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先日発表された国立社会保障・人口問題研究所による「出生動向基本調査」が下世話 な情報番組やスポーツ新聞等で話題となりました。調査によれば、18歳以上35歳未満 の男性未婚者のうち61.4%に彼女がいないとのこと。小生にとって心強いデータが 明らかとなりました。ちなみに彼氏がいない女性は49.5%ということなので、約10% の誤差は認識の違いなのか不倫関係なのか疑問なところ。 さらに「特に異性との交際を望んでいない」と答えた男性は45.0%、女性は45.7% ということで、婚活だなんだと言ってブレない方々が多いことも判明。こりゃ小生に彼女 が出来ないのも仕方がないと、安心して言い訳できることになりました。と、たまにはブ ログらしく誰も得しない小生のプライベートを公開したところで、月末恒例バス雑誌の感 想という名のそれは理由にならない。奇数月はバスマガこと、『バスマガジン 50号』です。 今号は特集と銘打っていないものの、ページ数の多い記事を便宜的に特集として書い ていきます。まず巻頭特集は「急減する3扉車、見て撮って乗ろう!」。バスマガジンで は27号以来となる3扉車特集ですが、当時と比べると台数は激減。新車で造られてい ないのだから減るのは当然ですが、特に3扉をフル活用してきた事業者の車両が少な くなってきました。 社番:B3019. 3扉車のパイオニアである関東バスですが、画像の車両を含め残り3両とのこと。今年 度で引退することは既に発表されていましたが、実際に減っていく様を見ると感慨深い ものがあります。しかし、今春引退したC2001が北海道拓殖バスに移籍し、路線車と して活躍したというのだから驚きです。岩手県交通に移籍したHIMRは故障で廃車とな りましたが、関東バス時代の社番等を承諾をとってまで残しているくらいですから末永い 活躍を期待したいところです。 関東バス・東京ベイシティ交通・名古屋市交通局といった3扉車を多数保有してきた事業 者が台数を減らしているなかで、目立つ存在となった奈良交通。学園前の朝ラッシュ時 は3扉車の面目躍如といった状況を見ることが出来ます。某グラフィックの3扉車特集で は華麗にスルーされましたが、今のバスマガは違います。ただ取り上げるだけでなく、側 面固定窓仕様で「奈22か」(奈良22かは誤記)ナンバーのP規制車から最終導入のKC 規制車、そして前扉リフト付の異端的存在の3扉車も紹介しています。 奈良22き203.2010年に記録したものを再掲。 ここでは掲載の無かった上部引違側面窓+屋根上通風機器装備した過渡期の車両を 並べておきます。 このほか、神戸市交通局の3扉ノンステップ車や、一般に乗車可能な3扉車ガイドも掲 載。一般に乗車可能というところがミソ。このため空港内でのランプバスやスクールバ スなど特定車などの掲載は見送られています。まあ追っていったらキリないですし、妥当 な判断でしょう。 続いては「堀川バス秘境路線完全制覇!その知られざる風景、魅力溢れる路線と車両 ガイド」。題名の通り、福岡県八女地域の足として運行している「堀川バス」の大特集です。 乗車記を読むと、なかなか風情のある路線の多いこと。運行本数の少ない路線の走行写 真もあり、なかなかの力作です。堀川バスにまだ乗ったことがない小生、この本を片手に 堀川バスめぐりを楽しみたいものです。在籍車両の紹介も充実、車両コードの付番法則 や一覧リストの掲載があれば完璧だったのですが。それにしても、在籍車両の半数以上 が「神奈川県の事業者 」こと川崎鶴見臨港バス移籍車となっているとは知りませんでした。 社番:1G062.2008年に記録した画像を再掲。 川崎鶴見臨港バスから日野車・いすゞ車とも移籍しており、大型短尺のいすゞLT富士 ボディなんて車両も活躍しているようです。画像は堀川バス訪問時点で差し替えると いうことで・・・、苦しいやりくりです。 巻末には「今、大注目のヒュンダイ・ユニバース 気になる導入事業者バスカタログ」とし て、販売開始から40台を突破したというポスト新長期適合車(LDG規制車)導入事業 者を紹介。掲載写真の中には新長期規制車も含まれていますが、老舗事業者から新 規参入事業者まで幅広い事業者で導入していることが分かります。 熊本200か882. 使いまわし画像で申し訳ありませんが、いかんせん唯一のLDG規制車のユニバース 手持ち画像なので。 このほか、間もなく開催される「第42回東京モーターショー2011バスメーカーの出展車 両直前情報」で出展車両を紹介。なかでも今回いすゞが出展する「スミダM型」バスの6 年間にわたるレストア記事はよくぞここまで修復したと驚く内容です。白黒頁には「バスエ ンジンの変遷」と題したエンジンオンリーの特集記事。どうしてもボディに目がいきがちと なるため、エンジンだけを淡々と紹介する記事は珍しいかもしれません。 バス会社潜入レポートは「相鉄バス」。分離子会社の相鉄バスにバス事業を集約してから 約1年という節目で登場。相鉄バスにバス事業を集約するまで紆余曲折があり、労働闘争 が行われたのも記憶に新しいところです。分社化へのいきさつや都市間高速バス撤退など 十数年間の事業再編のながれについても、きちんとまとめています。 社番:2252.KL-LV280L1(02年車)。 