細々と更新しています
8月も終わりになり、そろそろ涼しくなってほしいものでが、依然として厳しい暑さが続い ています。ブログ更新のネタ集めの為、街角でバスを記録するのはまさに苦行。ブログ 殉職にならぬよう、もうしばらく熱中症対策をしていかなければならないようです。という わけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名の二階級特進。偶数月はバスラマこと、 『バスラマインターナショナル 133号』です。 巻頭は「いすゞエルガハイブリッド登場!」。第42回東京モーターショー2011に「参考 出品」という形で展示されたハイブリッドバスが販売開始となりました。いすゞのハイブリ ッドバスは蓄圧式の「CHASSE」以来16年ぶりとのこと。いすゞエルガハイブリッドは 「可能な限りの低価格を目指し、コスト面で最も優位性の高いパラレル式 」で、「大型 車に適した米イートン製のハイブリッドコンポーネントをAMTとともに採用 」しています。 画像は第42回東京モーターショー2011で記録したものを再掲。 外観はこれまでのエルガノンステップ車と同じとなっていますが、これは「バッテリーを 含むハイブリッドシステムを全てベースのボデー内に収めているため 」です。「室内最 後部右側にバッテリーとインバータを配置するため、座席定員は3人減、重量は+330 Kg 」となりましたが、「全高も在来車と変わらず、同一の運行ルートを走れるなど利点」 もあり、「ベース車を最大限活用したことで、低公害バスとしては比較的購入しやすい 価格設定 」を可能としました。 機械式ATの採用は「CHASSE」以来となりましたが、「CHASSE」のハイブリッド装置 は早々に取り外されてしまい、結果的に機械式ATの使いづらいバスとして姿を消してい きました。さすがにエルガハイブリッドはこんなことにならないでしょうが、多少気がかりな ところでもあります。 「エルガハイブリッドはいすゞの専売商品」ということで、ジェイ・バス陣営の2社で「同等 の商品が競合する形」になります。これまで日野BRCハイブリッドの独壇場だっただけに、 事業者側からすればようやく誕生した比較検討可能な競合モデルとなりそうです。市販1 号車がどこになるのか楽しみです。 カラーページではこのほか、「OPEN or CLOSED -スカイホップバスとスターファイタ ー-」と題し、日の丸自動車興業が運行する「スカイホップバス」とウィラー・トラベルの募 集型企画旅行専用車の「スターファイター」を紹介。 社番:OP-13. 「スカイホップバス」は「既存のオープントップ2階建てバス「スカイバス」をベースにした乗 降自由な路線バス 」です。スカイホップバスは画像のオープントップバスのほか、「運転席 より後方の大部分をガラス張りにして眺望を確保した」三菱ふそうエアロバスで運行して います。「スターファイター」は体験型アトラクションバスというだけあって、内装など相当こだ わって造られており、下衆な表現ですが「スゲー」という感じです。 特集は「改めてバスの安全を問う Ⅳ」。今回は読者投稿と、「バスの安全と行政の役割」と 題し、国土交通省自動車局の担当者へのインタビュー記事となっています。インタビュー記 事後半は地方のバス路線の今後のあり方・活性化についても言及しています。 事業者訪問は「新潟交通」及びその分離子会社の「新潟交通観光バス」・「新潟交通 佐渡」。バスラマの事業者訪問では94年以来となる2度目の登場です。 新潟市が計画している車道中央を走るBRT=連接バス構想に関して、「道路の真ん 中を格好が良い連接バスが走るというのは絵としては非常に魅力的 」とやや棘のある 表現をしています。また、BRT構想にあわせて、新潟市中心部と郊外を直通している バス路線網を変更し、「幹線とフィーダーによる乗り継ぎシステムへの転換 」も検討し ていることも説明しています。かつて新潟交通の鉄道線が市内併用軌道部を廃止し、 東関屋駅に鉄道・バスの乗り換え拠点として整備したことがありましたが、結局うまくい かなかったという印象があるだけに、この転換はなかなかの賭けだと思います。