細々と更新しています
先日、東京空港交通の乗車予約を悪用し、座席の架空予約を繰り返していたという容 疑者が逮捕されました。架空予約を繰り返した理由は「混んでいるバスが嫌だった」とい うトホホなもの。そこまでして、バスファンではお馴染み「オタ席」と呼ばれる扉側最前列 に座りたかったようです。リムジンバスでテイクオフ気分を味わいたかったのでしょうが、 東京空港交通からしてみれば迷惑千万な話です。なぜ始発バス停から乗らなかったの かが分かりませんが、そもそもトホホな事件に「なぜ」を求めるほど無意味なことはありま せん。小生も残り少なくなったJAに乗るために羽田空港で1時間近く待ったことがあるだ けに、このような事件があると、見た目バスオタが積極的に「オタ席」確保することは控え ねばと考えたり。ということで、月末恒例バス雑誌の感想という名の自意識過剰。偶数月 はバスラマこと、『バスラマインターナショナル127号』です。 今号の事業者訪問は2社。まず高志観光バス以来18年ぶりの福井県事業者訪問となる 「福井鉄道」。「鉄道・バスの両方の機能を有効に活かすため 」路線バスをフィーダーバス 化しているとのこと。輸送人員が年毎に激減しており、正直厳しい状況であることは間違い ありません。2008年に名鉄グループを離れ、地元資本による運営となったことで鉄道・バ スどちらも生き残るための戦略なのでしょう。 福井22か1554.KC-MS822P(96年車)。 福井鉄道の手持ち画像はこれくらい。増車便で活躍していたエアロクィーンⅡ貸切車。 続いて2社目は「規模は小さくても元気なバス事業者訪問」と題した、富山県の「イルカ交 通」を紹介。1999年に貸切バスへ参入した比較的新しい事業者ですが、2008年に路 線免許を受け、小矢部・高岡と名古屋を結ぶ「きときとライナー」の運行を開始しています。 富山230あ758.PKG-RU1ESAJ(08年車)。 専用車両は登録番号を語呂あわせで「758(なごや)」で取得。いまいちな画像ですが、こん なところで役に立つとは。 2011年4月より金沢から砺波・高岡・富山を経由し東京を結ぶ「ドルフィンライナー」の運行 も開始しています。「金沢-東京間には既存の路線バスが多いこともあり、こちらは自社の 旅行部門が企画販売する都市間ツアーバスの形態をとっている 」とのこと。専用車両は「全 席個室タイプ」と銘打った乗客定員20人のゆったりした仕様、他社との差別化を図っている ようです。ツアーバス=違法とまでは言いませんが、このあたりをもう少し突っ込んでほしか ったもの。核心をぼやかした今号のバスラマにはがっかりしました。 定員や特殊な車両を使用する故、ツアーバス形態の方が運賃・運行に優れているのでしょう が、補助金のあるコミュニティバスとクリームスキミングのツアーバス運行が「元気なバス事業 者」の理由というのであれば残念な話です。 今号にはがっかりしたので、特集などは簡潔にまとめるだけで失礼します。 特集は「東日本大震災とバス PartⅡ」。被災地の状況や岩手県交通の営業所長への インタビュー記事や新車製造に関してジェイバス・MFBMの状況などを紹介。 レポートは2011年度で運行を終了する呉市交通局を紹介。 局番:Fo 932.U-MP618M(93年車)。2010年に記録したものを再掲。 民間移譲への経緯や今後についてインタビュー記事を柱に、在籍車両一覧も掲載。 一覧を見ると昨年記録したエアロスターKなど古参車の代替が進んでいることを実感。 トピックスでは立川バスに初登場した「戸袋窓内装型側面行先表示器」の紹介記事。 社番:J765.LKG-LV234L3(11年車)。 方向幕時代は巻き取り機部分の厚みで戸袋窓内に装着するなど不可能でしたが、扉と 干渉しないほど薄いLED表示機が出来ていたとは驚きました。今後戸袋窓内が側面行 先表示位置の主流となるのか気になるところ。 ちなみに戸袋窓内装型の側面行先表示器の初導入は伊那バスとのこと。立川バスは 「市街地路線用で初導入 」とのこと。 このほか、メーカーからポスト新長期規制に対応した日野メルファ・いすゞガーラミオ、日 野ポンチョ、三菱ふそうローザ、三菱ふそうエアロエースショートタイプMMと4モデルの 紹介記事も掲載。新車種発表の影でRXの販売が中止されました。 熊本22か2812.2009年に記録したものを再掲。 ポンチョはノンステップで使用を限定した作りですから、RXの販売終了によりU規制車の RBから登場したトップドアのマイクロバスというバリエーションが無くなりました。 このほかいわさき・JRバス関東に移籍した元京成バス連接バスの続報などもあります。 連載のバスのカタログは「いすゞ中型リヤエンジンバス BK、CCM、CDMシリーズ(前 編)」。このほかバステクフォーラム開催記事や海外記事など、バスラマらしい作りの1冊 となっています。 次号予告は、事業者訪問が青森市営バスほか。「ほか」が近隣の事業者なのか全く別な 場所なのか気になるところ。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。 PR |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(10/21)
(09/15)
(08/21)
(03/21)
(02/26)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Mrジョソ(名前変えたい)
性別:
男性
趣味:
むかし話
自己紹介:
野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
ブログ内検索
アクセス解析
|