さて、相鉄バスの車両についてですが、本文にもあるように「富士重工ボディは数を減 らし各社の純正ボディが増加中 」という状況。とはいえ、自動車NOx・PM法適合のKL 規制車がまとまった台数在籍していますから、まだまだ活躍は見られるものと推測。 見慣れているせいもあって、相鉄バスといえば濃淡2色の緑帯というイメージ。フロント 中央にあった旧社紋が無くなったため、少々物足りなさも感じます。 社番:8955.PKG-RA274KAN(09年車)。 08年後期から登場した現行塗装車。「在来車の塗り替えは行っていない 」こともあり、 場所によってまだまだ見かける機会が少ない印象。 社番:5901.PDG-LR234J2(09年車)。 横浜配置のエルガミオノンステップ。今のところ1台のみ在籍する現行塗装の中型車。 社番:6564.KL-MS86MP(05年車)。 二俣川からの羽田空港リムジンバスを中心に活躍する三菱ふそうMS。2005年の運行 開始にあたって発表された資料によれば、塗装デザインは飛行機の翼をイメージしたもの とのこと。ちなみに運行開始当時の羽田空港リムジンバス運行事業者はグループ会社の 相鉄自動車、このあたりからも当時の相鉄のバス事業の複雑な状況を感じたものでした。 現行グループカラーに合わせた新塗装(デザインは同じ)となったエアロエースは、現状1 台のみの在籍ということもあり、掲載写真で初めて見ることが出来ました。 連載はまず久々の掲載となった「西日本車体工業歴代バスボディ徹底解説」の6回目。 関東地方では富士ボディの存在もあり、正直馴染みが薄い印象の90MCのE型・S型、 92MCのC型・SD型を紹介。小生手持ち画像も九州で記録したものがほとんどです。 社番:8938. E型に見えて実はS型。西鉄バスの赤間急行で活躍するセレガスタンダードデッカー。 南国交通で鹿児島空港連絡バスとして活躍するC-ⅠボディのLV。 事業者別この1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は前号の東急バス に続き、2度目の登場となる関東バス。 欄外「はみだし情報」の掲載ですが、小生的に再開発工事のため中野駅北口バスターミ ナルの暫定移転は大きなトピックスの1つ。狭隘なスペースでUターンするハンドル捌きに 関東バスらしさを感じていたのですが残念。もっとも関東バス有数のターミナルながら乗り 場への通路が曖昧な状況のまま残っていたことの方が驚きなのかもしれません。 もちろん関東バスの顔的存在であった3扉車のいくつかの型式消滅話題も大きなトピックス です。 社番:C2002.U-MP218K。 2011年8月に引退したMP3扉車。ここではリヤ側の画像を並べておきます。 「事業者間移籍車話題の広場」によれば、この車両は道南バスに移籍したとのこと。 3扉車でしかも年式的に新しいとは思えないこの車両が移籍するとは・・・、移籍車事情 は奥深くてよく分かりません。 休載続きだった「乗降ドアの変遷」も、しれっと掲載。「前折後引戸 前編」として1980年 前半頃までの、いわゆるリベットのついたモノコックボディの車両について紹介しています。 袖ヶ浦200か713.2010年に記録。 適当な画像は当然持ち合わせていませんので、あくまでもイメージということで。今回 は無理矢理並べた画像が多くてすいません。 このほか「全国バスターミナル探訪」の拡大版ともいえる「大阪駅・梅田駅周辺バスタ ーミナルの全貌」と題した紹介記事もあります。高速バスでおなじみの阪急三番街高 速バスターミナルや今年6月に開業した大阪駅JR高速バスターミナルはもちろん、 路線バスの大阪駅前(曽根崎警察署前)停留所まで8地点それぞれの行先・本数を調 査した、なかなか面白い記事です。 路線バス全方位レポートは「秋田県」。 秋田200か824. 秋田県は小生的に行ったことがあるけどバスの写真は無い県の1つ(もう1県は福井)。 そのため画像は松戸駅前で記録した国際興業グループの秋北バスの貸切車と苦しい ものを並べております。 アレだ何だと言われながら、バスマガジンも今号で50号の節目を迎えました。相変わら ず誤字・誤記は見受けられますが、根底に「バスが好き」という様々な記事が掲載されて いることで独自の進化をしているのではないでしょうか。地域や時代などそれぞれ異なる 記事が集まっていることで読み応えある誌面になっていると感じますがいかがでしょうか。 次号予告は、「1970~80年代、それは改造車の楽園だった!」と「洛北、嵐山・嵯峨野、 洛中・・・・・・京都の四季を楽しむ京都バス路線ガイド」の2大特集ほかとのこと。 某グラフィック誌が力を入れている1970~80年代のバスについて、バスマガジンがど う切り込んでいくのか気になるところ。なお、小生は当時の改造車画像を所持していない にわかバスマニア故、文字のみの紹介となる予定。そして今号の堀川バス特集に続く、 京都バス特集。このシリーズがバスマガジンの新境地開拓となるのでしょうか?また、 先日ようやく発表された中型路線車モデルの直4エンジン搭載エルガミオの紹介記事も 掲載されるものと推測。次号もなかなか楽しみなものになりそうです。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。 PR |
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