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夏の高校野球、西東京代表は八王子学園となりびっくり。八王子の中心部は盛り上がるかもしれません。というわけで、バス雑誌の感想と題した目指せ初戦突破。奇数月はバスマガこと、『バスマガジン 78号』です。

まずは拙ブログ恒例、『バスマガジン』最新号の掲載内容と、前号の予告内容を第三者の目で厳しくチェック。ちなみに前号の予告では、「意外と持ちこたえていた(?)7Eをかき集めて現役最後(になるかもしれない?)のレポート」、「エルガミオとレインボーⅡ.ジェイバスの中型路線の導入車紹介」、「鉄道の次は航空機とコラボしたバス。ウィラーのニュープログラムに参加!!」、「進むAT化の波。機械メーカーが行うAT講習会に潜入」、ほかとなっていました。小生は、メーカー・事業者からのパブリシティー込みの記事は掲載確実、7Eはまず掲載なしと予想しましたが、タイトルと内容がだいぶ異なるもののAT講習会を除いて掲載ありというまさかの結果。大穴配当です。

そんなまさかの掲載となった7E記事が、「いよいよ見納め!?都営7Eのラストランを目に焼き付けろ!!」。予告では複数の事業者を紹介するような書き方でしたが、都営バスのみ。バスマガジンで姿を消しつつある存在として富士ボディを取り上げたのは旧編集体制だった2014年7月刊行の66号以来。66号では当時首都圏の事業者に在籍していた富士ボディの一般乗合車を網羅していましたので、今回の特集は随分コンパクトになった感じがします。ただ、現在の編集体制下でマニア向け記事が載っただけでも良かったと思う方がポジティブで良いかもしれません。
 


車号:K500.2009年7月に記録。
内容は現在都営バスで現役の富士新7EボディのK代車9台を中心に紹介しています。「話によると、順次車両の入れ替えを行っているので、廃止時期についてははっきりしていないが、都バスから7E車両が完全に消えるのはそう遠くないことになりそうだ 」とのこと。記事では、都営バスにおける富士7Eボディ架装のUD車導入状況についてもふれられていますが、富士7Eボディはいすゞ車でも導入していたんですが・・・。現在のバスマガらしい詰めの甘さです。
 
ほかの記事ですが、新型エルガミオの市販1号車が一畑バスということに驚きましたが、前号の事業者特集はこの流れでの掲載があったのかもしれません。あとは、「ATとAMTどっちがイイの」などのメーカー取材記事およびメーカー絡みのパブ臭ぷんぷんの内容。省略させていただきます。



バス会社潜入レポートは2011年4月に松本電気鉄道を中心にグループのバス会社を統合し誕生した「アルピコ交通」。2010年7月刊行の42号で「アルピコグループ(松本電気鉄道・川中島バス・諏訪バス)」として取り上げられていますので、2度目の登場となります。2010年時点では私的整理に関するガイドライン手続きを申請し、グループ再生を
行っている状況でした。記事では2010年以降の動きを中心にまとめています。 




社番:42357(当時).KC-LT333J改(99年車)。2011年9月に記録。
長野へはアルピコ交通誕生後に実は一度しか行っていない小生。手持ちの一般乗合車画像は5年前のものとなります。当時はボディの社名表記にアルピコ交通と旧社名を併記していましたが、本号の掲載写真を見ると近年導入車両は「アルピコ交通」のみとなっているようです。画像の車両は川中島バス時代に導入した、いすゞLTワンステップ車。塗装デザインは「路線バス、高速バス、貸切バスすべてが共通のGI(グループアイデンティティ)デザイン 」の「ダイナミックストライプ 」を採用しています。
なお、アルピコ交通では「統一ルールによる新社番が付される 」ようになっており、「既存の車両も転属やラッピング化、再塗装などの際に新社番に改番される車両が現れている 」とのこと。画像の車両も現在は99362に改番されています。 
 


