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自動車NOx・PM法という法律によって、首都圏・愛知三重圏・大阪兵庫圏の主要な 地域に登録されているバス・トラックは車検を取れる期間が定められました。 定員29人以下のマイクロバスや養護車等のリフトバスは初度登録から10年 定員30人以上は初度登録から12年 バスファンの中にはいわゆる八都県市のディーゼル車規制と混同している方も見受 けられますが、八都県市のディーゼル車規制は簡単に言えば走行規制。初度登録 より7年経った時点でDPFや酸化触媒装置を取り付けなければ、規制地域を走行す ることが出来ないというものです。NOx・PM法は国の法律でDPF装着の有無に関 わらず、対象地域に登録されている車両は有効期間を過ぎると車検が取れなくなると いうものです。先ごろ定期運用を外れた西東京バスのボンネットバスですが、 1:DPFを装着したことでディーゼル車規制対象地域の走行が可能 2:車両の本拠の位置がNOx・PM法対象地域外のため車検を取ることが可能 以上の理由から東京でボンネットバスを運行することが出来たのです。NOx・PM法 対象地域外の奥多摩に車庫があった西東京バスだからこそともいえます。 といっても、東京近辺のバス会社の多くはほとんど対象地域に営業所がある為、車両 入れ替えを活発に行うことになりました。ただし排気ガスの規制値をクリアする装置 (DPFとは異なる)を取り付ければ車検を継続してとることが出来るようになります。 一部バス会社に平成2年式が残っているのはこの為です。しかしこの装置を路線バス に装着する例は稀で、多くのバス会社はそろそろ95年式の代替を本格的に始めてい る状況です。 京王電鉄バスグループも95年式代替を行っており、いよいよU代JPの廃車が本格 的に始まりました。某鉄道趣味誌風に言えば「絶滅危惧種」でしょうか。 画像は多摩動物公園で撮影。この頃はまだ本数のあった動22。 京王の場合、社番に登録年が入っているので分かりやすいですね。京王は94年式 まで機械式ATのバスを導入していましたが、95年JP大量導入以降ニッサンディー ゼル一色の導入が続きます。この大量導入された京王JPが、今日のいわゆる「中型 巾の10.5m低床車」隆盛の礎を築いたといっても過言ではないと思います。そのよう な時代を作ったバスが京王での活躍に終止符を打つことは感慨深いものがあります。 (2007.8/10追記) PR |
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