右斜め後からの１枚（その１４７）

主だった更新は別ブログ（２つ目のブログ）で行っていますが、こちらのブログでは残っている画像ファイルの容量を有効活用すべく、「右斜め後からの１枚」シリーズを細々と更新中です。

「右斜め後からの１枚」は右斜め後から記録したバス車両の画像を並べるだけ、というお手軽に更新可能な内容となっています。多少でもお手軽さを減らすべく、その月に記録した画像をメインにするというルールを課しています。

車号：８３５．２０２４年３月佐賀駅バスセンターで記録。

今回は佐賀市交通局に在籍し、１９７０年代の塗装を施した「復刻カラーバス」となっているＪＰノンステップ移籍車を右斜め後から。

「復刻カラーバス」は２０１６年に創業８０周年をむかえた佐賀市交通局の記念事業の目玉企画として登場しました。東京都交通局からの移籍車に懐かしい塗装デザインを施し、ナンバープレートは希望番号で「８０」を取得しています。

「復刻カラーバス」は塗装だけでなく、懐かしいアイテムも取り付けているのが特徴で、後面の丸型ＵＤマークもそのひとつです。「復刻カラーバス」登場時から年式相応以上に色アセしていたので、廃車から取り外し保管していたものを取り付けたと推測。実際のところどうなんでしょうか。

車号：８３５．２０２４年３月佐賀駅北口付近で記録。

左斜め前からの画像。

正面はニッサンディーゼルの旧エンブレム、フロントガラス内側には「ワンマン」表示灯、前扉・中扉ガラスに「自動扉」標記などマニアックな装飾も見逃せません。

「復刻カラーバス」はボディの塗り替えにとどまらず車内にも手が加えられており、シートモケットはレトロな赤色系に張替え、木の床板をイメージした床材に変更しています。車内の広告掲示スペースは「昭和２０～５０年代 懐かしの市営バスフォトギャラリー」として、交通局所蔵写真を掲示しています。

ちなみに東京都交通局の中型幅１０．５ｍサイズノンステップ車は車内中扉戸袋窓部を立席スペースとしていました。移籍時に座席取り付けの改造を行う事業者もありますが、佐賀市交通局は立席スペースのままとなっています。

車号：８３５．２０２４年３月佐賀駅バスセンターで記録。

左斜め後からの画像も並べておきます。

「復刻カラーバス」の評判が良かったことから、２０１９年に東京都交通局から移籍したいすゞＬＶノンステップ車は「リバイバルカラーバス」として１９８０年代の塗装デザインを施しました。

「復刻カラーバス」も移籍車として登場して８年、市営バス在籍車両では年式的に古参格となってしまいました。２代目をどうするのか？そろそろ考えているのではないでしょうか。

車号：８５２．２０２４年３月佐賀駅バスセンターで記録。

せっかくなので「復刻カラーバス」と同年式のＪＰ移籍車の画像も並べておきます。

佐賀市交通局は東京都交通局から４年間でＪＰ移籍車を計５台導入しました。初期に導入したＪＰ移籍車２台はサーモキング製クーラーを装備し、側面行先表示は前扉のすぐ後に設置しています。「復刻カラーバス」含めた３台はデンソー製クーラー装備で側面行先表示は中扉寄りの設置となっています。
※初期に移籍したＪＰのうち車号８２３を２０１４年に「右斜め後からの１枚」シリーズで更新しています。

佐賀市交通局では中型幅１０．５ｍサイズの車両をラッシュ時や比較的乗客が多い路線で運用している模様。土休日は佐賀駅バスセンターとＳＡＧＡアリーナを結ぶ準急路線の運用によく入っています。