細々と更新しています
7月1日から「電力使用制限令」が発動され、15%の節電が求められています。様々な 節電の取り組みが行われ、平日昼間時に首都圏の主要鉄道路線で間引き運転が行わ れているのもその1つ。普段は事務所勤めの小生ですが、たまの外出のときに限って間 引き時間帯にあたることが多い感。ただ、計画停電はもうこりごりですので、協力できると ころは協力していかなければなりません。よって、拙ブログも今月から更新回数を15% 削減します。そういえば年初に更新回数「脱ノルマ」を謳っていたような・・・、あくまでも個 人的見解ですので問題ありません。 ということで、月末恒例バス雑誌の感想という名の思いつき。奇数月はバスマガこと、 『バスマガジン 48号』です。 今号の特集は3つ。まず巻頭の大特集「夏休みはバス三昧で楽しみまくれ!」。エアロ キングと東北地方の観光スポットを紹介。 Part1の「北海道から宮崎まで、全国各地のエアロキングに乗ろう!!」は「さようなら、エア ロキング」総力特集第5弾。定期観光バスや高速バスで活躍し、定期便として誰でも乗る ことが出来るエアロキングを紹介しています。 札幌200か1677.P-MU515TA(85年車)。 北海道中央バスで定期観光車として活躍するエアロキング初期車。一度引退し、芦別で 保存していた車両を定期観光用途で復活させた経緯があります。芦別にはエアロキング 以外にもRCやRVといった保存車があったはずですが、現在どうなっているのでしょうか。 社番:0002. 高速バスで活躍するエアロキングといえば、JRバス系列は外せない存在。ですが、手持 ち画像にパッとしたものが無いので、「キングオブ高速バス」(by水曜どうでしょう)を再掲 させていただきます。この画像もパッとしないは言わない約束。 Part2は「バスで行く、バスで巡る 東北の観光スポット」。東北各県の観光地へのバス 路線や定期観光バス・周遊バスを紹介しています。 被災地を野次馬的に出かけることは論外ですが、本文にもあるように「復旧のボランテ ィアも大事だが、観光地へ遊びに行くことも、復興の第一歩になる 」面もあります。この あたりの考え方・捉え方は人それぞれあるでしょうから難しいところです。また放射能と いう目に見えない被害が実際に発生しており、小さなお子さんをお連れになる方や、気 になる方にも無理強い出来ません。 福島22か2227.2010年に記録。 ただ、過剰・過敏に反応するのも考えものです。震災の影響は少なかった会津地区です が、報道を見る限り相当観光客数が落ち込んでいる模様。とはいえ、震災後運休中だっ た画像の会津若松駅と芦ノ牧温 泉を結ぶ宿泊客専用「アシノマキバオー号」も運行を再 開するなど、明るい兆しも見えてきました。 続いて紹介する特集は「2012年4月、道南バスへの全面移譲が確定 苫小牧市交通 部バス事業完全ガイド」。カラー・白黒ページの2部構成となっており、完全ガイドにふ さわしい内容となっています。写真の一部は今年発行された時刻表にも掲載された苫 小牧市交通部所蔵のものを掲載し、歴史編も充実。現在の路線ガイドや道南バスへ の移譲についても丁寧にまとめてあります。 出かける先がブログ更新の為となっているところに強い危機感もありますが、先日苫小 牧へ出かけた小生。特集で在籍車両を詳細に紹介していることから、拙ブログで画像よ せ集め更新を行う予定はありません。参考程度に小生が記録した苫小牧市交通部の車 両を何台か並べていきます。 車号:NO.76.U-LV224N(90年車)。 非冷房の長尺車、いすゞのLV。ラッピング広告車は多数在籍。 車号:NO.91.U-UA440NAN(92年車)。 同じく富士7EボディですがこちらはUD。この年式まで非冷房仕様で導入。 車号:NO.305.U-LV324K(93年車)。 05年より移籍車導入を開始。当初は東京都交通局からの移籍車導入を予定していた ようですが、知事の方針で一転。かわりに登場したのが川崎市交通局からの移籍車。 塗装変更はごく簡単に行われたようで、側面窓の内側に空色カラーが残っていました。 車号:NO.322.KC-LV280L改(97年車)。 京浜急行バス移籍車も在籍していたとは知りませんでした。ここ1・2年は国際興業バ スや川崎鶴見臨港バスなど民営事業者からの移籍車を導入していた模様。 本文によれば、車両や駅前バスターミナル等の資産については、「来年の全面移譲ま でに売却や賃貸など、個別に決められていくことになる 」とのこと。塗装も「市民の不慣 れから混乱を招く可能性があるため、交通部側からは積極的な塗り替えは促さない方 針 」、つまり塗替費用は出さないよということなんでしょう。移管後もしばらくは社名標記 の変更くらいで活躍 することになりそうです。ただ、道南バスの現行カラーと全く異 なり ますから、ボディ更新等の際などに塗り替えられていくものと推測。 このほか「動き始めた新世代の電気バス」特集では慶應義塾大学電気自動車研究室 の開発した電動低床フルフラットバスを中心にさまざまな電気バスを紹介しています。 バス会社潜入レポートは「長崎県交通局」。