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北朝鮮の挑発?行為で先月末あたりからミサイルが発射されるとかしないとかで、日 本のマスコミ報道では戦争間近と感じました。しかし、アメリカボストンでの爆弾テロな ど新たなニュースにより、いつのまにか扱いが小さくなっているような・・・。もちろん何 も無いにこしたことはありませんから良いのですが。というわけで、月末恒例のバス雑 誌の感想という名の無慈悲な戯言。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショ ナル137号』です。 今号に特集と銘打っているものは無く、巻頭に「三菱ふそうの最新安全技術<AMB, MDAS>を体験する」と題したインプレッション記事。レポートの「エルガハイブリッド 運行の現場から」は東京都交通局を紹介。エルガハイブリッドは機械式ATを採用して いますが、「操作性や運転感覚が特殊なものとして、現場では敬遠されがち 」と、この 手の記事では珍しく厳しい意見も見られます。いくら燃費が良くても、運用に入らないの であれば勿体ない話ですが、運転感覚の違和感から車内事故が発生しては元も子も ありません。 タイムリーな話題を中心に取り上げたトピックス。ここでは小生の手持ち画像を並べるこ とが出来るいくつかの記事を紹介します。 まずは、「公営バスの動き 新年度を迎えた大阪市のバス」と題したトピックス記事。 「交通空白地を解消する目的でスタートした 」赤バスですが、29系統のうち26系統が 3月31日をもって廃止となりました。公共サービスだから赤字でも良いととらえるべきか、 採算を重視すべきか難しいところです。今回廃止された「赤バス」の一部路線は区の予 算で「1年間限定の実証実験による運行 」として引き継がれたものもあるようですが、 はたしてどうなるのでしょうか。 車号:02-125. 今回の「赤バス」廃止により、オムニノーバなどの輸入車は姿を消しました。2000年代 初頭に各地で導入事例が見られた小型ノンステップバスの輸入車ですが、機械的なトラ ブルも少なくなかったようでここ数年で代替が進みました。日本でオムニノーバを最多保 有した大阪市交通局からも過去帳入り。 バス停に貼られた「赤バス廃止のお知らせ」。ずいぶんとあっさりしたものです。 今回の記事では取り上げられていませんが、日本城タクシーが4月8日より運行を開始 した「ライフ西田辺~瓜破西」間もいちおうは赤バス代替のサービスとなるのでしょう。運 行にあたっては政治的な問題も色々とあったようですが、かつての大阪市営バス塗装を 纏った小型バスが運行しているということですから一度現物を見てみたいものです。 「各地の話題」では乗合バスに参入した東京空港交通の子会社「リムジン・パッセンジャ ーサービス」の「全路線共用の予備車 」を掲載。東京空港交通のオレンジ色帯部を水色 に塗り替えた姿は衝撃です。 社番:LP5.QRG-MS96VP(13年車)。 京成グループが運行する「東京シャトル」に3月30日より共同運行事業者として加わる ことになりました。画像は「東京シャトル」専用車の三菱ふそうMS。東京空港交通の路線 と競合する「東京シャトル」ですが、子会社を参入させることで折り合いをつけた模様。 毎号掲載の「各地の新車から」は、全国から投稿が集まる人気コーナーです。 熊本230あ352.LDG-RD00(13年車)。 掲載車両で珍しく小生手持ち画像がありましたので記念として並べてみたり。九州産交バ スに登場した現代ユニバース増備車。新塗装?に熊本でお馴染み「くまもん」や、それほど 有名でない阿蘇くまもと空港キャラクター「あそらくん」が目立つポイントです。 トピックスではこのほか、奈良交通70周年を記念して登場した復刻塗装車とボンネットバ ス再登録車についてや、3月31日いっぱいで事業廃止した鳴門市営バスについてなど各 地の話題を多数掲載しています。 事業者訪問はバスラマ初登場となる2事業者を掲載。 まずは兵庫県中北部の但馬地方をメインとする「全但バス」。神姫バスの支援を受けた ことや、2008年に大規模な路線廃止など近年の大きな動きを中心に、残った路線をど のように維持していくか、地元自治体とどのように連携していくのかなどをまとめています。 路線バスを取り巻く状況は厳しいですが、神鍋線では上限運賃導入による値下げや高校 生からのアンケートをもとに路線バスの車両にコンセントを設置するなど、利用者を増やす 前向きな取り組み事例の紹介もあります。「今までのように縮んでいく一方ではなく、新た なアイデアを実行に移すことで、少しずつ明るさが見えてきました 」という締めくくりに、 全但バスの手ごたえを感じてなりません。 車両アルバムでは、復刻塗装のハイブリッドノンステップバスをはじめとした主要車種を 掲載。数年前に突如登場した富士ボディのいすゞLV移籍車はリストに見当たらないことか ら、残念ながら廃車となったようです。積雪の多いエリアということもあり、融雪剤の影響は 深刻。