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2020年東京五輪開催に水を差す事態が起こっていますが、はたしてどうなるのでしょうか。真相はまだ分かりませんが、5000万円を無利子で借りられたことはやはり何かあるとしか思えません。まあ、何を言いたいかというと、小生にも貸してほしいということです。というわけで、前号同様やはり11月末までにブログ作成出来なかった、バス雑誌の感想と題した手書きの借用書。奇数月の発売はバスマガこと『バスマガジン 62号』です。 
 
今号もバスマガジン創刊10周年記念企画が続きます。巻頭は「バスマガジン創刊10周年記念企画第9弾 営業所&バス車両 Q&A 新人バス子が平和交通に突撃取材!」タイトル長いよ。



ビー・トランセグループの平和交通が企画に全面協力のもと、バスに関する一般的なものから平和交通に関するものまで全39のQ&Aを掲載しています。Q&Aの内容はバスマガのプロ読者からすれば物足りなさを感じてしまいますが、バスファン入門的な特集は意外と少ないですから有用ではないでしょうか。

「平和交通で所有している車両を教えてください 」という質問で、代表的な在籍車両を紹介しています。拙ブログではここぞとばかりに手持ち画像を並べていきます。


       

社番:174-023HN52.
スマイリングシャトルカラーの日野HR10.5mサイズ。ライトなQ&Aですから、平和交通の社番については特に触れられず。付番方法について取り上げると、いろいろと説明しなければならなくなるので省略するのも仕方ありませんが。拙ブログはコアな方向けですので簡単にまとめると、前半3ケタは連番でハイフン以下が、02年3月登録、H=日野N=ノンステップ車で、5=平和交通で定めた定員区分、2=前中扉をあらわします。
  


社番:303-049H152.
04~05年に導入した日野ブルーリボンシティワンステップ車。ワンステップ車は平和交通で少数派です。スマイリングシャトルカラーの車両は現在、開業したばかりの津田沼・ららぽーと線の主力となっている模様。



社番:304-053H152.
同じくスマイリングシャトルカラーの日野ブルーリボンシティですが、05年導入車は扉上部などを黒色にしています。



社番:371-062HN52HV.
日野ブルーリボンシティハイブリッドは京成グループに先んじて県内初導入。



社番:514-519099HT.
近年の平和交通といえば、やはり近距離高速バスの路線網拡大は外せません。画像の日野セレガは09年に満を持して昼行線に本格参入した銀座・ちはら台線開業の際に登場したうちの1台。ちなみに高速車の社番は一般乗合車の付番法則と少々異なり、ハイフン以下が、定員51人、補助イス9脚、09年9月登録のH=日野車でT=トイレ付となります。



社番:520-508127MT.
12年には成田空港への格安リムジンバス「成田シャトル」を開業。開業にあわせて画像の三菱ふそうエアロエースを導入しています。成田空港への格安リムジンバスは京成グループ運行の東京シャトルと競合となっていますが、東京シャトル側の相次ぐ増便により平和交通は少々押され気味な感。
平和交通にはかつて富士ボディの日野路線車も在籍していました。数枚程度の画像を並べたエントリもありますので、宜しければ御参照願います。
 
バスマガジン創刊10周年記念企画第10弾は「読者が選ぶ 全国乗合バス100選」。長い休載もあり、「これまでの6年間で、33路線 」にとどまっていたものを、なんと今号だけで19路線を掲載。ようやく50路線を超えました。
 
 「第43回東京モーターショー2013 バス出展車両誌上大公開」は表題の通り、各社が出品したバス車両を中心に紹介しています。
 
   

画像は日野自動車が出品した「日野ポンチョ・ミニ(小型EVコミュニティコンセプト)」。
ハイエースのワイドボディロングよりもコンパクトな車体で乗車定員は11人 」とのこと。正直バスというより、乗合タクシーというようなサイズです。

