細々と更新しています
気がつけば12月も半ばを過ぎ、1年経つのが あ っ という間と思う今日この頃。 1年も残り僅かとなれば忘れてならないこの1冊、『年鑑バスラマ2009→2010』の感 想っぽい独り言として簡単にまとめます。毎度ながら型式の確認のためにも必要な1冊 となっています。 年鑑バスラマは例年、巻頭特集・本編ともいえる「国内バスカタログ」・歴史編の3本を中 心に、巻頭カラー頁に国内バスハイライト・巻末に資料編という構成となっています。 今号は巻頭特集を「次世代のシティバスを考える」と題した特別寄稿とし、後半の歴史編 に特にボリュームを割いた構成となっています。 まずは年鑑の「顔」といえる国内バスカタログ。ポスト新長期排出ガス規制施行に伴い登 場した大型モデルが今号の見所です。 社番:た11. ということで画像は「AT」のみで話題となった三菱ふそうのMP。南大沢であわてて記録 したへっぽこ画像で失礼。東京都交通局の2010年度入札にMPがまさかの落札で、 都区内を中心に見る機会が増えつつあります。 しかし、ここ数年メーカーによる車種統合が進み、国内バスカタログの掲載車種は減少。 カタログページも薄くなる一方。昨年はなんとか対前年プラスの掲載車種でしたが・・・ 社番:1030. 今号はUDトラックスのバス全車種が消えた影響もあり、大幅に減少しました。 画像は船橋新京成バスに2010年登場した西工ボディのRA、後面の「BUS」表記は反射 材?それにしても船橋・習志野新京成などUDユーザーは2011年以降の導入をどうする のか要注目。 UD車種以外にも10.5mサイズのみとなっていた日野HR、セレガハイブリッド、三菱ふそ うエアロスターエコハイブリッドも今号では姿を消しています。 明るさの見えない国内バスカタログで、威勢が良いのは現代ユニバース。巻頭言によれば、 販売台数は100台を超えた(広告によれば120台を突破とあり)とのこと。ツアーバス系 だけでなく、老舗事業者にも導入事例が見られるサプライズもありました。 相模230い1002. 画像はリヤ側のみですが、ツアーバス用途で活躍する旅バスのユニバース。 2010年には尿素SCRシステムを採用したLDG規制車を登場させ、2011年にどれだ けシェアを広げるのか注目です。一方で韓国輸入バス元祖の大宇は再び中断とのこと。 こちらはもうフェードアウトになるのでしょうか。 歴史編は2つ。まずは「あの日もバスは走っていた バスエンスージアストの目に触れた 素顔のバス達」と題し、1970~80年代の「普段着の姿 」のバス記録集。型式写真では なく、あくまでも全国各地のバスのある日常風景を集めた面白い内容です。 掲載写真の中で、小生の注目は1982年に会津若松駅前で会津乗合自動車のいすゞ 中型車を記録したもの。当時の会津乗合自動車は中型車に後扉を装備しており、かつ 「しめきり」ではなく使用していたこと。いつからトップドアになったのか?調べたいところ。 画像は2010年に記録したものですが、解説にあるように1982年当時と風景がほとん ど変わっていません。約30年の間に、サティが増床で背景となり、閉店で建物が解体さ れ、結果的に1982年の風景に近くなったということもあるのですが。 2つ目は「去り行く関東バスの3扉車 ’60~’70年代の車両の足跡」。東京の関東バス で2011年度に全車引退が決まっている3扉車を偲び、誕生初期から70年代末期まで の車型を紹介した力作です。バスコレクションのシークレットで登場した、北村車体の関 東バス3扉車の実車写真を見たのは初めてかも。 社番:B5158.2009年に記録。 ターミナルで3扉開放する関東バスではありふれた場面。間もなく姿を消すことになると は信じられません。 社番:C3476.2009年に記録。 せっかくなので関東バスの3扉車をもう1枚。この簡易塗装も関東バスが色々とコスト削 減に躍起になっていた頃の徒花的存在。 どちらも年鑑バスラマの歴史編では珍しく1970年代をメインに紹介した内容で、あの競 合誌を少なからず意識したものと考えられます。とはいえ、ここ数年の歴史編は編集長の 思い入れが強すぎて個人的な歴史編というような内容でしたから、この思い切った方向転 換はYESです。 今年の年鑑は久々に読み応えのある1冊です。国内バスカタログの比重が年々減ってき ているだけに、歴史編や巻頭特集に魅力が無ければ年鑑バスラマ自体の存在が危ぶま れます。来年はまたバスラマ誌を簡単にまとめただけとか、絵画、1950年代だけとか勘 弁してください。 2011年は中型車も9月よりポスト新長期排出ガス規制対象となります。おそらくこのタイ ミングで三菱ふそうから中型モデルが発表されるものと推測。今から来年の国内バスカタ ログを考えるのもアレですが、輸入車の動向が鍵を握ることになりそうです。 PR
無題
確かに今年は、色々ありましたね。
西工の解散、三菱ふそうはAT車の登場など色々ありましたね。 来年は、どんな話題が出るのか楽しみですね。 沖縄のバスも、色々ありました。 来年はノンステバスぐらい来てくれないかな・・・。 沖縄のバスにも変化があったので報告します。 琉球バス交通の富士5Eが急激に数を減らしています。 120番でも残り1台になってしまい、那覇バスターミナルでも1、2台しか見かけなくなりました。 多分、来年ぐらいにはさらに数を減らすのでは?と思います。 また変化があったら報告します
Re:5E激減
沖縄のバス様いつもコメントありがとうございます。
琉球バス交通の日野&UDの5Eが激減とは。横浜市営などの5E移籍車は 状態が状態だけに納得。 ただ120番などの自社発注5Eは年式的によくぞここまで走っていた という状況にかわりありませんが、代替車両が長距離に不向きな移籍車 なら嫌ですね。久茂地交差点で見られる車両も1年で随分変わっていそ うです。今年の更新はまだありますので、もう少々お付き合いのほどを。 ※重複していたコメントは編集しました |
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