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ブログ更新のモチベーションが下がりきってしまい、月末に間に合わせるという努力はどこかへいってしまいました。それにしても、2020年の夏季オリンピック開催都市が東京となったことに驚きました。開催までの7年で臨海地区や神宮外苑などがどのように変化していくのか、定点観測をすれば面白いことになるのではないでしょうか。というわけで、遅れに遅れたバス雑誌の感想と題したお・も・て・な・し。奇数月の発売はバスマガこと『バスマガジン 61号』です。

今号はバスマガジン創刊10周年記念企画第6弾「東京都交通局大特集号」と題し、バス会社潜入レポートの拡大版を中心とした1冊となっています。表紙の題字色もこれまでの赤から緑となり、都営バスを意識した?ものとなっています。今後はバスラマのように題字色は変えていくのかもしれません。

  
 
車号:V337.LKG-MP37FK(10年車)。
バスマガジンの「バス会社潜入レポート」で東京都交通局が取り上げられるのは2004年刊行の5号以来。5号時点で在籍した車両の半数以上が入れ替わったことになります。
今回の特集は、ネットなどで都営バスを中心に研究している方がメインとなって取材をしているため、路線ガイドや近年の動き、過去の特徴的な在籍車両の紹介など硬軟取り混ぜたボリュームある内容となっています。




車号:F461.KC-HU2PMCE(99年車)。
掲載時点での最古参車として紹介されているのが、画像の日野ブルーリボンノンステップ。都営バス廃車の国内再利用を目的とした売却は前知事時代にストップしていましたが、どうやら今年度から再開される模様。と言っても、フルフラットATのノンステップ車のこの車両では移籍も難しいでしょう。

 

車号:H187.KL-UA272KAM(01年車)。
フルフラットATノンステップ車つながりで、「急激に数を減らしている2001・02年度導入の新7Eボディ車 」。富士ボディ車が都営バスから姿を消す日もそう遠くは無いようです。

   
 
車号:H145.KL-LV834L1(01年車)。
フルフラットATノンステップ車をもう1台。キュービックからモデルチェンジしたエルガにもフルフラットATノンステップ車が在籍しています。ディーゼル車のLV834L1は01年度のみの導入。



車号:L674.KL-HR1JNEE(03年車)。



車号:L669.KL-HR1JNEE(03年車)。
日野HRの10.5mサイズは「2001~03年度にかけて大量に導入 」。画像のL代車は、側面窓のほとんどが固定仕様となっています。上下で車両が異なり失礼。

 

車号:K599.KK-MK27HM(03年車)。
中型幅10.5mサイズのノンステップ車は三菱ふそうMKも02年度のみ導入しています。



さて、取材後記で書かれている「「祝招致決定」のLEDメッセージ 」がこちら。石原前知事時代からの悲願達成です。



車号:N411.ADG-RA273KAN(06年車)。09年7月に記録。
ちなみに、4年前。2016年のオリンピック開催招致を目指していた時はこんなラッピング車を走らせていました。この画像を記録してから4年も経っていたことのほうが驚いていたり。



車号:C165.09年7月に記録。
過去の在籍車両についても、特徴的な車両を中心に「絶版希少車」として紹介しています。
画像は1997年度のみ導入したリフト付きらくらくステップバス。ポイントとなる正面の行灯がオリンピック招致の涎掛けで隠れてしまっていますが・・・。

バスマガジンではおなじみの、数ページのミニ特集的記事。今号も新高速バスなど様々な話題について取り上げられていますが、ここでは「いすゞ&日野ハイブリッドバス導入事業者カタログ」のみ取り上げます。「この1年間に導入された、各事業者の最新鋭ハイブリッドバスを紹介 」ということですが、さすがに全ての導入事業者を紹介というわけにはいかなかった模様。掲載車両は政令指定都市周辺の事業者中心となっています。


 
社番:A3-398.  QQG-LV234L3(13年車)。
ハイブリッドバスとしては後発となるいすゞエルガハイブリッドですが、着々と販路を広げている感。画像は西武バス導入の車両。

「バスマガ調査隊が行く!!」は会津乗合自動車の定期観光バスと現況についてを紹介。モデルさんは定期観光バス「八重のゆかり号」乗車レポートのみの登場。小生的には現況や在籍車両について物足りない印象ですが、今後事業者潜入レポートで取り上げられるものと信じ待つことにします。



会津200か35.
リヤ側からの画像のみですが、新宿で記録した会津バスの高速車。いすゞガーラですが、行先表示の設置の関係で後面窓が1枚タイプのものを採用しています。

路線バス全方位レポートはバスマガジン創刊10周年企画スペシャルバージョンとして「沖縄県 沖縄本島」を紹介。沖縄本島で路線バスを運行する各社の在籍車両のほか、10年間の動向をまとめています。










画像は2011年4月に記録したものの再掲ですが、現在の那覇バスターミナルには(第一)のマークが入っているとは知りませんでした。在籍車両も(東陽バスを除いて)大きく入れ替わりつつあるようですから、早く再訪したいところ・・・。早く小生の財布がアベノミクスの番外地から脱却してほしいものです。

連載ではこのほか、ようやく「離島に生きるバスたち」の第2回目が掲載。宮古列島の事業者を紹介しています。このほか、「昭和の車保存会 活動レポート」や前号よりスタートした「終点までのバス散歩」と「1980年代 思い出のモノコックバスたち」の掲載もあります。

発売からだいぶ時間が経ってしまいましたが、今号も楽しく読める1冊となっています。次号以降も読み応えがあるレポートなり特集を期待します。

次号予告は「バスマガジン創刊10周年記念企画、まだまだ続きます」、「バス子のQ&Aで営業所の疑問をぜ~んぶ解明!!」ほかとなっています。久々にバス子さんという文字を見た気が。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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