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今年のヒット商品、今年の漢字などという文字が新聞紙面を賑わすようになる12月。
小生的に12月といえばこの1冊、1年経つのが早いなぁと読むたび思うバス雑誌の感
想という名の増刊号。今回は『年鑑バスラマ2011→2012』についてです。例年よりも
若干早い刊行は東京モーターショー開催に合わせたためとのこと。

内容は巻頭特集・本編ともいえる「国内バスカタログ」・歴史編の3本を中心に、巻頭カラ
ー頁に国内バスハイライト・巻末に資料編という例年通りの構成となっています。今年は
巻頭カラー頁に2011年を振り返る上で避けて通れない「東日本大震災とバス」と題した
記録写真の掲載もあります。

年鑑の「柱」と言うべき国内バスカタログは、刊行間際に発表されたいすゞエルガミオ/日
野レインボーⅡはなんとか掲載しているものの、日野リエッセ(いすゞジャーニーJ)など
ポスト新長期規制に対応しなかった販売終了モデルの発生で「18車種と過去最小 」との
こと。

1161









鹿児島200か1161.LJG-HU8JMGP。
国内販売モデルの統合・縮小により、選択肢の無い車種がいくつか出ています。
そんな車種の1つが、ハイブリッドの大型路線バス。もっとも、三菱ふそうのエコハイブリッド
があった頃も販売価格の関係で1択な状態でしたが。今回の東京モーターショーに出品され
たエルガハイブリッドが風穴を開けることになるのでしょうか。

国内バスカタログのページ数減少を補うべく、今号では「海外バスカタログ」としてヨーロッパ
のシティバスモデルを国内バスカタログのフォーマットで掲載しています。国内モデルとの比
較が容易になり、分かりやすい紹介となっています。


歴史編は「あの頃の街、あの頃のバス 定点撮影で比較する都会の街並み、30年間の
移ろい」。タイトル通りの内容で、バスラマアーカイブス「関東バスの走る道」で好評だっ
た企画の全国版となっています。掲載写真は「全く姿を変えた場所よりも、ある程度の
名残りが見出せる場所を選んだ
」とのこと。昨年の年鑑バスラマ歴史編「あの日もバス
は走っていた バスエンスージアストの目に触れた素顔のバス達」の続編ともいえます。

今号ではこのほか、「新時代を迎えた高速バス事業」と題したツアーバス改め「新高速バ
ス」についてコンサルタントの方らしい状況分析や展望などを紹介しています。ただこの記
事、得意分野への誘導が強く感じる少々刺激的な内容。年鑑バスラマ購買層に受け入れ
られるのか少々疑問。

と、今年の年鑑も色々と趣向を凝らした1冊となっています。ただ、あくまでも私感となりま
すが、国内バスカタログの分量は減り、高速バス記事はアレだし、歴史編は去年と比べ
ると手間がかかっていないような・・・。今年は東京モーターショーに合わせたため編集に
時間が無かったのかもしれません。年によって、当たり・ハズレがあるように感じるのも、
『年鑑バスラマ』の醍醐味かもしれません。あくまでも私感ですよと念押し。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式は掲載の国内バス
カタログ掲載写真コメントを参照したものになります。
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男性
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現在はバスがメイン。

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