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京王線・井の頭線沿線を中心に店舗展開しているカレーショップ「C&C」では、現在無料提供している「らっきょう」のサービスを10月31日をもって終了するとのこと。学生時代にC&Cで食べた「らっきょう」の美味さに衝撃を受けて以来とりつかれたように食べてきた身として、無料提供終了は残念。今のうちに「らっきょう」を山盛りにして食べなければ!というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、そういう姿勢があさましいところ。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル152号』です。
 
今号の巻頭特集となるのが、「いすゞ新型エルガ」。前号は速報的な紹介だった新型エルガを、メーカーデモ車をサンプルにして「初代に対する変更点、各部の特徴などを、写真・資料を中心に紹介 」しています。そして市販車第1陣となる国際興業バスと西武バスの車両写真の掲載もあります。それにしても市販1号車が国際興業バスとは意外。
なお、バスラマおなじみの実際にハンドルを握ってのインプレッション等は11月5日発行予定の別冊に掲載されるとの事。別冊発行は昨年のMPモデルチェンジと同様ですね。記事ではこのほか、「日野ブルーリボンハイブリッドもディーゼルも一新」として日野ブランドで販売するモデルも紹介しています。日野ブルーリボンハイブリッドの型式は「HL」に改められました。大型ハイブリッド車のモデルチェンジにより、日野車体の流れを汲むジェイ・バス小松工場で製造する大型路線バスボディが消滅しました。
 
特集はこのほか、10月刊行号恒例の「最新バス機器・用品ガイド」を掲載しています。広告が多い分だけ今号は増ページです。また、特集と銘打たれていませんが、「4WD復活!三菱ふそうローザを一足先に体験」と題した試乗記事も掲載しています。これは、正式にはまだ発売の発表も行っていない三菱ふそうローザ4WDの試験車両を用いたインプレッションです。 さらに、9月20日の「バスの日」にちなみ各地で開催されたイベントの紹介記事もあります。
 
また、新潟市で運行を開始し良くも悪くも話題になった「BRT萬代ライン」についてはレポート記事で紹介しています。


事業者訪問は「京成バス」。バスラマの事業者訪問では京成電鉄直営時代の1998年刊行51号以来の登場です。事業者によっては地域子会社なども掲載対象となることもありますが、今回はあくまでも京成バスのみ。京成電鉄時代に発足した地域分離子会社等については、本文中で紹介する程度となっています。
記事では「シャトル☆セブン」や成田空港発着のLCCに対応した「東京シャトル」運行など近年の施策のほか、「東京都が2019年度内に運行開始を予定する東京都心部-臨海副都心間のBRT運行事業者に選ばれ 」ことなど今後の事業展開についても触れられています。BRTについて、「速達性の高いバス交通を意味する言葉で、決して連接バスを指すわけではありません 」というコメントに、忘れがちな定義を再確認した思いです。

今号の事業者訪問掲載事業者は京成バスのみということもあり、車両アルバムは普段以上に細かくバリエーションを掲載しています。ということで、ここからはいつも通り小生手持ちの京成バス画像を並べていきます。

   

社番:0528.QPG-KV234L3(14年車)。2015年9月に記録。
京成バスの導入車両は、「2008年以降、走行環境に難のある一部路線を除きノンステップバスに統一 」しています。ちなみに、社番は頭文字が営業所を表し、下2桁は「営業所別の固有番号 」をあらわしています。このため営業所間の転属で全く異なる番号に改番されることもしばしば。画像の車両は習志野出張所配置の日野KVノンステップ車。 



社番:3392.PJ-MP35JM(06年車)。2015年4月に記録。
松戸営業所を中心に配置される三菱ふそうの一般乗合車。QVCマリンフィールドの野球開催日や幕張メッセでの大型イベント開催日などに他営業所から応援車両が借り出されるため、画像のように海浜幕張駅前で松戸営業所の車両を見ることが出来ます。
京成バスの一般乗合車の塗装は「戦後間もない時代から使用されている白/紺/赤線のデザイン 」となっていますが、正面の塗り分けはボディ毎に多少異なります。MFBMボディ車は金太郎塗りに近い塗り分けとなります。



社番:N502.PJ-KV234L1(05年車)。2015年9月に記録。
ノンステップ・ワンステップ、尺の長短など京成バスでは路線環境に合わせた車両を導入していました。画像は中扉引戸仕様な日野KVのL尺ワンステップ車。いすゞLVのL尺ワンステップ車ともども千葉県内営業所を中心に配置される「主力車型のひとつ 」となっています。



社番:N529.PJ-KV234N1改(07年車)。2015年9月に記録。
同じく日野KVワンステップ車ですが、こちらは少々長いN尺車。画像の車両は「運賃前払い路線での降車時間短縮を狙った中扉4枚折戸仕様 」となっています。 
 


