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年が明けたと思えば、もう1ヶ月過ぎようとしています。そして今月もなんとかブログの更新
を12回することが出来ました。しかし内容は無いし、もはや更新回数を維持するだけの感。
これで良いのかどうか疑問に思いながらも、月末恒例バス雑誌の感想という名の気分転換、
奇数月はバスマガこと、『バスマガジン 39号』です。

まずは特集を掲載順にざっくり紹介。
巻頭は「昭和末期に誕生!今日のスタンダードを作り出した新性能バス・テクノロジー」。
スケルトン構造や初代エアロバスなどの高級観光バスの地位確立・ダブルデッカーなど、
現在に続くバスの構造・種類・技術を紹介。

1822.JPG









福島22か1822.
昭和生まれと判明している小生手持ちのエアロバス画像はバスマガジン同様に福島交通
のものだけですね。他に無いなら並べなきゃいいんですけどね。
ちなみにこの特集は前号の予告で「昭和末期に生まれたバスたちの「先端技術」とその終
焉」でしたので、内容が180度変わりました。終焉ということで、いよいよ機械式AT特集?
と、勝手に思っていたので少々ガッカリ。これは超個人的意見なので問題ないでしょう。

2010年3月26日でバス事業から撤退する姫路市営バスを取り上げた「さようなら、姫路市
営バス」。カラーページで現況、白黒ページで歴史と丁寧な作りの特集です。小生は昨年11
月に姫路市営バスに乗車しましたが、路線移譲への最終段階ということもあり路線数に比べ
て多い保有車両など随分非効率な印象でした。
現在の在籍車両は「神姫バスが希望すれば有償で譲渡」されるとのことなので、

359









姫路200か359.KL-UA452KAN改(04年車)。
このあたりは他事業者への移籍車もあるのかなと勝手な妄想。

「「東北おトクパス」で全18社のバスに乗る」は、2009年12月から実証実験として期間限
定販売を開始した3日間乗り放題のフリーパスを利用して、参加している全18事業者の高
速バス乗車記。全18事業者に乗車するため行程は仙台を基点に行って戻ってを繰り返す
という、某番組のサイコロにも似た一般受けしそうにないところがマニア雑誌らしいところ。
苦行にも似た行程ですが、小生的に嫌いではない内容です。

536









いわき22か536.
ということで「東北おトクパス」で乗車可能な高速バス路線の例。いわき~郡山~会津若松
を結ぶ福島県横断路線。浜通り・中通り・会津の3事業者で運行していますが、古参車あり、
スーパーハイデッカーありと共同運行とは思えない使用車両のバラエティさです。

「ヒュンダイ・ユニバース導入事業者カタログ」は題名の通り。導入事業者それぞれのオプ
ションや仕様をまとめています。

orion-1238









小生が見たのは未だにこの画像を記録した1度だけですが、40台以上導入があるとのこと。
大宇はあまりにもアレでしたが、ヒュンダイ・ユニバースはどうやら国内メーカーの脅威となり
つつあるようです。


今号のバス会社潜入レポートは「名古屋市交通局」。

NS-56









局番:NS-56.PJ-LV234N1(06年車)。
拙ブログで昨年末に記録した車両を並べたばかりですな。
例年の新車導入時期から、まもなく3扉車は代替完了でしょう。さらには多数在籍する98
年の中型・小型車もどのくらい代替されるのか気になるところです。BJエディターズのハン
ドブックシリーズ発刊以降のリストが揃いましたので、以前のエントリをいずれ修正します。

「今号の気になりバス事業者」は鹿児島県奄美大島の「道の島交通」。旧称岩崎バスで、
いわさきグループの奄美交通撤退の撤退(バカボンのパパ並の表現)で競合状態となった
ことは記憶に新しいところです。奄美交通からの事業譲渡でCDMも移籍し活躍しているこ
とは驚きです。
「いすゞ純正バスボディ大研究」の4回目は1979年~84年までの中小型車編。千葉中央
バスの旧塗装車などいつもながらマニアックな掲載写真は必見。ぜひ写真集を出して欲し
いものです。「愛しのバスたちよ」は岡山県。「全国バスターミナル探訪」は大阪府の「OCA
T(港町)バスターミナル」です。
「乗降ドアの変遷」ドアは「中4枚折戸」です。

238.jpeg









社番:238.
首都圏では珍しかったツーステップ中乗り仕様の中扉4枚折戸の例。整理券発券機が両
側にあるのもポイント。

バス子さんは立川バスのリラックマバス2号車を紹介しています。

J730









社番:J730.
内容は華を添えるっていうやつですなと適当な感想でご勘弁。

移籍車クイズは一般路線バスから2009年に撤退したJR東海バスの判別法を紹介。
次号へのクイズは函館バスで活躍する側面逆T字窓で中扉引戸のいすゞU-LV324L
富士ボディ移籍車の元事業者を出題。北海道で活躍する車両の出題が続きます。

C2562









社番:C2562.
中扉上の照射灯が斜めに取り付けられていることやL尺のワンステップ車から京浜急行バ
スグループの車両です。ちなみに画像はKC規制車なのでWBが異なります。昨今の移籍
ラッシュ状況からとっくに京浜急行バスは出題済みと思っていましたがまだでしたね。出題
車両のいすゞ富士ボディは京浜急行でも鎌倉のみ配置された少数派というのは出題者のこ
だわりなんでしょうか。

路線バス全方位レポートは「大分県」。後半はハイエース名鑑ともいえるほど小規模事業
者によるコミュニティバスが目立ちます。

12579









相変わらず細かいところに物言いで申し訳ないのですが、大分バスといえば九州では少
ない富士ボディ積極導入ユーザーですので5Eの掲載写真もあれば良かったのですが。
スペース的にやむなしというのは重々承知しているのですが。

次号予告は「意外に多いバス事業者独自の仕様・徹底レポート いすゞエルガ編」。

I073









局番:I 073.
モケットの違いやシート配置等内装に関しては事業者毎に仕様が異なりますが、外観は
屋根上機器や行先表示機の位置などそれほど大差無い印象なだけに、どれくらい意外な
ところが出てくるのか楽しみです。
前号の予告にあった「バス顔今昔物語」は次号持越しとの事。ということで前回同様に元
祖1つ目レインボーやオーバルライトなREなんかも取り上げてほしいものとコピペ。
また、新連載企画で「事業者別この1年の話題を振り返る」。第1回目は関東バスほかと
「ほか」がどれくらいなのか気になるところ。

B1301









2009年の関東バスは3扉車代替の大型ワンステップ車導入、大型短尺やJPの代替、
ケイビーバスの消滅、さらにはまさかのフロントに社紋表示復活など盛りだくさんなだけに、
どうまとめるのか楽しみです。それにしても関東バスは某グラフィックといいマニア誌から
愛されてますな。

というわけで今号は姫路市営バスや名古屋市交通局など公営バスを中心に全国各地の
様々なバスに関する記事が盛りだくさんな1冊です。巻頭特集見開きページのフレーム部
分を写したものは多分上下逆だと思いますが、それもバスマガらしさでしょう。やはり色々な
地域、いろいろなかたちの「バスが好き」という記事がないと面白さは無くなってしまうことを実
感しました。まあ何と比べたのかは書くまでも無いでしょうが。
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