細々と更新しています
今年の当初予想は冷夏だったはずなんですが。 事業者訪問は「大分バスグループ」と「ビィー・トランセグループ」の2グループを紹介。 まずは大分バスグループ。大分交通グループと亀の井バスが既にバスラマの事業者訪 問で掲載されているので、大分県内事業者で残るは日田バスといったところでしょうか。 現在の大分バスは2005年に整理回収機構の支援を受け西鉄や大分の地元資本が中 心となっています。内容を読む限り、過疎化に加えて貸切事業の低迷、ツアーバスの台 頭、高速道路無料化と大分バスを取り巻くバス事業環境に明るさが見えないことが分か ります。「地方の非採算路線を多く抱える地域の分離子会社化もその一環で、生活の足 を守る努力を続けてきました。(中略)最初の10年は地域の実情に合った規模にスケー ルダウンして均衡を図ろうとしてきましたが、既に新車も購入できないほど体力が弱くなっ てしまいました。これからの10年も地域からの収益には期待できそうにありません。 」 地方のバス事業の難しさを感じずにはいられない文章は必読です。 もちろん大分バスグループの車両アルバムも充実した内容。もちろん社番の読み方も 掲載し、小生の疑問も解決しました。メーカー毎の単なる連番だったとは・・・。 社番:42143.KC-MK219J改(96年車)。2009年に記録したものを再掲。 まず現在大分バスに在籍する中で最も少ない三菱ふそう車。MKの一般乗合車はこの車 両のみとのこと。珍しい車両だったとは知りませんでした。 社番:12573.P-HT233BA改(88年車)。2009年に記録したものを再掲。 富士5Eボディの日野車は「大半がまもなくの引退が予定されている 」とのこと。年式的 に仕方が無いこととはいえ、残念。 このほか、アーカイブスとして富士6Eボディの1つ目RJや、サロンバスの内装そのまま で乗合転用された車両なども掲載。かなり濃い内容ながら掲載はごく一部とのこと。次号 の掲載内容が気になります。 続いて「ビィー・トランセグループ」。この名前だけではピンときませんが、千葉の平和交通 やあすか交通(旧団地交通)、そして西岬観光を統括する「旅客事業株式会社」のグルー プ名となります。大分バスとは逆に、人口集積地における事業への取り組みを紹介してい ます。統括会社名の「旅客事業」の通り、「旅客輸送以外の仕事-いわゆる関連事業には 進出せず、お客様の移動をサポートする事業に専念する方針 」としており、バスにこだわら ず、ニーズに合った輸送形態を提供していることが分かります。 この垣根の無さは元々タクシー会社の西岬観光から事業をスタートし、団地輸送の乗合タ クシー事業から団地交通・平和交通が成立した経緯からともいえ、現在もバスやタクシー を柔軟に組み合わせて地域住民への足として様々なサービスを提供しています。 せっかくなので、ここで小生の記録した平和交通・あすか交通の車両画像よせ集めでも。 出来るだけ掲載の無い車種・塗装を並べていきます。 <平和交通> 社番:374-060HN52HV.ACG-HU8JLFP(06年車)。 まずは千葉県初のハイブリッドノンステップバス。幕張地区の担当車両は黄色の「BAY TOWN BUS」カラーとなっています。 社番:511-033M261.KL-MS86MP(03年車)。 東京駅からの城西国際大学スクールバスをメインに活躍する折戸のエアロバス。新型セ レガ導入前の早朝・夜間高速バス兼用車のため、社番は既存路線車と同じ法則(2:ツー ステップ、6:50人以上定員立席無、1:トップドア)で付番されています。 <あすか交通> 千葉200か1260.KK-RJ1JJHK改(04年車)。 2両のみ在籍するRJワンステップ。バスラマ掲載写真がリヤ側でしたので、左斜め前か らの画像を並べておきます。近隣のショッピングセンター送迎を中心に活躍している印象。 千葉22か4121.KC-RR1JJAA(97年車)。 つづいて平和交通からグループ間移籍したRR。黄色の塗装から分かるように、元は幕 張地区の路線開設時にあわせて導入した車両。幕張地区担当を外れた際に「BAY」表 記を消しています。掲載リストを見る限り現在も路線登録となっていますが、こちらは舞 浜地区ホテル送迎など特定運用がメインの模様。 千葉200か1239.KK-RR1JJEA(04年車)。 企業送迎で活躍するメルファ。団地交通が90年代に導入した貸切車は濃緑色のアクの 強いカラーの車両が中心でしたが、近年導入の車両は一転してクリーム色や白色など あっさりしたものとなりました。 千葉200か1090.KC-MK219J(96年車)。 そしてスクールバスで活躍するMK。登録番号から分かるように移籍車とのこと。 平和交通やあすか交通では高年式の移籍車も導入しています。 残念ながら「ビィー・トランセグループ」のアーカイブスは無し。大分バスに比べれば新し い事業者なので仕方が無いのかもしれませんが、団地交通名物だった小判ナンバーの RJなど見たかったところ。平和交通に関してはほんの少し前に記録した画像を並べてい ますので宜しければこちらを。 連載のバスのカタログは「日野スケルトン大型観光バスRS系(前編)」。談合坂SAで撮 影したという仮ナンバーで車体標記を隠した珍しい写真も掲載。このほか「タイヤの常識 ?非常識?」も掲載。ちなみにこのほかの連載や特集と事業者訪問2社掲載の関係で 休載となっています。次号予告は連載を中心に書かれているだけで、要は秘密というこ と。事業者訪問がどこになるのか気になります。 今号は小生的に気になっていた事業者が事業者訪問に掲載されたので当然「買い」とな る1冊。まあいつも買っていますが。他にも都市間バスの座席サービスなど、後々資料的 に役立つことになりそうな内容でもあります。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。 PR |
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