細々と更新しています
バスに関する書籍を買ったら感想めいたものをブログに書くという、ただただルーチンワーク的に更新しているだけのシリーズです。 今回は9月に刊行された『BJハンドブックシリーズS89 東武バス 東野バス』です。刊行からだいぶ経ってからの更新となったのは、手持ち画像を確保するため。小生はルーチンワークにお金と時間をかけすぎです。 社番:5114.QPG-KV234L3(15年車)。2015年4月に記録したものを再掲。 BJハンドブックシリーズでは2004年刊行のR52以来、2度目の登場となる東武バス。前作では東武バス本体単独で1冊となっていましたが、今回は栃木県宇都宮市以北をメインに路線展開している東野交通とセットとなりました。東武バスと東野交通はともに東武グループのバス事業者ではありますが、なぜセットになったのかは分かりません。とはいえ、車種統合によりかつてのバラエティに富んだ車種・車型が整理されてしまった現在の東武バス単独で1冊造るくらいなら・・・・、ということなのかもしれません。掲載事業者は東武バス側が東武バスセントラル・東武バスイースト・東武バスウエスト・東武バス日光の4運行事業者、東野交通側は東野交通と貸切メインのやしお観光バス・那須交通となっています。 内容は車両編・歴史編・紀行編という、いつも通りの3部構成。東武バスと東野交通の2事業者掲載のため、東武バスについては前作に比べるとダイジェスト版となったような印象。「終点の構図」は東武バスイーストの布瀬。紀行編は「初夏の川辺をの街歩き」と題し、東武バスエリアと東野交通エリアを途中東武鉄道の特急「しもつけ号」を利用してめぐる1泊2日の乗り歩きルポです。 車両編の掲載写真は、粗い&コントラストの調整が酷くて側面窓形状が分かりにくいものが見られるここ最近刊行のハンドブックシリーズクオリティというのが残念なところ。また、那須交通に在籍する特定車の一部は、「事業者の要望 」ということで掲載写真がありません。京浜急行バスからの移籍車なんか見てみたかったのですが、要望ですから仕方ありません。車両の解説部は2事業者掲載のためだいぶ簡略され、型式によってはあっさりしすぎではないかと思うものも少なくありません。これまでのハンドブックシリーズの中で本作は、いろいろと物足りない1冊というのが正直な感想です。 感想めいたものはこのくらいにして、ここからは今回の感想めいたものを書くために撮りためたものを含む小生手持ち画像を並べていきます。なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の車両リストを参照しました。 <東武バス> 社番:2580.KL-LV280L1(03年車)。2015年7月に記録。 まずは東武バス在籍車両の画像から並べていきます。東武バスは前作刊行の2004年時点では台数にだいぶ偏りがありましたが一応4メーカー在籍していました。現在は三菱ふそう車とUD車が無くなり、いすゞ車と日野車というジェイ・バス製造のモデルにほぼ集約。路線車の扉は前中扉・前後扉・3扉と路線環境にあわせた仕様を採用していましたが、低床化により前中扉に統一され、マニア的な面白みは少なくなりました。 そんな東武バスですが、かつて一代勢力を築いた富士重工ボディの車両もごく少数ながら在籍しています。画像は新7EボディのいすゞLVノンステップ車で、富士重工のバスボディ製造最終年の03年車です。車庫敷地外から記録したものであることを追記しておきます。 社番:2618.KL-LV280L1(03年車)。2015年2月に記録。 富士重工がバスボディ製造から撤退してからは、純正ボディオンリーとなります。キュービックボディ時は特徴的な1枚ガラスがネックとなったらしく、2枚ガラス仕様が設定されるまで富士重工ボディで導入していたことも、もう昔の話になりました。 社番:2628.KL-LV280L1(03年車)。2015年2月に記録。 低公害車として、03年からCNGノンステップ車を導入。画像のいすゞLVノンステップ車を数次に渡り導入しましたが、既に一部の車両が廃車となっています。 