事業者が所蔵する写真を中心にまとめたパターンですね。「神戸市交通局の保存写真を中心 」に1930年代の創始期から1990年代前半まで広範囲にわたり紹介しています。バスラマの歴史編といえば1950~60年代導入の車両がメインという印象なだけに、満遍なく紹介していると意外に思えてしまったり。 毎年書いていますが、年によって当たり・ハズレがあるように感じるのが『年鑑バスラマ』の醍醐味です。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、画像の型式は掲載記事から参照しました。 PR |
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ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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