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2月も終わりに近づき、ようやく厳しい寒さから徐々に暖かさを感じるようになりました。
かと思えば、翌日は寒かったり。天気の移り変わりが速さも春の訪れということなのでし
ょう。それにしても新ネタ確保をと意気込んだ2月の3連休は雪で出鼻をくじかれ、結局
2010年ネタでブログ更新する有様。更新回数はノルマにしないと考えているものの、な
んだかんだで12回更新している自分がいます。
さて、この「雑記」こと雑な記録のカテゴリーも今回で100エントリ目、記念すべき節目の
ネタは、月末恒例バス雑誌の感想という名の恒例行事。偶数月はバスラマこと、『バスラ
マインターナショナル124号』です。

今号はレポートやレポート的なものが中心となっており、特集と銘打ったものはありませ
ん。ここでは小生的に気になったものをいくつか取り上げていきます。

目次のトップを飾るのは「連接バスのニューフェース」。連接バス関連のニュースをまと
めたレポート的なもの。岐阜乗合自動車で3月より運行する「清流ライナー」ベンツシター
ロG、いわさきバスネットワークで運行予定の京成バス移籍車のボルボ、そして京成バス
「シーガル幕張」5台増車、の3題について紹介しています。

4826









社番:4826.
画像は京成バス「シーガル幕張」で活躍する第一次導入車。今回導入した増車により、
ダイヤ改正を行う予定 」とのこと。今年のマリンスタジアム観戦で見たいものです。
いわさきの連接バスは・・・、どうなるんでしょうか。詳細は次号との事。

レポートで小生的に気になったのは、やはり「AT搭載の最新シティバスの実力を探る 東
京都交通局の場合」。大型乗合車モデルではATのみとなった三菱ふそうMP、正直どう
なのよ?という疑問を採用事業者のドライバーや整備担当者などから使用所感等々をま
とめています。今号では東京都交通局北自動車営業所を訪ねており、ドライバーなどか
らはおおむね評価を得ているようです。気になる燃費ですが、営業所にある統計算出用
の機器がトラブルで不明、今後の確認事項とのこと。偶然とは言え、妙にタイミングの良さ
を感じたり。とりあえず放置していた東京都交通局は議会で報告を。

画像は記録次第並べる予定。


今号の事業者訪問は2事業者。まずは両備グループの「岡山電気軌道」。路線バスは
岡山市内をメインに路線を展開し、「岡山の方には「市内バス」とも呼ばれてきた」 事業
者です。岡山電気軌道といえば、数年前に中鉄バスと繰り広げた不毛な競合について
も言及しています。競合を経て現在は路線調整も進み、2010年には両備グループ内
で営業所を含んだ路線移管も行われています。

岡山電気軌道を含む両備グループ内での様々な取り組みを紹介したうえで、「公共交
通は岡山の生活に欠かせない存在ですが、今や私共も含め、各社ともぎりぎりのとこ
ろまできています。そのような中で私共は“最後の努力”をしており、これで駄目だった
ら事業の縮小では済まず、地方交通が持たないところまできていると考えています
。」
という文末に、2010年もバス事業者の破綻が見られたことをふまえると非常に重い
現実を突きつけられます。

広島は2年連続で訪れているのですが、手前の岡山は2008年から訪問出来ないまま。
ここでは2008年に記録した画像をいくつか並べていきます。

888.JPG









社番:888.P-MP618M(89年車)。
まずは岡山電気軌道のバスといえばこれ、西工58MCボディのMP。掲載のリストを見
ると最古参車のようです。

981









社番:981.KL-MP37JM(02年車)。
KL規制のノンステップ車。記事を読むと岡山電気軌道ではノンステップバス導入の必
要性は認識しているようですが、この車両を最後に今のところ導入は見られません。

988









社番:988.KL-MP35JM(03年車)。
水戸岡デザインの新塗装車。今までのデザインに比べると一気に簡素化。ただこの簡略
化も、本文にある「最後の努力」と考えると複雑です。

もう1社は大宇と現代ユニバースを揃える「ワールドキャビン」。バスラマの事業者訪問
では初登場となるインバウンド旅客専門のバス事業者です。「ワールドキャビン」はダイ
ヤなど宝飾品などの免税店の関連会社として誕生したバス事業者ということで、本業の
免税店についての紹介もあります。
インバウンドバスと言うと、かつて白ナンバーで営業していたいわゆる新免事業者が中
心。そのためか車両の印象やドライバーの質などについて非常に厳しい意見も語られ
ています。

997r









和泉200か997.BX212(06年車)。
画像は2010年春に記録したもの。大阪から東京までインバウンドバスらしい行程を感
じたり。それにしてもバスラマで、これまで公然の秘密とされてきた大宇の部品供給の
遅さなどネガティブ情報が掲載されるとは。記事によれば「大事を考え1台は部品取り
用に休車させている状態
」とのこと。大量導入したワールドキャビンでさえ、この状況で
すから、ツアーバス大手のあの会社はどうなのか?次号の広告で紹介してほしいもの
ですな。

このほか「さよなら都自動車」と題した読者投稿も掲載。昨年貸切バス事業を日の丸自
動車興業傘下のHMC東京に譲渡した「都自動車」、いよいよ千葉の茂原営業所で運行
してきた乗合バスについても認可が下り次第HMC東京へ移管されるようです。

348









袖ヶ浦22か348.
画像は2010年に記録したもの。P規制車のキュービックも現役でしたが、本文によれば
乗合バスの在籍車は移管時に廃車予定とのこと。

連載のバスのカタログは「三菱ふそう大型リヤエンジンバスMR400シリーズ(前編)」。
このほか年明けの発売号恒例となったバスラマ賞も発表。両備バスに登場した「SOLA
RVE」が受賞。小生も1度実車を見てみたいものです。

今号は事業者訪問2社で、しかも1社がなかなか知りえないインバウンド専門事業者と
いうことで、非常に読み応えのある1冊となっています。バスについての見識を広げる
良い資料になると思います。

次号予告は、恒例となった連載などの項目が書かれているだけ。事業者訪問が未訪問
県となるのか、はたまたBJハンドブックシリーズと被って神戸市交通局となるのか?2ヶ
月妄想していきます。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車
両一覧を参照したものになります。
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