新潟交 通側も「直通に慣れている新潟市民に、乗り換え・乗り継ぎのメリットをご理解いただけ ないと、ご利用が逸走してしまうだけの結果になりかねません 」と厳しい見方を示して いることから、どのような路線網に再編していくのか気になるところです。 一方、ローカル路線を担当する地域子会社や佐渡は人口減少などから、「公共交通 の今後、特に地方交通を考える上で、今や日本の地方のバスは正念場にきています 」 と厳しい状況を説明しています。地方バス事業者の建設的な施策から、まったなしのロー カルバス対策まで、非常に考えさせられる内容となっています。 さて、ここでいつも通り新潟交通のバス画像を何枚か並べていきます。主に2009年に記 録したものですから、自己満足にもほどがあります。 新潟22か1055.P-LV314Q改(90年車)。09年に記録。 「なまず」とよばれた北村大型ボディのいすゞLVも引退し、気付けば新潟交通グループ でP規制車は数えるほどしか残っておらず。在籍車両一覧によれば画像のキュービック ボディ長尺車は、現在も新潟交通観光バス潟東営業所に在籍しているようです。 新潟22か1200.U-MP218P改(92年車)。09年に記録したものを再掲。 エアロスターKも分離子会社に残るのみ。画像のエアロスターK長尺車は現在佐渡に 転属しています。 新潟200か76.KC-MP747M(99年車)。09年に記録したものを再掲。 新潟交通初導入となったノンステップ車はオレンジ色の特別塗装となっています。 このあたりの車両も子会社転属となっており、画像の車両は潟東営業所に在籍。 新潟200か88.KC-LV380Q改(99年車)。09年に記録。 ノンステップ車の導入とあわせて登場したのが、ワンステップ車にステップを増設した 「楽々ステップ」車。99年導入車のみの過渡的な仕様となっています。 新潟200か697.LKG-MS96VP(11年車)。 09年に記録した画像だけではアレですので、最近記録したものも並べておきます。 LKG規制車のエアロエース。 連載は「AT搭載の最新シティバスの実力を探る」6回目は濃飛バス、久々掲載の「バス のカタログ」は「いすゞCJ/CL/CP系」となっています。このほか、「新たなステージに立 つ三菱ふそうのバス事業」「東日本大震災とバスPartⅣ」など、興味深い記事が満載とな っています。 次号予告は、事業者訪問に「岩手県北自動車」、三菱ふそう新型エアロクィーンに乗る、 最新バス機器・用品ガイド ほかとのこと。岩手県北自動車の手持ち画像が1枚も無い小 生、せっかく次号予告に掲載事業者が紹介されたのだから行くしかない・・・か。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照しています。 PR
無題
いすゞのエルガハイブリッド販売開始されたんですか。僕的には車体のデザイン大幅リニューアルして販売して欲しかったなあっと思いました。
新潟では人口減少でバス利用者が減っていんですね。確かに今後人々に利用されやすい公共交通でないと、乗る人も減りますからね 沖縄は人口は増えているものの、バスの運行本数と少なさ、そして車の増加による大幅な遅延の発生で沖縄では乗る人は限られていますよ。 事例は違っても、バスなどの公共交通が生き残るには地域に優しいものでないといけないですね。 Re:
沖縄のバス様コメントありがとうございます。
エルガハイブリッドは低価格を売りにしているので、大幅リニューアルは最初から考慮されていないような感じです。バリエーションは事業者による二次架装次第というところでしょうか。 沖縄も那覇周辺の一部なら運行本数が多いんですけどね。そもそもバス停のインフォメーションが少なすぎて、どこを通るのか分からないことも問題ではないかと。長距離路線はいつくるのか分からないので、途中から乗りにくいのも問題です。その点では、第一傘下2社の携帯電話によるバスロケは非常に有効なツールで、無駄な待ち時間なく行動することも可能です。バスの乗客が増えれば、全社に波及するのでしょうが・・・。 |
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