このほか、「三菱ふそうバス製造株式会社潜入記」などの掲載もあります。


バス会社潜入レポートは「ウィラー・グループ」。バス趣味誌で大きく取り上げられたのは新高速バス制度スタート前の2012年2月刊行バスラマ130号の事業者訪問以来。旅行会社として創業した時代やバス事業への参入について等はバスラマや以前のバスマガジンで書かれたものている通り。やはり新高速バスについての記述に目新しさを感じました。

ウィラーの高速バスといえば、バリエーション豊富なシートが有名。車両紹介では内装もカラー写真掲載しています。



名古屋200か3263.LKG-RU1ESBA(11年車)。
ウィラーバスターミナル新宿西口がある新宿住友ビル駐車場に停車中の日野セレガ。掲載の所有車両一覧表によれば、画像の車両はウィラー・エクスプレス東海名古屋所属で、「リラックス(プライベートモニター付き)」と呼ばれる仕様の4列シート車。

1954









ウィラー・エクスプレスといえば、2006年に大宇のBX212Hをまとまった台数導入したことで話題となりました。大宇とはその後販売に関して協力し、他社への売却なども行われた模様。「現在はパーツ供給の困難や、稼働率の低下により廃車が多くなり、その台数は減り続けている 」とのこと。なお、画像は2008年に記録したものの再掲ですが、ウィラーエクスプレスに在籍した車両かも分からないというイメージ画像的なものです。

事業者別におおむね1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は、2011年刊行の46号以来2度目の登場となる京都市交通局。

うずまさ









京都22か6508.2012年1月に記録したものを再掲。
2011年以降の大きなトピックと言えば、2012年3月の定期観光バスからの撤退ではないでしょうか。定期観光車は「車両ごとに付けられた愛称の標記を撤去したうえ、同月にオープンした京都水族館への輸送を中心に使用されている 」とのこと。

2010~12年度の日野BRCハイブリッド新車導入により、U規制車だけでなく99年式のCNG車にも廃車が出たようです。

6511r









京都22か6511.NE-LV288L(97年車)。2012年1月記録したものを再掲。
リヤ側からの画像のみですが、「洛バス」カラーのキュービックCNG車。2011年度末の3月に廃車となったようです。

「事業者間移籍車話題の広場」では、新潟交通・山交バス・広島電鉄にごく最近登場した移籍車を取り上げています。



熊本200か1088.
広島電鉄に京王電鉄バスグループからHR10.5mサイズが移籍したということで、ここでは九州産交バスにも登場したHRを並べておきます。京王電鉄バスグループの移籍車は、みちのりHD各社を中心に日本全国で見られる存在となりました。

路線バス全方位レポートは前号の沖縄県沖縄本島に続きバスマガジン創刊10周年企画スペシャルバージョン「東京都 23区&都下」を取り上げています。羽田京急バスやシティバス立川といった分離子会社を取り上げるかと思えば、京王電鉄バスグループでひとまとめにしたりと掲載基準は相変わらず曖昧です。また、分かりやすさを優先させたためとはいえ、他県在籍車両の掲載写真も見られます。



社番:た69.
神奈川中央交通の路線バス標準カラーとして掲載写真もそのひとつ。せっかくなので、多摩営業所在籍の三菱ふそうMPノンステップ車の画像を並べておきます。
また、特にことわり書きは見られませんが、伊豆諸島・小笠原諸島の事業者は掲載無しとなっています。こちらは離島のバスでの取り扱いとなるのでしょうか。

連載ではこのほか、「昭和の車保存会 活動レポート」、「終点までのバス散歩」は弘南バスの小泊案内所を訪ね、「1980年代 思い出のモノコックバスたち」では加越能鉄道に在籍した富士4Eボディ架装の日野RJを紹介しています。なお、「さようならエアロキング」、「離島に生きるバスたち」は休載となっています。

今号もバスファン初心者から様々なバス趣味派まで網羅した1冊となっています。
次号予告は「バスマガジン創刊10周年記念企画、まだまだ続きます」ってもういいだろ。「バスマガ編集ライターが選ぶ「俺の推しバス」と悪い意味でヤバそうな企画、マニアックなものを推さなければならないでしょうが、内輪ウケだけは勘弁願います。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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