細々と更新しています
夏がこんなに暑いとは。梅雨明けとともに連日の猛暑、雨が降っても蒸し暑い、体がつ いていきません。もう若くないんだなとこういうところでも実感。こんな時は出かけないで 読書にいそしむということで、月末恒例バス雑誌の感想という名の熱中症、奇数月はバ スマガこと、『バスマガジン 42号』です。 いつも通り、特集など気になったものをざっくり紹介。 巻頭は「ポスト新長期排出ガス規制適合車試乗チェック&テスト」と題した大特集。編集 時点で発表されている日野と三菱ふそうのポスト新長期排出ガス規制適合車(LKG・L JG規制車)を紹介。セレガやブルーリボンハイブリッドなど多少のモデルチェンジもある ようで、今後の登場が楽しみ。タイトルの通り試乗記事もあり、バスマガジンは自動車雑 誌の別冊だったんだなと思い出させる内容。もっとも今号からバスマガジンMOOKとあ り、独立したようですが。 局番:0-1700.横浜市交通局の2010年度新車。 誌面では触れられていませんが、厳しい排出ガス規制をクリアするための開発コストも あり、発表されているメーカー価格は現行モデルに比べると大幅にアップしています。 このため一部事業者では例年より前倒しして現行モデルを導入しているところも見られ ます。環境にやさしいとはいえ、乗客数の増加が見込めない現状では高価な新車を今 までのように導入するのは難しいことなのかもしれません。 社番:M21053. もちろんケチなこの事業者も例年より早い導入を行っています。 RN・RMの代替はKRでしょうが、JPとUAノンステの代替が気になります。 続いては「共同運行路線の現状」と題したレポート記事。対象は一般路線バスで、都内の 路線を中心に紹介しています。共同運行路線のメリットなど色々と書かれていますが、一 般路線バスの共同運行路線は路線免許エリアの兼ね合いによるものが一番の理由では ないかと思います。 競合の末、共同運行に至ったという例もあります。 沖縄本島屈指の頻発路線である89番糸満線も琉球バス交通と沖縄バスによる共同運行。 頻発路線だけでなく、北部ローカル線も共同運行となっています。 白黒ページには「運賃表示器&車内案内表示器のしくみとメニューをすべて見せます!」 と題した運賃箱に続く装置機械紹介特集。 「今号の気になりバス事業者」は群馬県の「日本中央グループ」。バスラマの事業者訪問 はシルクライナー運行前の紹介でしたので、以後の日本中央バスの発展が分かる内容。 もちろん所有車両データの掲載もあり、丁度拙ブログでは群馬県内で見たバス画像よせ 集めを更新していることもあり、小生としては良いタイミングで取り上げてもらった感。後日 該当するエントリに型式等を追加していく予定。 社番:M-1134. データは2010年6月30日現在ですが、それ以降に新たな移籍車が登場しています。 またまたUA初期型ノンステップバスを導入、今回は西武バスからでしょうか。導入コス トの関係でしょうか。ZFのAT車を懲りずにというかなんというか。「NON STEP」の表 記がカッコよくなっています。 また、日本中央グループの創業会社である「上電タクシー」が上毛電気鉄道と資本関係 が無いことも分かりました。京王交通みたいなもんですな。 バス会社潜入レポートは私的整理に関するガイドライン手続きを申請し、グループ再生を 行っている「アルピコグループ(松本電気鉄道・川中島バス・諏訪バス)」。ファンが多い 事業者ですから、この紹介は待っていた方も多いのでは。せっかくなので小生の記録し たアルピコグループ各社の画像を。 社番:10194.KL-MS86MP(01年車)。2009年に記録。 社番10000代は松本電気鉄道。掲載リストによると、この車両は現在川中島バス白馬営 業所にグループ間移籍し、社番45194となっています。 社番:29043.KC-RA550RBN(99年車)。 社番20000代は旧アルピコハイランドバスの貸切車。たまたま増車便として活躍している ところを記録しましたが、これがグループ唯一のUD車だったとは。 社番:30630.KL-MS86MP(00年車)。 社番30000代は諏訪バス。社番の付番方法はグループ各社で異なり、年式を組み合わ せたものから登録番号までマチマチ。 社番:40535.KL-RU1FSEA(05年車)。 社番40000代は川中島バス。セレガR最終導入の1台。 画像は全て新宿駅西口で記録。移籍車が多く活躍しているのだから見に行けば良いの ですが、なかなか足が向かず。 事業者別この1年の話題を振り返る「Things happened in a year」。今回は小田急バス。 社番の車体標記の変更や運行の見直しなどもありましたが、 社番:A5129.KC-MP317M(97年車)。 やはりツーステップ車の代替完了が大きな話題でしょうか。 社番:A203.KK-LR233E1(99年車)。 代替と言えば、宿44の顔ともいえた7mのエルガミオも1両を除いて代替されたことに驚 きました。ここ数年車両を目一杯使い続ける印象のあった小田急バスで、まさかエルガミ オが廃車されるとは。 社番:A359.PDG-LR234J2(10年車)。 現在の宿44は9mのエルガミオノンステップ車メイン。時間帯によって7mでは大混雑の 便もありましたので、利用者側から見ればこの置き換えは喜ばしい限り。 「乗降ドアの変遷」は「両開き引戸」。 沖縄200か572. 乗降時間の短縮に威力を発揮するものの、やはり「必然性が低いこと 」から限られた事 業者、用途でしか見られませんでした。それにしても、なかなかマニアックな扉仕様を解 説する連載です。画像は中扉を使用している数少ない移籍事例から再掲。 移籍車クイズは国際興業バスの判別法を紹介。 次号へのクイズは広島バスで活躍する黒サッシ窓で中扉引戸のKC-UA460HSN。 以前から書いていますがUDの大型路線移籍車両の供出元はほぼ限られ、H尺と短尺 の移籍車は都営か西武か東急、前後扉なら大阪市営がほとんど。黒サッシということで 社番:KA1803. 東急バスということになります。 もっとも、今後川崎市営や相鉄などの移籍事例も多くなるでしょうから、こんな乱暴な判 別ではなくしっかりと確認ポイントを抑えておく必要がありそうです。 路線バス全方位レポートは「山口県」。 山口200か178. 小生の山口県訪問地は岩国のみ・・・。岩国市交通局も市が全額出資した子会社「いわく にバス」を設立し、今後の動向が気になります。画像の島耕作バスなど趣向を凝らしたギ ャラリーバスは全て「いわくにバス」に移管済みとのこと。 後半は乗合タクシーの運行状況を一覧表で紹介。 次号予告は「まだまだ登場!ポスト新長期排出ガス規制適合車」、そして「さようなら西日 本車体工業」と題した連載もスタートするとのこと。 というわけで今号は巻頭のポスト新長期排出ガス規制適合車特集がボリューム満点の1 冊。このため「全国バスターミナル探訪」などいくつかの連載は休載です。特に「いすゞ純 正バスボディ大研究」も休載だったことから新型車の印象を強く感じる1冊ともいえます。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用、型式・年式は掲載データを参照しました。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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