細々と更新しています
12月の中ごろまで、寒くない冬だなと考えていたのが嘘のよう。連日最低気温が0度を 下回る京王バス南エリア在住の小生、寒くてたまりません。寒さが緩めば例年に比べ 10倍とも言われる花粉が飛ぶと言うことで、2011年も厳しい年になりそうです。 ということで、月末恒例バス雑誌の感想という名の花粉症対策。奇数月はバスマガこと、 『バスマガジン 45号』です。 巻頭はポスト新長期排出ガス規制適合車を発売開始した「ヒュンダイ・ユニバース」を紹 介。2010年12月刊行のバスラマ123号でも取り上げられていますが、バスマガでは 内装など細かい仕様を写真付で紹介しています。日本製貸切車と比べるとあっさりして いると言われた室内も、多くの仕様を用意したことが分かります。外観的な変更点として フロントマスクがオプションで「各バス事業者の外装デザインを生かしやすい細めのグ リルデザインも用意された 」ことでしょうか。掲載写真を見る限り、富士急シティバスに 在籍する車両と同様のものと推測。 現行のフロントグリルは行先表示の取付位置に難儀していたところもありましたから、こ のオプション追加によって大き目の行灯設置が可能になれば朗報かもしれません。画像 はツアーバスのキラキラバスでおなじみの旅バスで活躍するユニバース。 日本へ輸出する台数など生産台数に比べれば微々たるものにも関わらず、細かい改良・ オプション対応を行うとはヒュンダイの日本市場にかける本気さを感じてなりません。国内 メーカーも既に金額では太刀打ち出来ていないだけに、出来ません一辺倒のユーザー 軽視の営業では足元をすくわれるかもしれません。 今号のページ数を割いた特集的なものは2つ。まずは主に乗合車ボディのリヤスタイル を紹介した「バスのミカタ後面編」。4メーカー全てのボディを網羅しているわけではあり ませんが、以前40号で写真を並べただけだった「バス顔今昔物語」に比べると内容の 濃さは歴然。テールランプの変遷など単なるパーツ紹介にせず、きっちり法律的なこと も紹介しています。事業者ごとのノンステップバス標記の比較などもありますが、面白い ネタだけに、サンプル不足の印象がありちょっと残念。ということで、小生も横浜市交通 局のノンステップバス後部画像を少々並べていきます。 局番:7-2567. 横浜市交通局では1997年度にノンステップバスを初導入。朱色のノンステップバス標 記文字が特徴のほか、後部行先表示サイズがワンステップ車同様横幅の長いタイプを 装備しています。 局番:8-3638. 1998年度からノンステップバス文字標記が帯色同様の水色に変更。 ノンステップバスが構造上後面窓サイズが小さいこともあり、後部行先表示サイズも小 型のものに変更されました。 局番:1-4544. 後面窓が小さかった初期のフルフラットノンステップバスで有用だった小型の行先表示 も、ワンステップベースのノンステップバスではちょっと物足りない大きさとなりました。 いやはやバスマガジンも45号までくると、こんなマニアックな特集も出てくるとは。左斜 め前からのいわゆる型式写真中心主義に懐疑的な小生にとって、待っていましたという 内容です。この特集によって多少なりとも後面の記録する方が増えればと思ったり。 今号の大特集ともいえる分量なのが「呉市交通局のバス事業完全ガイド」。先日、2012 年4月からの民間移譲先が広島電鉄に決定した呉市交通局。移譲への経緯や歴史、在 籍車両などカラーページと白黒ページにわたって紹介しています。 拙ブログでは、ちょうど呉市交通局のバス画像よせ集めを更新していることもあり、タイ ミング良く特集された感。車両リストには座席形状や車両ごとの担当路線も掲載されてお り、バラエティあふれる在籍車両の記録に役立ちそうです。 局番:Fmo 9810.KC-MP717K(98年車)。 ちなみにこの車両が貸切にも使える流用車だったとは分かりませんでした。出入口表示 がサボなど一般路線車と異なる点など見事に見落としていました。参考文献に追加して 追記をしなければなりません。 