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かの地で捕らえられた邦人2人への対処をめぐり、「自己責任」というワードがふたたびクローズアップされました。要は「自分が悪い」ということなんですが、最近小生も「自己責任」だから仕方ないと思うしかないことがありました。それは先日LCCを利用して九州へ出かけたときのこと。復路が機材の関係で欠航!規定により成田着20時過ぎの便に振り替えるか、返金での対応を選ぶことになりましたが、さすがに振り替え便を選択したのでは家に帰れない。かといって数千円返金されても正規運賃には焼け石に水程度・・・。考えた末、返金での対応を選択、往復1万円以内のはずが5万円近い出費となりました。結局のところLCCを選んだ自分が悪いということなんですが、今後の利用について考慮しなければならないことを学ぶことが出来ました。
というわけで、バス雑誌の感想と題した本数が少ない空港へのLCC利用は要注意。奇数月はバスマガこと『バスマガジン 69号』です。 

今号から編集体制が一新されたバスマガジン。巻頭から「キーワードは安全、そしてエコ 日野テクノロジーのいま」、「三菱ふそうエアロエースMS/MM試乗会レポート」と、実際にハンドルを握っての試乗記事が続き、自動車雑誌らしさが強くなったことを実感。ただ自家用車と違い、実際バスを運転できる人が購読層にどれくらいいるのか気になるところです。
 
バスの運転については、「ウィラーの本質を安全への取り組みに見た!!」記事でプロの技術のほんの一部を紹介しています。
 
   

新潟200か804.2014年9月に記録。
ウィラーでの研修・訓練を取材し、「膨大なウィラー・トレーニング・プログラムの中の初めの一歩、安全確認と確保を紹介 」しています。
 
バスマガジンはもともと様々な記事の集合体ですが、今号は「酔わない!! 乗りバステクニック」として車酔いと大正製薬の酔い止め薬について紹介記事等、これまでとは毛色の違うものもあり、もう何でもござれです。


前号で最終回とあったバス会社潜入レポートですが、何事も無く「大好評連載」として掲載!前号までのバスマガジンはいい加減過ぎです。今回は2009年刊行の『バスマガジン 36号』以来2度目の登場となる「横浜市交通局」。本文中に2度目の登場と書いてあっても良さそうなのですが特に記載はありません。編集体制一新でこれまでのバスマガジンとは断絶したことを実感します。ただ、ワンステップバスをノンステップバスと紹介するなど記述の一部に誤記が見られますので、これまでの悪しき伝統はしっかりと受け継いでいるようです。



車号:2-3330.QPG-KV234L3(12年車)。2014年10月に記録。
前回の36号時点で在籍していたKC規制車やKK規制車の中型ワンステップ車が引退し、概ね3分の1程度が入れ替わりました。引退した車両は営業所ごとに導入メーカーがある程度決まっていた頃でしたので、バラエティに富んでいました。2000年代中盤から「導入メーカーは毎年入札によって決定 」する方式となり、さらに市販モデルが少なくなったため、在籍車両はいすゞエルガと画像の日野ブルーリボンⅡで半数以上を占めるまでになりました。



車号:9-1647.PKG-LV234L2(09年車)。2014年10月に記録。
こちらはいすゞエルガの短尺ノンステップ車。



車号:3-1764.QPG-LV234Q3(13年車)。2014年10月に記録。
2013年から「収容力を重視した長尺・ワンステップバスが一定数並行して導入 」を開始。かつて磯子や本牧に標準尺車が在籍していたので、ふたたび路線環境に合わせた車両導入の再開は喜ばしい限りです。

連載は大幅に入れ替わり、新連載ラッシュ。注目すべきは「帰ってきた 路線バス全方位レポート」。創刊号から62号まで続いた長寿連載が復活です。今号は「愛知県」を取り上げ、主要事業者を紹介。

NN5

車号:NN5.KL-UA272KAM改(01年車)。2011年12月に記録。
連載では「紹介事業者の中から注目事業者の車両一覧表 」もあわせて掲載という、うれしいオマケもつきました。今回は名古屋市交通局の一覧表を掲載。18年使用を粛々と進めているようですが、このあたりの初期AT車のメンテナンスにいくら費用をかけているのやら・・・。

前号で最終回を迎えた「終点までのバス散歩」はBJエディターズのあの方の執筆変わらず「終点の情景を求めて」にリニューアル、越後交通の大野積を訪ねています。このほか、人物にスポットを当てた「[バス屋稼業]マイスターが語る 人・バス・時代」と読ませるものから、「路線バスでアニメ聖地巡礼 茨城交通「ガールズ&パンツァー」と硬軟取り混ぜたラインナップ。さらには「大型車の未来を予見する[トラックフォーラム]」と大型ドライバーさんに向けたものもスタートしています。

編集体制を一新したバスマガジンの1冊目、前号の予告時点ではどんな内容になるのか心配だっただけに、思っていた以上の出来でひと安心。とはいえ、今号で目に付いたパブリシティ感あふれる記事ばかりでは困ります。また、自動車雑誌でありがちな編集者がやたらと出てくる内輪ウケも個人的には面白さを感じませんので控えていただきたいものです。

次号予告は、
「平成のバスから21世紀のバス、そして最新モデル めまぐるしい変遷を遂げた事業者別バス図鑑」
「ヒュンダイの超巨大な製造施設と熾烈なテスト現場レポート」
「似て非なるバスの仕様。でもよく見りゃ納得のバスモデル」
「修理、補修、整備から大改造まで 事業者が行うバスの更新作業を追う!!」ほか
と、なかなか面白そうなものがラインナップされています。なかでも小生的に楽しみなのが「事業者別バス図鑑」なんですが、東京の城南地域オンリーな地雷企画にならないことを願うばかり。最低でも東日本・西日本それぞれの事業者を紹介してほしいものです。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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コメント
バスマガジン69
2015年最初のバスマガジン69を発行しました。編集プロダクションが69号からマガジン大地に変更しました。路線バスの状況コーナーも復活しました。新体制のバスマガジンは移籍車コーナーがなかったです。
【2015/02/01 11:20】 NAME[しんご] WEBLINK[] EDIT[]
BJエディターズ
最新刊で種村直樹氏が復活するみたいですね。
http://www.bus-japan.com/p04.html
【2015/02/11 19:54】 NAME[dai] WEBLINK[] EDIT[]


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