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横浜市交通局のバスは現在96年度と97年度導入の車両の代替が進められています。 これは自動車NOx・PM法の関係していることは、拙ブログをご覧いただいている方なら お分かりの通りです。少し前までわんさか活躍していた機械式AT車も既に全滅し、ワンス テ車の廃車が進んでいることに年月の経つ速さに驚きを感じます。 なお、型式は「横浜市交通局 型式別在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル74号』 (2002),ぽると出版を参照しました。 局番:6-3592.KC-HU2MLCA(96年度車)。 ポツポツと移籍車として活躍事例も見られ始めたHU。 公営出身のMT車というだけでなく、エアサス+ワンステという付加価値付きのため移籍車 市場で大人気という噂。 局番:6-4470.KC-JP250NTN改(96年度車)。 京王では大増殖した中型幅の10.5m低床車ですが横浜市交通局では96年度限りの導 入にとどまりました。富士ボディ車は早速移籍車として活躍事例が見られます。 局番:6-4481.KC-JP250NTN(96年度車)。 京王でおなじみのマスクな西工ボディも導入。 富士ボディに比べると廃車が遅かったようなので移籍車事例はこれからでしょうか。 と、KC規制車の廃車が進んでいるにも関わらず、94年度に導入された車両が未だ活躍し ています。1台は定期観光の2階建てバス。こちらはUDのエンジンながら「型式不明」のた め自動車NOx・PM法の適用外となり車検を継続することが出来ます。もう1台はU規制車 の路線車、もちろん延命装置の取り付けはしていません。 バスと車検の関係シリーズ第3弾。今回はCNG車についてです。 4-4418.U-UA440HSN改(94年度車)。 横浜市交通局では唯一残ったU規制車。最後の全引窓仕様+旧塗装車でもあります。 側面の表記からもお分かりの通り、この車両はCNGを燃料とする車両です。自動車NOx PM法はディーゼル車・ガソリン車・LPG車を対象としているため、 CNG車は12年以上車検を継続して取得することが出来ます。 横浜市交通局で94年度のU規制車が活躍しているのはこの為です。旧塗装を今に伝える 1台として長く活躍してもらいたいものです・・・が、おそらくは近いうちに引退するものと予想 されます。CNG車は「高圧ガス保安法」という別の法律によって細かい規定があるからです。 高圧ガス保安法によってCNG容器(タンク)は2年に1度(初回は4年以内)「容器再検査」 を受ける必要があります。これだけなら検査を受ける限り、車検の継続取得は可能ですが、 容器自体に使用年限があります。 「容器検査の合格日から15年を越えて使用することはできない」 というもの。理論上は容器を交換すれば車両自体継続して使用することは可能ですが、そ こまでの莫大なコストをかけてまでバス車両を30年間使用するとは考えられません。 1994+15=2009 ということで、初期に導入されたCNG車の代替が行われているのは このためです。横浜市交通局の4418も間もなく終焉をむかえるのではないでしょうか。 なお、高圧ガス保安法やCNG車については社団法人日本ガス協会「天然ガス自動車フォー ラム」に分かりやすい説明があります。赤字の「斜字」 部は上記HPより引用しました。 PR |
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