近年公営バスでは撤退も少なくない貸切事 業や高速バスに力を入れているという異色な県営バスですが、「全国から長崎県へ観 光客やビジネス客を迎え入れるためにも行っている 」という理念を知れば納得。 民間で出来ることは民間へという苫小牧市の方策も理解できますし、県が率先して行っ ていくという考え方もあります。 高コスト体質という問題はありますが、縮小による収支均衡・小手先だけの増収策では なく、仕掛けるところはしっかり予算をかけるという長崎県営バスの今後に注目です。 局番:8E14.KC-MP617M改(96年車)。2009年に記録。 さて、今年九州へは2度出かけている小生ですが、長崎は2009年に訪ねたきり。 画像はその際に記録したMP。所有車両紹介によれば県営バスにもノンステップ車が登 場したとのこと。写真を見ると屋根が白色となっており、本文に詳細は書かれていません がコスト削減と冷房効果をねらったものなのでしょうか。 路線車は新車と横浜市交通局からの移籍車で代替が進められているようです。長崎も 早めに再訪したいところですが・・・。 事業者別この1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は横浜市交通局。 局番:8-4518.KC-UA460LAN改(98年車)。 2010年度は大型ディーゼル車・大型ハイブリッド車・中型車を導入。実質日野車のみの ハイブリッド車を除いても、入札結果は例年同様ジェイバス勢の落札となりました。 新車があれば代替車ありということで、画像は地味に姿を消した「ERIP」。エアサスが幸い したのか?一部がハイブリッド装置を外したものの北海道で活躍しているとは驚きです。 短期集中連載(といいながら11回目)の「乗降ドアの変遷」は前後折戸。 後扉が折戸仕様となっている事業者は強いて言えば「地方都市での採用事例が多い 」くら いで、地域性があるような無いようなという感じです。 群馬22あ2980. 群馬22あ3080. なかには関越交通のように年式によって引戸と折戸があったりというところも。画像は 2011年に記録したものの再掲です。 熊本22か2631. 「大型車では前中ドアを採用していた会社でも、中型車では前後ドアを採用する事例も多 かった 」ということで、産交バスで活躍するLR。ただ、この場合も折戸・引戸の採用基準 は事業者によりけりといった感。 移籍車両の元事業者判別法終了で新たに誕生した「事業者間移籍車話題の広場」。 内容はこれまでよりも間口を大きく広げ、とりあえず移籍車情報なんでもござれで展開し ていく模様。少数派の出自事業者も取り上げていくということで、小生もひとつ。 室蘭22う95. 苫小牧で記録した1台。フジタバスこと藤田荷役で活躍するLV長尺車。今回特集してい る苫小牧市交通部で「2011年3月に除籍された車号109 」。登録番号そのまま(LED の行先表示も?)で活躍しています。 見たままそのままな東武バス移籍車とあわせ、イオン苫小牧ショッピングセンター送迎バ スで運行中。それにしても非冷房の89年車が移籍するとは・・・。 路線バス全方位レポートは「兵庫県東部」。 神戸市交通局など公営事業者と阪急バス・阪神バスなど大手鉄道系事業者を紹介。 ちょうど行ったばかりですので、記録したての画像を少々。 局番:20-116. 2011年に60周年を迎える尼崎市交通局。「2009年に全国の事業者に先駆けてす べての車両がノンステップバス 」となっています。画像は100%ノンステップバスを達 成した平成20年度導入のMPノンステップ車。 社番:1990. 2011年に山陽電鉄からバス事業を完全移管した山陽バス。画像は数を減らしている キュービックの前後扉車。いすず車で揃えられてきた一般乗合車ですが、近年三菱ふ そう車やUD車が登場し話題になりました。 なお、「西日本車体工業歴代バスボディ徹底解説」をはじめ、「今号の気になりバス事 業者」などいくつかの連載、もちろん毎号募集だけはしている「全国乗合バス100選」 が休載となっています。記載はありませんが、「全国バスターミナル探訪」も休載のよ うです。 今号は夏休み時期ということもあり、「バスに乗って出かけてみよう」を押した1冊となっ ています。バスは乗ってナンボです。写真を撮るだけでなく、しっかり乗車して収益に貢 献しなければいけません。ただ、読者投稿記事は仕方が無いにせよ、本文中に相変わ らずバスマガらしい型式文字抜け・誤記・漢字変換ミスが多く見られますので、そのあ たりの改善をお願いしたいところです。 次号予告は待ってましたの「沖縄のバス・エンジョイガイド」。難しいことは分かっていま すが、本島4社の在籍車両リストの掲載も期待したいところ。とりあえず、GW以降に登 場した那覇バス・琉球バス交通移籍車掲載を楽しみにしています。 「呉市、苫小牧市に続いてバス事業を民間移譲する明石市交通局」、明石市交通「部」 の誤記ですね。公営バスは規模によって様々ですから小生も間違えないよう気をつけ なければと、なんでフォローしとるんやという話。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
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