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不自然な政務活動費の釈明会見で号泣した県議(元)が話題となったのが7月の初め。月末のブログの書き出しのネタにするにはもう今更の感。ネタの旬は本当にあっという間に過ぎていきます。というわけで、毎月恒例バス雑誌の感想と題した城崎温泉に小生が行くなら全但バスの高速バスを利用します。奇数月はバスマガこと『バスマガジン 66号』です。

巻頭は、フロントデザインを一新した「三菱ふそう大型路線バスエアロスター・デビュー」記事。『バスラマインターナショナル144号』同様、メーカー発表資料を基にした第一報記事となっています。詳細は次号ということですが、やはり実車をこの目で見たいところです。
 
特集は「首都圏の富士ボディ車両・ウォッチングガイド」。2012年刊行の54号特集「関東から姿を消しつつある富士ボディに注目!」のほぼ焼き直し企画です。首都圏の定義は関東1都6県+山梨県ですから、掲載範囲は54号の特集より拡大するのですが、そこはバスマガジン。本特集では「原則として自動車NOx・PM法規制エリア内を本拠とする30台以上を保有する事業者の車両(高速車除く) 」としているので、掲載対象はグッと狭められてしまいました。掲載対象事業者の富士ボディ車の型式や運行状況を細かく追いかけるために仕方が無いのかもしれませんが、ちょっとタイトルを大げさにしすぎてしまったようです。
 
1-4625

車号:1-4625.2013年8月に記録。
ここでは写真掲載が無かった横浜交通開発在籍のUAノンステップ車画像を並べておきます。横浜交通開発は横浜市交通局の外郭団体で、2007年に横浜市交通局のバス営業所を管理受託するため路線バス事業に参入しました。画像のUAノンステップ車は参入時に横浜市交通局から転籍したうちの1台で、記事によれば「稼働率が残念ながら低い 」とのこと。

特集ではこのほか、「変わり種バス カタログ 第1弾」や「京都市バス「大快革」詳細レポート」など硬軟取り混ぜた記事を掲載しています。


バス会社潜入レポートは大阪府の「高槻市交通部」。趣味誌で本格的に取り上げられたのは2003年刊行の『バスラマインターナショナル 76号』以来。高槻市交通部は2000~2002年度に新車導入を行わず、かつ営業所が自動車NOx・PM法の対策地域内となっていることからバスラマ掲載時の在籍車両は全車引退済。近年の施策や在籍車両などを新鮮な目で読むことが出来ました。
特筆すべきは「収支のバランスを図り、再任用・非常勤職員の活用や給与制度の見直し等、経費の削減に取り組んだ結果、97年から2008年までは単年度収支で黒字を維持、以降も経常利益は黒字を維持している 」こと。輸送人員が減少しているなかで、この結果は立派です。掲載の「高槻市自動車運送事業の変遷」資料によれば、2000年度に20億円弱の当期純利益を上げています。掲載の沿革年表に特段の記載がないだけに、理由が気になるところです。
気になると言えば、掲載写真の広告看板が一部を除き修正されていること。過去の在籍車両の写真まで広告看板を修正する徹底ぶりです。まあ深く追及することでもないので、ここからはいつものように小生手持ち画像を何枚か並べていきます。今回並べる画像はすべて2012年1月に記録したもの。『バスマガジン 51号』の京都バス特集の感想めいたものを書くため京都へ出かけたついでに記録したものが、3年の時を経て再びバスマガジンの感想めいたもので役に立とうとは・・・。

   

大阪200か2381.PKG-KV234L2(08年車)。2012年1月に記録。
高槻市交通部といえば西工ボディを愛用した事業者。現在も在籍車両の約6割が西工ボディ車となっています。画像の車両は西工ボディの日野KVノンステップ車ですが、外観からメーカーの判別は不可能です。



大阪200か3045.LKG-KV234N3(10年車)。2012年1月に記録。
こちらはジェイ・バス純正ボディの日野KVワンステップ車。高槻市交通部の塗装デザインは扉部を目立たせたものとなっていますが、「ジェイ・バス製は前扉周辺がブラックアウト処理されており、黄緑色のU字型ラインが目立たない 」ものとなっています。



大阪200か1307.KK-MK27HM(03年車)。2012年1月に記録。
高槻市交通部では先述したとおり、2000~2002年度に新車導入を行っていないため、現在最古参車となるのが2003年に導入した画像のMK10.5mサイズノンステップ車。この年は平地路線メインの芝生営業所にMK10.5mノンステップ車とUAのCNGノンステップ車、山間部路線を抱える緑ヶ丘営業所にはいすゞLVワンステップ高出力車と路線環境を考慮した導入でした。

続いて連載をいくつか。63号以来の掲載となるのが、事業者別におおむね1年の話題を振り返る「Things happened in a year」。今回は2011年刊行の48号以来2度目の登場となる横浜市交通局で、約3年間の動きをまとめています。路線は2005~2006年に民間移譲など大ナタを振るった後ですので、小幅な改変といったところ。

1-1751

車号:1-1751.LDG-LV234L3改(11年車)。2013年10月に記録。
新車導入では、2011年度にCNG車の代替導入がありました。いすゞLVのCNGノンステップ車。

0-3710

車号:0-3710.KL-HU2PMEE(01年車)。
新車があれば廃車あり。3年間で消滅した型式については掲載があるので、ここでは近年代替が進められている日野ブルーリボンシティノンステップ車の画像を並べておきます。KL規制車のノンステップ車ですが、2012年度より代替を開始しています。同年式のMTノンステップ車よりも早い代替となったのは、やはり燃費の悪さや色々と手間のかかるATが原因ということなのでしょう。

「事業者間移籍車話題の広場」は函館バスに登場した元東急バスの富士ボディUAノンステップ車やNOx・PM法規制エリア内で活躍する移籍車を紹介。「1980年代 思い出のモノコックバスたち」では金産ボディをメインに、帝国車体との見分け方も解説。なお、「終点までのバス散歩」、「さようならエアロキング総力特集」、「ウエルカムバス」、記載はありませんが「離島に生きるバスたち」が休載となっています。

次号予告は「1993年生産終了したエアロスターK、その活躍を追う!」。いよいよエアロスターKの本格特集が来ました。が、生産終了時の車両でも車齢23年、特集を組むには少々遅すぎたのでは。どのくらいの車両が今なお現役で動いているのか(例えばことでんバスに在籍していた大阪市交通局移籍車)楽しみです。

H212 

車号:H212.2014年5月に記録したものを再掲。
小生が今年見た現役エアロスターKの画像から北九州市営バス在籍の3扉車。エアロスターKの3扉車(現在は後扉を埋めていますが)は非常に少ない事例ですので、次号に取り上げられること間違いなしと見ています。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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