ちなみに、東武バスは4桁の社番を採用し、社番の頭数字「2」はいすゞ車をあらわします。 社番:9800.KL-KV280L1(05年車)。2015年8月に記録。 見た目はいすゞLVとそっくりですが、こちらは社番の頭数字「9」ということで日野車。ジェイ・バス誕生により、typeAノンステップ車がOEMで日野KVとして販売をスタートしました。V8エンジンを搭載したKL規制車のKVは販売期間が短かったため、東武バスでは05年のみの導入となっています。 ちなみに05年導入車は正面窓下のノンステップバス表示が白地の大きなステッカーという特徴的なものとなっています。 社番:9889.BJG-HU8JLFP(07年車)。 フロントガラス下の特徴的なノンステップバス表記は、翌年に現行の白文字のアルファベット表記に変更されました。 CNG車に続く低公害車として、日野ブルーリボンシティハイブリッド車を05年から09年にかけて導入しました。 社番:9985.PDG-KR234J2(09年車)。2015年8月に記録。 もちろん中型車も在籍しています。かつては前後扉車も在籍していましたが、低床化にともない大型車同様前中扉仕様のみとなっています。画像は日野KRノンステップ車。 社番:2871.SDG-LR290J1(12年車)。2015年10月に記録。 近年の東武グループを代表する出来事とといえば、やはり東京スカイツリーの開業であることは間違いありません。東武バスでも東京スカイツリー発着の路線を開設しています。浅草を経由し上野駅と東京スカイツリーを結ぶ「スカイツリーシャトル」もそのひとつ。スカイツリーをイメージした特別カラーの中型ノンステップ車が専用車として運行中です。専用車には画像のような天窓装備で、ヘッドライトが特徴的な車両も在籍しています。 社番:2868.SDG-LR290J1(11年車)。2015年10月に記録。 天窓付の車両は特別な存在で、専用車はスカイツリーシャトルのラッピングをしただけの車両も在籍しています。 社番:9827.ADG-RU1ESAA(06年車)。2015年1月に記録。 高速車は東武グループ貸切車デザインを採用しています。高速バスは「いわき号」と羽田空港・成田空港へのリムジンバスをメインに、近年はスカイツリーへのアクセスバスも運行中。かつては東京の関東バスと共同運行の新宿・池袋~日光への高速バスも運行していましたが、早々に廃止。黒歴史となってしまいました。 画像の車両はスイング扉+トイレ付仕様の日野セレガ高速車。東武バスの高速車はどちらかといえば折戸仕様をメインに採用しています。 社番:2905.QPG-LV234Q3(14年車)。2015年10月に記録。 世界遺産に登録された日本有数の観光地「日光」をメインエリアとしているのが東武バス日光。観光客がメインということもあり、独自色の強い一般乗合車を配置しています。近年の主力となっているのが、居住性の高いハイバックシートを装備した長尺ワンステップ車。深夜急行バスとして導入した車両がグループ内転属してきたほか、画像の車両のように東武バス日光へ直接新車投入されたものも在籍。 社番:2504.KC-LV781R1(98年車)。2015年10月に記録。 東武バス日光といえば、やはり貸切車・高速車からの転用車は外せない存在です。画像の富士7HDボディ架装のいすゞLVは高速車からの転用で、現在の東武バスグループでの最古参車。側面に社番を大きく表記するのが東武バス日光の転用車の特徴といえます。以前は前面・後面にも社番を大きく表記していましたが、現在はやめたようです。 長尺ワンステップ車の導入により、転用車は以前に比べるとだいぶ減ってしまったのは残念なところ。 社番:2729.PA-LR234J1(06年車)。2015年10月に記録。 東照宮など日光駅から比較的近い場所に点在する観光施設を循環する「世界遺産めぐりバス」は紅葉をイメージした塗装デザインの中型路線車が担当。画像のいすゞLRノンステップ車はグループ内転属車です。 社番:9910.PDG-KR234J2(08年車)。