総力特集第2弾の「さようなら、エアロキング」は初代から2000年発売の試作車届出の MU612TXまでのスペックを中心としたメカニズムを紹介しています。 バス会社潜入レポートは「ジェイアール九州バス」。高速バスだけでなく、貸切バスも事 業の柱とは知りませんでした。在籍車両は鉄道同様、水戸岡デザインのロゴ文字を多 用した真っ赤な塗装が特徴です。 社番:528-2429.U-UA440LSN(92年車)。2009年に鹿児島で記録。 西武バスからまとまった台数を導入したUA移籍車。前中扉車だけでなく画像のように 3扉車も在籍しています。車体標記の4桁数字は国鉄式車両称号を短縮したものとの こと。この数字だけで十分分かるのではないかと思ったり。 社番:748-05555.KL-RA552RBN(05年車)。2009年に鹿児島で記録。 桜島号で運用中のRAスーパーハイデッカー高速車。九州新幹線全通によりどの程度 影響を受けるのか気になるところ。 「西日本車体工業歴代バスボディ徹底解説」の3回目はスクエアなボディへ大々的に モデルチェンジした58MCボディのB型・B中型・E型、そして小型バスとしてマイクロバ スのパークウェイを紹介。 社番:2926. スロープ付のRMワンステップ車が実車紹介として取り上げられているので、ここでは スロープ無しのLRワンステップ車を並べておきます。 関東在住者にとって、正直58MCボディは明大八王子送迎車など一部を除けば馴染み の薄いボディで、関西以西に行かないと見られないという印象。 前回であらかたのボディを紹介した「いすゞ純正バスボディ大研究」は最終回としてイレ ギュラーな車両を紹介した補遺解説。純正ジャーニーの最終モデルの実車詳細紹介も あります。 このほか、東北新幹線新青森延伸により新たに運行開始及び再編した路線を紹介した 「青森の新しいバス路線」の掲載もあります。 事業者別この1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は北海道中央バス。 小生的に印象深いことはやはり移籍車大量導入です。 札幌200か2398. このあたりの横浜市交通局エアサスワンステ移籍車が一気に増えていった感。 せっかくなので、2010年に記録して並べ忘れていた北海道中央バスの車両画像をいく つか並べていきます。 札幌200か2632.KC-HT2MLCA(97年車)。 中扉4枚折戸でワンステ移籍車と思いきやツーステップ。移籍車はエアサスかワンステ メインと思いきや板バネのツーステップ車も導入している模様。東武バスからの移籍車。 札幌200か2644.KC-MP317M(97年車)。 そして神奈中古。エアサスの元スヌーピーも大挙してやってきている模様。 札幌22か2636. 移籍車大量導入でとうとう旧塗装車が消滅。今後も痛んでいる印象のある札幌市営バス 引継ぎ車が急速に淘汰されるかもしれません。画像は札幌市営バスからの引継ぎ車の UA長尺車。 ちなみに、今号の表紙には「北海道中央バス」のほかに「京都市交通局」もありますが、 掲載無し。ページ数の関係で最終的に掲載見送りになったのでしょうか。それにしても表 紙に誤記とはさすがバスマガです。 呉市交通局特集の影響か、「全国バスターミナル探訪」、「乗降ドアの変遷」、「今号の気 になりバス事業者」、そして「移籍車両の元事業者判別法」など多くの連載が休載です。 移籍車クイズは初の休載ですね。 路線バス全方位レポートは「石川県」。 社番:17-752. 北陸鉄道とその分離子会社が中心です。コミュニティバス運行の一部事業者はリストの みとなっています。 次号予告は前号同様「世の中に1台しかない!希少車両」。特集自体が先送りになるの もさすがバスマガ。特集へのあおりにある「大人の事情かも!? 」はむしろバスマガに当て はまるのでは?。最後は多少皮肉もこめてみましたが、今号の内容も様々な「バスが好 き」がまとまった1冊となっています。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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