細々と更新しています
以前紹介した「環境対応車への買い換え・購入に対する補助制度」。書いた頃と実際に 施行されてからで思い違い箇所がありましたので、修正させていただきます。 経済産業省による「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」は、いわゆるエ コカーを買えば税金を優遇するというものなのですが、バスやトラックにも適用されます。 なんでも新長期規制対応の新車を導入すると大型車で90万円の補助が出るようです。 さらに初度登録から13年経った車両を廃車し新長期規制の車両を導入すると倍額の180 万円の補助となるから驚きです。 拙ブログを長く覗いていただいている方ならお気づきでしょうが、この補助制度に不思議な ところがあることにお気づきになると思います。廃車を伴う補助金対象となる車両が初度登 録から13年という点です。自動車NOx・PM法で車検の有効期間は12年間であり、うまい 具合に代替台数がある程度見込まれる地域の車両入れ替え台数分を除いていると最初は 考えていましたが、これは誤りでした。 車齢13年という考え方は、13年車検を取るというわけではなく、 1.廃車する車両の初度登録年月日から代替購入した車両の登録日までの期間が13年 2.新車登録後に廃車する場合、引き取り業者に引渡した日までの期間が13年 であればよく、新車登録と廃車手続きは前後3ヶ月以内とのこと。 社番:M79608. ということで、前倒し車検等でギリギリまで使用した96年車などは移籍車として活躍する ことは無さそうです。 なお、13年以上経った廃車代替を伴わない場合も半額の90万円は出るようですから、一 応自動車NOx・PM法による代替もカバーしているのですが、やはりこの補正予算が地方 に手厚くしているのかなと思う次第 (2009年7月24日一部修正)。 (画像の事業者と本文は関係ありません) ただ、バスでさえこのあたりの車両が現役な地域もあることを考えれば、バス以上の台数が 存在する自家用車やトラックなど環境対策と景気対策というお題目はあながち間違っては いないのかもしれません。 気になるところは、13年を越えた車両の入れ替えに補助金が出ることになったということで バスの代替計画にどれだけプラスアルファがあるのかということ。大型バスで180万円と 乗用車に比べれば高額な補助金ですが、バスの新車購入金額に比べれば10分の1以下 でしょう。非常に厳しいと言わざるを得ない地方のバス事業者にとって、補助金が出るので 代替を検討すると言うところまでにはならないような気がします。たまたま今年代替を予定し ていた事業者はラッキーだったという程度でしょうか。 ただ13年経った車両が180万円の価値を生むことになったのは魅力的に写りそうです。 しかも今回の補正予算は「地方バス路線維持」なんていうのもありますので、長く使わざる をえなかった大型&中型の古参車が このあたりに代替され、大淘汰される1年になることも考えられます。 また、移籍車導入を中心に代替を行っている事業者も今年は台数が少ないながら新車の みということも考えられます。 このあたりの車両が地方で大活躍するかと思いきや、13年の基準でどこまで移籍事例が あるのかと。もっともこの車両の場合、部品供給が細っている富士重工ボディということで 補正予算に関わらず数台のみなのかもしれませんが。 また、補助金を受けるには車両の解体が条件ですから、ナンバーは無くなったものの車庫に 放置ということはありえません。よって富士ボディの5E・6Eやら旧エアロバスなどあっという 間に消えてなくなる可能性も無いとは言い切れません。 あまりバスマニア界でこの補正予算についての話題がありませんが、こういったことも気に してみたいものです。 そういえば都内でも明らかに13年を経った車両が活躍していました。 意図せず180万円の価値があることになりました。 PR |
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