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先日神奈川県内にある米軍施設の相模総合補給廠で爆発事故がありました。JR横浜線の車窓から見える範囲ですと使っているのかよく分からんという印象でしたが、爆発すると大変なものを保管している施設と分かり認識を改めました。というわけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名の現役施設。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル151号』です。

8月18日にモデルチェンジを発表したばかりのいすゞの大型路線バス・エルガについて、「速報!いすゞエルガ モデルチェンジで第2世代へ進化」と題し巻頭で紹介しています。今回のモデルチェンジの大きな変化といえるのが、ノンステップのみということと、搭載エンジンが中型車エルガミオと同じ直4エンジンに変更しトランスミッションは機械式ATかトルコンATの2種類のみとなっとことでしょうか。いよいよ大型路線バスも直4エンジンで走る時代になるとは驚きです。かつて三菱ふそうが販売していたエアロスターエコハイブリッドはマイクロバスのエンジンを搭載していましたが、あれは直結冷房用でしたのでワケが違います。ATのみとなったのは、やはりエンジン的に無理があるからではないかと思うのですが・・・、どうなんでしょうか。 「詳細は改めてご紹介する 」ということなので、市販1号車がどの事業者に登場するのか?など次号が楽しみです。ちなみに今回モデルチェンジの対象となったのは「路線系ディーゼル車のみで、ハイブリッド車と自家用ツーステップは従来の車型が継続する 」とのことですから、次の排気ガス規制開始前までは旧モデルの外観の車両も併売するという変則的なものとなるようです。

特集は「バスラマのVISIT 台湾!」。台湾で観光系バスを製造している三菱ふそう台湾(順益車輌工業)への訪問記事や、台湾でも導入が始まった中国メーカーBYD製電気バスについてや、台中市のBRTにまつわる最近の動きなどを紹介しています。BYD製電気バスについては苗栗客運在籍の車両をとりあげていますが、「1日の走行距離は約170~210km 」で「毎月6000kmをコンスタントに稼働させている 」とのこと。ちょうどレポートで三重交通に在籍する国産大型電気バスの1年間の状況をまとめた記事が掲載されていますが、こちらは「日に100km、月平均の走行距離は3000kmのペース 」。BYD製電気バスの凄さが分かります。
 
特集と銘打たれていませんが「制度発足から2年 新高速バスの現況」と題した記事も掲載。新高速バスについての特集は制度発足1年を迎えるところで一度予告されていましたが、掲載は都合により延期となっていました。1年近い延期になるとは思いませんでしたが、それだけ動きがあったということ。「ツアーバス時代に急成長して各地に路線を展開し、大手ツアーバスの一角としてブランドが浸透していたような事業者さえ複数が消滅し、その一部を他の事業者が継するなど、今だ新高速バスは安定期に入ったとは言い難い 」 という本文が物語っています。 
  
  

例を挙げると、キラキラ号を運行していた旅バスは桜交通に買収されています。桜交通は「旅の散策バス」を運行していた富士セービングバスの一部路線も引き継いでいます。


事業者訪問は2004年に名古屋鉄道のバス事業分社として誕生した「名鉄バス」。バスラマでは名古屋鉄道時代となる1999年発行の53号以来の登場となります。近年の取り組みのほか、ドライバー不足についての対策などが掲載されるところに時代の変化を感じます。収益の柱となっている長距離高速バスは、「旧ツアーバスとの差別化もあり、昼行・夜行とも内装のグレードアップ 」を進めているという記事を読むと、新規参入事業者との競合が負の側面ばかり目立つなか、利用者のサービスアップにつながった数少ない成果ではないかと思います。

いつもどおり、ここからは小生手持ちの名鉄バスの画像を何枚か並べていきます。今回は一般乗合車の画像のみとなることをご容赦願います。
  


社番:1429.KL-MP35JM(04年車)。2015年5月に記録。
名鉄バスの一般乗合車は現在4種類の塗装デザインが在籍しており、画像のMPワンステップ車は「2004年までの旧デザイン 」。名鉄バスの「使用年限はおおむね12~13年 」ということなので、姿を消す日も近そうです。
 


社番:1620.PJ-MP35JM(06年車)。2015年5月に記録。
こちらは名鉄グループ共通の現行塗装デザインのMPワンステップ車。グループ共通塗装とはいえ、正面部など各社のオリジナリティが見られます。ちなみに名鉄バスでは「中4枚折戸はツーステップ車時代から基幹バスや多客路線向けに採用された仕様 」とのこと。 
 
 

社番:1464.QKG-MP38FK(15年車)。2015年5月に記録したものを再掲。
2011年以降の新車はノンステップバスに統一している 」名鉄バス。新マスクのMPも順調に台数を増やしています。名鉄バスの4ケタの社番についても、もちろん解説しています。百の位は年式を表しますが、画像の車両など一部にズレがあるのは「2011年新車までは10月以降登録車を翌年の年式で、2013年からは年度ごとに表記するため 」。

 

社番:7908.BJG-MP37TM(09年車)。2015年5月に記録。
2008年から計22台が採用されたエアロスターエコハイブリッド 」ですが、「バッテリー寿命の課題から早期引退が進み、取材時は2009年式10台のみが在籍する 」だけとのこと。販売価額は超高額にも関わらずこの結果とは・・・。金をドブに捨てたようなものです。



社番:8503.2015年5月に記録。
掲載の在籍車両一覧は2015年3月31日現在と、少々古いデータとなっています。このため「2015年6・7月の新車入籍とそれに伴う廃車・転属 」が反映されていません。画像のMKノンステップ車はそんな反映されていない1台。

名鉄バスアーカイブスでは1980~1990年代の路線車を取り上げ、ベルギー製の中型路線車・バンホールAU138Jをカラー写真で掲載しています。博覧会の一環とはいえ、よくこんな輸入車を営業車として導入したものだと驚嘆します。
 
連載は、「新 バスドライバーのひとりごと」と海外記事となっています。 
 
次号予告は、バス事業者訪問が京成バス、特集は「最新バス機器・用品ガイド」、いすゞ新型エルガ詳報、新潟市の連接バスが運行開始、ほかとのこと。京成バスの分離子会社を取り上げるのかどうか気になるところです。新潟に行かないといけないかな・・・。
 
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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