右斜め後からの１枚（その１１５）

２０１８年から主だった更新を別ブログ（２つ目のブログ）に移しましたが、残っている画像ファイルの容量を有効活用すべく「右斜め後からの１枚」シリーズを細々と更新しています。

表題通りバス車両を右斜め後から記録した画像を並べるという企画ですが、その月に記録した画像をメインにするという面倒なルールを課しています。

 

局番：Ｐ－Ｄ９０４．２０２１年８月東京都墨田区錦糸町駅北口で記録。

先月に続き、今月も錦糸町駅前で記録した東京都交通局の車両で更新。東京都交通局が２０１８年度に「フルフラットバス」として導入したスカニア／ボルグレンを右斜め後から。

「フルフラットバス」は中扉から後部にかけてもノンステップ構造の車両を導入すべく、東京都交通局が中心となり企画しました。この企画に乗ったのがスカニア社で、オーストラリアのボルグレン社製ボディを架装した輸入ノンステップ車です。
エンジンなどをフルフラットに対応した配置となっているため、後面窓は行先表示部だけとなっています。輸入車ながら非常口設備や車長・車幅・軸重などを国内の基準に収め、２ＤＧ－ＮＢ４Ｘ２ＢＶＪという型式も取得し、東京都交通局以外への販売も目指しました。

局番：Ｐ－Ｄ９０４．２０２１年８月東京都墨田区「錦糸公園前」交差点で記録。

左斜め前からの画像。

輸入車でも屋根には角型の換気機器を搭載していることが分かります。
塗装はノンステップバスの配色で大きくアレンジした「フルフラットバス」オリジナルデザインを採用しています。
後輪タイヤハウス部のシート配置や、赤色の手すりパイプなど特徴的な車内は一見の価値ありですが、硬いシートのため長時間乗車はご勘弁というのが正直な感想です。

国内型式を取得したものの他社採用事例は無く、東京都交通局も２０１８年度に導入した２９台で打ち止め。ベースシャーシーも２０２０年に製造を中止してしまったため、都内でしか乗れないレア車となっています。