社番:40666.PKG-RU1ESAA(06年車)。2016年4月に記録。
高速車はバスタ新宿で記録した画像を並べておきます。川中島バス時代の頭数字「4」の社番で残る現行ボディの日野セレガ。「PKG-代は18台が在籍する一大グループ 」となっています。 
 


社番:15036.QTG-RU1ASCJ(15年車)。2016年4月に記録。
こちらは諏訪ナンバーのいすゞ高速車。側面固定窓仕様で、「15年に夜行便の運行を開始した茅野ー大阪線用の夜行対応4列ガーラHD 」とのことですが、新宿線の運用に入ることもあるようです。  
 
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「徳島県」。以前のシリーズでは、2010年11月刊行の44号に掲載。6年の間に鳴門市・小松島市と2つの公営バス事業者が消えました。



I.57.2012年8月に記録。
徳島県で唯一残った市営バスが徳島市交通局ですが、残念ながら縮小が進んでいるという状況です。主力路線のひとつだった中央循環も徳島バスへ運行委託されています。
徳島県にも2012年以降出かけていないですね・・・。

「注目事業者の車両一覧表」は徳島バスの一般乗合車を掲載。前号の「青森市交通部」は酷い内容でしたが、今号はきちんと型式も掲載しています。

 

H-98.KK-HR1JKEE(02年車)。2012年8月に記録。
その徳島バスは、鳴門・小松島の市営バス路線を引き継ぎ、徳島市営バスから運行受託路線を拡大しています。徳島県の路線バスは6年の間に徳島バスへ集約が進んだともいえます。車両も引き継いでおり、車種のバラエティも豊富になったようです。
 
バスマガジンの良心と小生的に勝手に思っている「鈴木文彦が斬る、バスのいま」では「貸切バス需要の増大とそれにかかわる課題」と題し、「インバウンド需要増加が貸切バス業界に与えた影響 」をレポートしています。

 

記事では、「アジアからの来日観光客も、ツアー客より個人(小グループ)客の比率が高まる傾向にあるという。そうなると貸切バスを使ったツアーニーズはいずれ再び減少する可能性が高い 」とありますが、熊本の地震などもあり2016年春以降、既にツアーニーズの減少がでているようです。国内のバスツアーも景気や軽井沢の事故の影響があり低調という話も出ているようですから、貸切バス業界はどうなるのか気になるところ。なお画像はインバウンドのツアー客をを乗せた旧ボディの日野セレガGJで、2016年4月に記録したもの。

「方向幕の世界」の8回目は「分割式の方向幕」。「系統番号」と「行先」を分けるなど、「分割式方向幕を使用している事業者を用途別にくくって紹介 」しています。

今号から新連載もスタートしています。その名も「エアポートバス 乗ってわかった愉快だけどマジな話」。第1回は連載で取り上げる対象となるエアポートバス、要はリムジンバスについての概略を紹介したといったところ。愉快だけどマジな話は次号以降楽しみにしております。

このほかの連載では、「終点の情景を求めて」は、奈良交通の「中庵住」、「路線バス散歩紀行」は茨城県で関東鉄道・関鉄パープルバスの共同運行路線である10系統「土浦駅~筑波大学中央駅」、「定点観測アーカイブ あの日のバス」は信南交通の早稲田営業所。短期集中連載の「バスのいる博物館」は、「京王れーるランド」を紹介しています。

次号予告は、「まだまだファンはいっぱい、ぼくらのMU。色あせない魅力いっぱいの“キングに乗ろう!!”」「首都の大動脈バス、ホットスポット対決!?バスタよりスゴイことになっている東京駅チェック&チェック」、「スリーダイヤの聖地・喜連川研究所フェスティバス!! 久々の聖地大激震!!三菱ふそう“なんでも試乗会”レポート」、「またまた出ました!!ウィラー・インパクト。新型の宇宙戦艦が起動!?」、ほかとなっています。三菱ふそうしかコネが無いのかと思うくらい、毎号毎号記事を載せるようですね。載ろうが載るまいが、これほど興味が湧かない予告もありません。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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