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GWに九州で見たバスシリーズ。
前回に引き続き鹿児島交通を中心としたバス画像よせ集めです。
今回は鹿児島200かナンバーの路線車と、「えあぽーと」と鹿児島市以外の拠点を結ぶ
通称「とろぴかる えくすぷれす」カラーの空港連絡バスも並べていきます。ということで、
今回も一部画像に大隈交通ネットワークの車両が含まれています。

なお、型式・年式は「鹿児島交通 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル65号』
(2001),ぽると出版 を参照しました。

80









鹿児島200か80.KC-UA460LAN(00年車)。
エアサス+中扉4枚折戸等、これまで通りの鹿児島交通仕様のUA。4メーカーを西工ボ
ディで入れたかと思えば、富士ボディを導入。


373









鹿児島200か373.
2000年からしばらく一般路線車の導入はなく、久々に登場したのはキュービックの移籍
車。このあたりから鹿児島交通も移籍車中心の導入となります。それにしても初導入が京
成系からP代移籍車というのはなんとも。

548









鹿児島200か548.
移籍車導入が続き、こちらは屋根上機器配置から分かるように元西武バスからのUA。「魅
惑の3扉車」です。移籍車では敬遠されることの多い3扉車ですが、いわさきグループでは
特に問題とならないようです。扉を埋めるなど改造することも無く、鹿児島市内のグループ
2社でまとまった台数が活躍しています。

578









鹿児島200か578.

599r









鹿児島200か599.
もちろん前中扉の車両も導入しています。

730









鹿児島200か730.
鹿児島交通初のワンステップ車は京王からのJP移籍車。こちらもまとまった台数が活躍し
ています。画像の車両は、もはや放置状態のDLがお出迎えする加世田で撮影したもの。
山坂多いこの地でどこまで活躍出来るのか気になるところです。

731









鹿児島200か731.
せっかくなのでもう1台。フォグランプの増設とカーテン取付以外はほぼ京王時代のまま。
この車両ではありませんが、小生が乗車した車内には京王時代の社番が残っていました。


868









鹿児島200か868.
最近導入した移籍車。林田バス(旧称)に続き、鹿児島交通にも登場した日野の長尺3扉、
前はカモメかN営かという京成からの移籍車です。移籍車もワンステップ車が中心となって
いる御時勢に、驚きの車種選択&導入。

<とろぴかる えくすぷれす>
558









558r1









鹿児島22き558.U-MS726S(92年車)。
鹿屋方面の「とろぴかる えくすぷれす」で活躍する旧型エアロバス。この塗装も帯色・ヤシ
の木が車両毎に異なります。しかし、ここまで「ひらがな」ばかりだと潔さを感じます。

772









鹿児島22き772.U-MS826S(95年車)。
加世田で見たニューエアロバスの「とろぴかる えくすぷれす」。

ちなみに加世田へ行ったのは、数年前に車両展示建物が損壊したという記事を見かけ、
気になっていた南薩鉄道記念館を訪問するため。

加世田にて









加世田はバス営業所もある拠点で、ターミナルの一部に南薩鉄道記念館がありました。
屋外に保存されたSLとDLは記念館開館時に整備されたものの、長年の風雨に晒され、も
はやこれまでという感じ。展示建物内に保存されていたDCは画像のようにバス車庫内に避
難していました。無理矢理な感じはしますが、まずは解体されていないことに安堵、しかしい
つまでもこの状態が良いとは考えられず。加世田に無ければ地域を走った文化遺産になり
ませんが、正直いわさきグループが展示施設を再興するとも思えず。

「官」より「民」と調子の良いアピールをしてはいるものの、中身がどれだけ伴っているのか正
直疑問を感じました。県外者にとって加世田へ行く時間を調べるにも、バスに関しての公式H
は無限ループ状態。もっともインターネットが普及する前、JTB等の時刻表に掲載されてい
ないバスの時間を調べるには骨の折れることでした。観光案内所に電話し、営業所に電話し、
さらに別の営業所に電話し・・・、当時と同じだと思えば納得出来ますが、「民」として商売をし
ていくのであれば、この状態が正常とは考えられません。まあ、西鉄主導の「九州のバス時
刻表
」があるので、こちらをアクセスすることで行程を組むことが出来たのですが。

バス事業の大幅縮小を打ち出していることから、現状仕方のない状態なのかもしれません
が、今後この地域の路線バスがどのように変化するのか。そして記念館・保存車はどうなる
のか、気になることばかりで加世田を後にしました。
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