社番:4451.PJ-KV234Q1改(06年車)。2015年9月に記録。
さらに長いQ尺ワンステップ車は新都心営業所に配置され、「連接バスとともに幕張地区の通勤輸送の主役 」となっています。幕張地区の車両塗装は茜浜車庫開設時に採用された「「カモメバス」と呼ばれる青/白の独自のデザイン 」です。



社番:4827.O530(10年車)。2015年9月に記録。
幕張の京成バスといえば、やはり連接バスは欠かせぬ存在。初代ボルボ連接車を置き換えたのが画像のシターロG。「外装色はメーカーのジャディットグリーンで、側窓上に1台ずつ異なる色の帯 」を採用しています。



社番:4506.LJG-HU8JMGP(12年車)。2015年4月に記録。
京成バスはハイブリッド車の導入も積極的に行い、「民営バスでは全国最多 」とのこと。画像は「京成バスのハイブリッドバスの先駆けとなったブルーリボンシティハイブリッド 」で、カモメバス塗装の新都心営業所配置車。

 

社番:5252.QQG-LV234L3(14年車)。2015年2月に記録したものを再掲。
最近導入が続く、いすゞエルガハイブリッド。中乗り仕様の側面行先表示は中扉戸袋窓部に設置しています。

 

社番:H705.ACG-HU8JMFP(07年車)。2015年8月に記録。



社番:H704.ACG-HU8JMFP(07年車)。2015年10月に記録。
貸切事業は「送迎貸切に特化 」している京成バス。船橋競馬場駅と「ららぽーと」を結ぶ無料送迎バスは日野ブルーリボンシティハイブリッドを専用車として使用しています。上下で車両が異なり失礼します。



社番:5366.PJ-MS86JP(07年車)。2015年10月に記録。
続いて高速車。「主力は昼行路線、空港連絡用のハイデッカー(三菱ふそう・いすゞ・日野) 」で「トランクルームを大きくとった天井配置の直結冷房車で、(中略)後部トイレ付 」となっています。高速車の塗装は貸切車と同じで、長らくKaNaCカラーと呼ばれるクリーム地にオレンジと紺の帯が入ったものを採用していましたが、現在は2006年に登場した「京成グループ共通の白地に赤/青 」のデザインとなっています。2006年に登場したころは側面にも大きな京成グループロゴのみとなっていましたが、早い段階で事業者毎のロゴマークに変更されました。車両はPJ規制車の三菱ふそうMSで、側面は京成電鉄と共通の筆記体風ロゴとなっています。



社番:N804.BJG-RU1ASAR(10年車)。2015年10月に記録。
一般乗合車だけでなく高速車にもハイブリッド車が在籍。現在のところ1台のみ在籍する日野セレガハイブリッドは、「東京駅ーユーカリが丘間などで稼働 」しているとのこと。



社番:H648.QRG-MS96VP(14年車)。2015年10月に記録。
東京駅と成田空港をこれまでよりも低廉な運賃で結ぶ「東京シャトル」はLCCの文字をデザインした塗装を採用。「東京シャトル」専用車は共同運行事業者すべてこの塗装デザインとなっています。「東京シャトル」は低廉な運賃のため、「運行コストの見直しが大命題となりましたが、それまで培った安全性や利便性に関わる部分は堅持しつつ、空港連絡バスの経験を踏まえ、車両運用の効率化や1台あたりのの座席数を増やすことでコスト削減 」を実現したとのこと。このため専用車はトイレ無しとなっています。2012年7月の運行開始以来増便を重ね、あわせて専用車も増車しています。画像の車両は14年に登場した増車分となる三菱ふそうエアロエース。京成電鉄と共通だった側面の社名ロゴは近年京成バスオリジナルのロゴを採用するようになっています。
 
京成バスアーカイブスでは1979年に撮影した写真を中心に掲載。現在の京葉線南船橋駅付近で撮影した写真が掲載されていますが、バスの背後には「IKEA」の看板を掲げた建物。これは1980年代に日本から一度撤退する前に営業していたIKEAで、当時ららぽーと内に店舗を構えていました。写っているバスともども貴重な写真ではないでしょうか。
 
連載は、「新 バスドライバーのひとりごと」と海外記事、そして短期連載の「バス用ターボエンジンのメンテナンス講座」となっています。ほかに連載を謳うものもありますが、広告ですのでご注意を。

次号予告は、バスワールドの最新バス、ヨーロッパのBRT最前線レポート、バス事業者訪問、日本バス協会中央技術委員会全国大会から、ほかとのこと。事業者訪問はまだヒミツのようですが、そろそろ未訪問県ゼロに向けた事業者チョイスを希望。また、今号に記載はありませんでしたが、例年12月中旬に「年鑑バスラマ」が刊行されます。出費がかさむ年末となりそうです。
   
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。
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