右斜め後からの１枚（その１５７）

２０１８年から主だった更新を別ブログ（２つ目のブログ）に移しています。

こちらのブログでは残っている画像ファイルの容量を有効活用すべく、「右斜め後からの１枚」シリーズを細々と更新しています。

「右斜め後からの１枚」とは、右斜め後から記録したバス車両の画像を並べるだけというお手軽な内容となっています。多少でもお手軽さを減らすべく、その月に記録した画像をメインにするというルールを課しています。

旭川２３０あ２００５．２０２５年６月北海道上川郡東神楽町「旭川空港」で記録。

今回は旭川電気軌道に在籍するジェイ・バス製ボディの日野ＫＶノンステップ車を右斜め後から。旭川電気軌道は２０１６年の創業９０周年に向け、２０１４年導入の三菱ふそうＭＰ６台と日野ＫＶ１台の計７台に歴代塗装デザインを施しました。画像の日野ＫＶは歴代塗装で登場した１台で、赤白の塗装は１９７０～１９８０年代の路線バスに採用していたデザインです。

旭川電気軌道のノンステップバスといえば、１９９８年から２００９年まで側面窓に曇り防止に効果があるというペアガラスの固定窓仕様を採用してきましたが、２０１３年から標準的な上部開閉の側面窓となりました。運転席側ホイールベース間の側面窓中央２枚が固定ガラスとなっていますが、これはメーカー標準仕様のものとなります。また前輪の後部分に暖房用と思われる燃料タンクと給油口があります。

旭川２３０あ２００５．２０２５年６月北海道旭川市「旭川駅前バスタッチ」で記録。

左斜め前からの画像。

同時期に導入した三菱ふそうＭＰノンステップ車にあわせるように、こちらもトルコンＡＴ車です。また、車内のシート配置は前中扉間ノンステップ部は運転席側前向き１人掛けシート、扉側優先席部は横向きシート、後部は両側とも前方２列が１人掛けシートという「ラッシュ型」のような配列となっています。運転席側の前輪後に暖房用と思しき燃料タンクがある関係で、その部分の１人掛けシート２列分は一段上がるような造りとなっているのも寒冷地向けの車両という感じです。
２０２３年頃に日野の旧メーカーエンブレム「ウィングマーク」の装備を追加し、この塗装デザインを採用してきた時代感がアップしました。

旭川２３０あ２００５．２０２５年６月北海道上川郡東神楽町「旭川空港」で記録。

旭川２３０あ２００５．２０２５年６月北海道旭川市「旭川駅前バスタッチ」で記録。

せっかくなので右斜め前からの画像と左斜め後からの画像も並べておきます。

歴代塗装デザインで登場した車両も登場から１０年を経過し、ところどころ退色が見られるようになりました。この塗装だと、退色すらいい感じに見えるのだから不思議です。

旭川２３０あ２００４．２０２５年６月北海道旭川市「旭川駅前バスタッチ」で記録。

日野のウィングマークが取り付けられたのと同時期に、三菱ふそう車にも「ＦＵＳＯ」のメーカーエンブレムが取り付けられました。画像の三菱ふそうＭＰは１９６８年に合併した旭川バスの塗装デザインです。

旭川２３０あ２００７．２０２５年６月北海道旭川市「旭川駅前バスタッチ」で記録。

ツーステップ車に採用してきたクリーム色地に赤帯の先代塗装デザインは、５台登場しました。台数が多かったからか、こちらにはメーカーエンブレムの取り付けは行われていません。もっとも、この塗装の頃だと「ＦＵＳＯ」エンブレムより「ＭＭＣ」ロゴのほうが合うかもしれませんが。