2015年10月に記録。 「世界遺産めぐりバス」の看板車両といえるのが、日野KRノンステップ車をベースに改造した「ガラス天井の特殊車両 」。在籍台数は1台のみですが、珍しく一発で画像を記録することが出来ました。 <東野交通> 栃木22う859.U-MP218M(95年車)。2015年10月に記録。 続いては東野交通の車両画像を並べていきます。まずは古参格となる富士7Eボディの三菱ふそうMP旧塗装車。この頃の東野交通は前後扉を標準仕様としていました。ただし後扉は常時「しめきり」ですが。東野交通は4メーカー在籍していますが、なかでも「東武グループでは珍しく三菱車が約半数を占めるのが特徴 」となっています。 宇都宮200か155.KK-MK23HH(01年車)。2015年10月に記録。 少ないながらも一般乗合車の新車導入を継続していますが、2003年以降は中型・小型車のみの導入でダウンサイジングが続いています。画像は三菱ふそうMKワンステップ車で、当初は旧塗装で登場した01年車。現在は東武グループ共通貸切デザインをベースにアルファベットで社名を表記している「グラデーション部分がオレンジ1色 」にアレンジされた現行塗装に塗り替えられています。ちなみに中扉も車椅子専用で基本的に「しめきり」となっています。 宇都宮200か1341.SKG-LR290J1(14年車)。2015年10月に記録。 近年の新車導入は三菱ふそう車から日野車へシフトし、しばらく導入が無かったいすゞ車も、14年導入のLRノンステップ車から本格的にお付き合いが復活した模様。 宇都宮200か1309.KK-RX4JFEA(01年車)。2015年10月に記録。 東野交通は移籍車導入も行っています。一般的な路線車から元自家用車まで、バラエティに富んだ車両導入が続いています。近年は東武グループからの移籍車導入が目立ち、画像の車両は朝日自動車から移籍した日野RX。東武バスからは日野HUワンステップ車のほか、いすゞLVノンステップ車とワンステップ車も移籍しているようですが、これらは残念ながら見ることが出来ませんでした。 那須231あ108.QPG-RU1ESBA(14年車)。2015年2月に記録。 那須230を108.QPG-RU1ESBA(13年車)。2015年2月に記録。 東野交通では高速バスも運行しており、新宿と那須温泉を結ぶ「那須・塩原号」をジェイアールバス関東と、氏家・宇都宮と羽田空港を結ぶ空港リムジンバス「マロニエ号」を関東自動車・東京空港交通と共同運行しています。高速車は画像の日野セレガの導入が続いています。ちなみに「希望ナンバー“108”を取得した高速車は登録番号のひらがなで「あ号車」のようによばれている 」とのこと。 なお、高速車・貸切車は東武グループ共通貸切デザインを採用しています。もっとも画像の高速車は直営の「那須ロープウェイ」のラッピング広告車となっているので分かりませんが。 次作の刊行予定事業者はBJハンドブックシリーズ2度目の登場となる「越後交通」。 新潟230あ274.2015年2月に記録。 前作はNシリーズの年ですから、かなり久々の登場となります。当時掲載された車両のうち何両が在籍しているのでしょうか。ただ、越後交通エリアに行く予定が全く無い小生。購入はしますが、ブログで感想めいたものを書く予定はありませんので、あしからず。 ということで、次々作の刊行予定事業者も紹介。次々作は「朝日バス」ということで、東武鉄道直営のバス事業を肩代わりした朝日自動車グループの事業者が2度目の登場となります。 社番:2145.2011年12月に記録。 朝日自動車グループ各社とも、肩代わり運行開始時に導入した車両代替が本格化し、グループ内移籍車も少なくありません。 PR |
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ひっそりと更新の予定でしたが、 現在はバスがメイン。 覗いている方は少ない辺境ブログ。
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