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2018年から主だった更新を別ブログ(2つ目のブログ)に移し、こちらのブログでは画像ファイル残量の有効活用として「右斜め後からの1枚」シリーズを細々と更新しています。ただ、画像ファイルの残量が月1回くらいの更新くらいでは、すぐにいっぱいにならなかったのが誤算でした。

さて、「右斜め後からの1枚」は、表題通りバス車両を右斜め後から記録した画像を並べるというお手軽な企画です。2022年もお気軽さを多少でも減らすため、その月に記録した画像をメインにするというルールを課していきます。

熊本200あ504

熊本200あ504.2022年1月熊本市桜町バスターミナル近辺で記録。
2022年1回目の更新ですから何か未来を感じさせる車両を・・・ということで、今回は2020年11月から熊本城周遊バス「しろめぐりん」で運行している電気バスを右斜め後から。
ベースとなっているのはロングサイズの日野ポンチョで、運転席側の客席窓は固定ガラスとなっています。屋根には電気バスに関係するであろう、なんらかの装置を取り付けています。
車内も後部にバッテリーや電気バスに関係する機器を取り付けている関係で、客席は画像の非常口の辺りまでしかありません。このため定員が少なく、バスでいうところの小判ナンバーで登録しています。また、後面窓下中央部に四角い青色SOSランプを装備しているのも外観的な特徴となっています。
ボディは「しろめぐりん」既存車と異なる黄色ベースの全面ラッピングを施し、電気バスであることをアピールしており、車内にもバッテリーの充電量などを表示する小型のモニターが複数取り付けられています。




熊本200あ504

熊本200あ504.2022年1月熊本市桜町バスターミナル近辺で記録。
左斜め前からの画像。
1扉仕様で、扉側の側面窓も固定ガラスとなっています。開閉可能な窓は運転席の横だけなので、バッテリーの消費電力に敏感な電気バスにもかかわらずエアコン必須というのが少々気になるところです。

さてこの電気バスですが、後面のSOSランプの特徴から2012年4月から鹿児島県徳之島で期間限定で運行していた車両といわれています。2012年刊行の『バスラマインターナショナル131号』で徳之島に電気バスが登場したことを取り上げており、記事によれば当時の定員は27人で徳之島総合陸運の路線バスで使用していたとのこと。徳之島での運行終了後は、実験車両としておそらく様々な場所で運行していたのでしょう。この車両を産学官連携「熊本発EVバス」の技術を用いた電気バスに再改造し、現在に至るというわけです。

熊本市環境局のホームページによれば、現在の定員は25人で航続可能時間は空調不使用時で約60km、ヒーター最大使用時で約34km、充電時間は約2時間とのこと。今のところ充電時間を考慮した固定ダイヤでの運用となっています。
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