前橋で見たバス（２０１０年編その３）

先日群馬県の前橋へ出かけました。前橋は少なくとも年に１回は所用で出かけるところ
ですが、今年は来訪機会が多いようで、梅雨時期以来２度目の訪問となりました。

今回は「前橋で見たバスその３」ということで、特に様々な車種を記録することが出来た
永井バスこと永井運輸の乗合バス画像を小型→中型→大型の順に並べていきます。
永井運輸は元々トラックによる運輸事業からスタートした事業者です。その後タクシー・
貸切バスと事業を拡大し、１９９３年に廃止代替バス運行によって路線バスに参入しま
した。塗装はタクシーなどと共通の白地に緑と水色のラインの爽やかなものとなってい
ます。ちなみに今回並べる一部の車両は、２０１０年編その２と重複しているものもあり
ますが、せっかく記録できたと言うことでご容赦を。もしご覧になられてない方、忘れてし
まった方は、御参照いただければ幸いです。

なお、型式・年式は「永井運輸 所有車両４４台全データ」『バスマガジン２１号』（２００７），
三推社/講談社 を参照しました。

＜小型車＞










群馬２００え３３３．
まずは前橋市のコミュニティバス「マイバス」西循環線で活躍する新ポンチョ。
画像の３３３と７７７の２台が専用車両として運行しています。関越交通運行の「マイバス」
と同車種ですが、塗装デザインは異なります。





















群馬２２あ３０８６．ＫＣ－ＲＨ４ＪＥＡＡ（９７年車）。
永井運輸は９３年の廃止代替バス参入にあたり、７ｍサイズの日野ＲＨを３台導入。
画像のＲＨは９７年に増備されたＫＣ規制車。既にワンステップのＲＮが販売を開始して
おり、ＫＣ規制車のＲＨを乗合車で導入した事業者は熱心な日野ユーザーを除けば少
ない印象。

＜中型車＞










群馬２２あ２９６３．ＫＣ－ＬＲ３３３Ｆ（９６年車）。
乗合車は日野車中心の永井運輸ですが、９６年の代替バス運行にあたって導入された
のは「いすゞ」のＬＲ短尺車。まずは群馬の路線バスでおなじみのサントノーレ 広告を貼
り付けた車両。　　　











群馬２２あ２９６４．ＫＣ－ＬＲ３３３Ｆ（９６年車）。
ＬＲの短尺車は４台在籍。ＬＲは担当路線の関係なのか、ラッピングや広告を貼り付けた
車両が多数。





















群馬２２あ３２９０．ＫＣ－ＲＭ２１１ＧＡＮ改（９９年車）。
永井運輸初のノンステップ車は西工ボディのＵＤ。永井運輸は４メーカー在籍しています。
前回並べたときとの相違は、交通安全ラッピング車となっていたこと。











群馬２００か３９８．ＫＫ－ＨＲ１ＪＫＥＥ（０３年車）。
ノンステップ車の増車は日野ＨＲ９ｍ。まずはＫＫ規制車。





















群馬２００か５２１．ＰＢ－ＨＲ７ＪＨＡＥ（０５年車）。
国交省仕様ノンステップ車となった０５年導入車。０４年導入車は２０１０年編その２を参
照のこと。





















群馬２００か５９７．ＰＫ－ＨＲ７ＪＰＡＥ（０６年車）。
０６年導入車は１０．５ｍサイズへ。リヤ側も記録できたので並べておきます。

＜大型車＞










群馬２２あ３１４３．ＫＣ－ＨＵ３ＫＰＣＡ（９７年車）。
０１年より運行を開始した前橋大島駅線、こちらは廃止代替バスではなく自主運行路線と
のこと。通学路線ということで大型車が活躍していますが、土日祝日並びに夏・冬・春休み
期間中は運休と完全に利用者の需要にあわせたダイヤとなっています。この割り切り方が
無ければ、マイカー王国の群馬ではやっていけないということなんでしょう。
まずは日野の長尺車。視野確認窓に高出力エンジン、エアサス車とこだわり車です。





















群馬２００か６８５．
こちらはバスマガジン掲載以降に登場した中扉４枚折戸のニューエアロスター。元は従
業員送迎の自家用だった車両とか。前橋大島駅線は７月末を除けば２台運用のダイヤ
となっており、訪問日は画像の２台で運行していました。元都営バスの日野車はこれで
代替されたのでしょうか。