細々と更新しています
更新にやや間がありました。ここ数日仕事で忙しいものの成果が出ず・・・、結果的に仕 事をしていないという日々が続いており、ブログ更新のモチベーションも上がりませんで した。たいしてアクセスも無いので問題ないと言えなくもありませんが。 さて、発表からいささか時間がたった話題で恐縮ですが、2009年2月8日付けの日本経 済新聞企業面に『現代自動車「ユニバース」日本バス市場に参入』という記事が掲載され ました。(以下斜字部は同記事より引用) 「ライン生産方式の採用などで価格を約2500万-2700万円と国産車に比べ2-3割安 く (中略)ウォン安・円高も生かし、年内に日本で200台の販売をめざす」とのこと。 先日たまたま見ることが出来た、ツアーバスで活躍する先行販売車の1台。 「現代ユニバース」は『年鑑バスラマ』でも既に掲載済みですし、バス業界に関心のある 方にとっては何をいまさらという話題ですが、このような形で新聞記事として取り上げられ たことは広報戦略的にひとまず成功でしょうか。 高速ツアーバス連絡協議会加盟会社などからおそらく既にまとまった台数の購入契約を 結んでいると思われるので、ある程度の販売台数の目処は立っているでしょう。それにプ ラスして最終的に200台の販売が出来るのか、「国産より2割安 」という武器がどれだけ 通用するのか気になるところです。 しかし「安さ」という武器だけでは通用しなかったこともまた事実です。 現代ユニバースよりひとあし早く2005年に日本市場に参入した「大宇」。 こちらも国産より安いという触れ込みでした。新免と呼ばれる貸切バス事業者を中心に 導入が見られ、ツアーバスで活躍する姿を見かけます。当初は縮小著しい日本の観光 バス市場を席巻するのではと事業者からも注目されましたが、これまでの輸入車がネッ クとなった整備・保守面の問題・その他様々な事情もあり予想以上の台数は出ませんで した。その後輸入車にも新長期排ガス規制が適用されることになり、事実上撤退状態 ともいえます。 「安さ」を武器にしたのは何も韓国メーカーだけではありません。 九十九里鐵道社番101. 古くはRA46シリーズで経済性を追求した観光バスを販売した日産ディーゼルです。 マニア的通称UDPこと日産ディーゼル・フィリピンを設立し、いわゆる逆輸入車として販売 された「ユーロツアー」も安さを武器としていました。東京空港交通では大口購入契約を結 んだことで、一時期はこの車両ばかりの感がありました。 ユーロツアーは日本製のエンジンを搭載しているということで、これまで輸入車のネックと なっていた部品供給面の不安を半分ほどクリアし、しかも安いということで注目されました。 しかし、こちらも現地工場の生産能力の問題に加え、当然ながら汎用性の無いボディ部品 や内装の問題、その他こちらも諸事情あって撤退の憂き目に。 現代ユニバースは「各地に整備拠点を持つヤマト運輸や輸入車販売大手のヤナセと 協力し、全国的なサービス体制を整えた」とのこと。とはいえ、国内ディーラーでさえ解決 することが難しかったメンテナンスにどこまで対応することが出来るのかが注目されます。 安いだけでは結果的に通用しない、厳しい日本のバス事業者の要望にどれだけ応えること が出来るのか?、一バスマニアとして興味深いところです。 PR |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(10/21)
(09/15)
(08/21)
(03/21)
(02/26)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Mrジョソ(名前変えたい)
性別:
男性
趣味:
むかし話
自己紹介:
野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
ブログ内検索
アクセス解析
|