本文で「新車からわずか数年で、外板をはじめあちこちに錆が目立ってしまいます 」 とあるとおり、写真が掲載されたPJ規制車のLVもだいぶ腐食しています。 さて、いつもはこのあたりで小生手持ち画像を並べていくのですが、大阪に出かけながらも 大雨で城崎訪問を断念したこともあり、ここでは2011年7月に神戸三ノ宮駅周辺で記録した いすゞガーラ高速車2枚のみでお茶を濁します。 社番:2761. 社番:2764.再掲。 どちらの車両も在籍車両リストに掲載ないことから、代替された模様。前後の社番の車 両は在籍しているんですが・・・。ちなみに、本文では特に書かれていませんが、この2 台含むKC-LV782R1は淡路交通からの移籍車です。 続いての訪問事業者は「東北急行バス」。東武鉄道を中心とした沿線事業者との共同 出資で誕生した事業者です。現在は東武鉄道100%出資となり、東武グループ的には 朝日自動車系列の高速バス専門事業者という位置付となっています。 2004年に貸切事業から撤退し都市間高速バス専業となりましたが、「会員募集型の 都市間輸送、いわゆるツアーバスの影響を大きく受け 」ることになりました。主要路線 の東京~仙台間は「ツアーバス同士の価格の叩き合いとなり、とても秩序だった競争と はいえない状況に陥ってしまいました。さらにツアーバスは価格勝負となに加えてITや 積極的な広告戦略 」などにより、「結果としてお客様がかなり流出し、大きな痛手を受 けた 」とのこと。一方で、2003年に近鉄バスと共同運行で京都・大阪を結ぶ「フライン グライナー号」・廉価便の「フライングスニーカー号」、2010年に両備バスと共同運行 で岡山・倉敷を結ぶ「ままかりライナー号」と、社名の東北以外への路線も展開してい ます。 さて、趣味誌で東北急行バスを特集的に取り上げられたのは、2009年刊行『バスマ ガジン37号』以来でしょうか。在籍車両は2009年時点と大きく変わっておらず、貸切 転用車や一部のKC規制車が代替された程度となっています。 社番:819.KL-LV774R2(01年車)。 小生の東北急行バス手持ち画像から、まずはいすゞ車。ガーラGHDは、3列シート仕 様車。フロント上下2段ガラス部の「TOHOKU」がポイント。 社番:829.KL-LV774R2(04年車)。 こちらはハイデッカー。4列シート仕様です。 社番:824.KL-RU1FSEA(03年車)。2010年6月に記録したもの。 少し古い画像ですが、日野車の手持ち画像はこの車両のみなのでご勘弁を。セレガR のGDで3列シート仕様車。 アーカイブスでは、1977年に東京営業所を撮影した写真が掲載されています。営業 所の建物などは変わっていませんが、両備バスの車両が車庫に並ぶことになるとは想 像できませんでした。周囲も高層マンションや物流拠点などで様変わりしています。 ちなみに東北急行バス東京営業所のすぐ近くには、都営バスの深川営業所や京成バス の東雲車庫も位置しています。 久々の掲載となる連載のバスのカタログは大型幅の9mサイズ「いすゞ LT/ LTキュービ ック/ エルガLT」。短期間の製造の為見過ごしがちな、リベット付の先代ボディを架装した ものや「ナローバス」も製造していたことなどもキチンとおさえているところは、さすがバス ラマです。 社番:3631.2008年2月に記録したものを再掲。 キュービックボディのLTが登場したのは85年から。販売開始当初からこのボディで 造らなかった理由は分かりませんが、エルガ販売時もLTはモデルチェンジのタイミン グが少し遅れました。このため、KK規制車のLTキュービックが存在しています。 確か全但バスにも在籍していたはずなんですが、掲載のリストに見当たらず。誤記か な? 社番:3632.2008年2月に記録したものを再掲。 富士ボディのLT。 札幌200か467.2012年5月に記録。 エルガLTは北海道中央バスなど限られた事業者でしか採用されなかったという印象 ですが、全長・幅・WBなど大型二種免許の試験車要件に合致した車種であったため 教習車として全国的に見られました。最後の砦ともいえた大型二種免許の試験車も基 準が11mに変更となりLTの国内販売にトドメをさしました。 4月発売号恒例の「スーパーハイデッカー・低公害バス」と「ノンステップバス」の採用実 績も掲載されています。 次号予告ですが、事業者訪問は西東京バス、名古屋ガイドウェイバスの新型車、2013 バステクフォーラム ほか とのこと。 社番:A11022. 西東京バスの掲載により、バスラマ事業者訪問で東京都内の主だった路線バス運行事 業者で取り上げられたことになります。小生居住エリアの地元事業者ということもあり、 楽しみです。画像を確保しするのも楽ですし。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照しています。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
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