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主だった更新は別ブログ(2つ目のブログ)で行っていますが、こちらのブログでは残っている画像ファイルの容量を有効活用すべく、「右斜め後からの1枚」シリーズを細々と更新中です。

「右斜め後からの1枚」は右斜め後から記録したバス車両の画像を並べるだけ、というお手軽に更新可能な内容となっています。多少でもお手軽さを減らすべく、その月に記録した画像をメインにするというルールを課しています。



下関230あ5185.2024年10月山口県下関市下関駅前で記録。
今回はサンデン交通に在籍するKL規制車の日野HR10.5mサイズを右斜め後から。
サンデン交通は東京都交通局から移籍車を多数導入しており、画像の車両もそのうちの1台です。塗装はサンデン交通のノンステップバスでおなじみの青色一色を採用しています。

さて、サンデン交通は全面ラッピング広告に対応するため、ボディには広告看板枠を装備していません。広告看板サイズのバス車外広告の取り扱いは行っているので、画像の車両のようにラッピング車同様の印刷したシートを直接貼っています。




下関230あ5185.2024年10月山口県下関市下関駅前で記録。
左斜め前からの画像。
側面行先表示は東京都交通局時代と変らず前扉のすぐ後ろの窓にあります。車内もモケットは「みんくる」柄のまま、中型幅10.5mサイズノンステップバスで採用された扉側の中扉付近の立席スペースもそのまま、と東京都交通局時代の名残がそこここに見られます。
このように書くと、サンデン交通は移籍時に大きな改造を行っていないように思ってしまいますがさにあらず。通風機器の装備が無い自社発注車にあわせるためか、元の事業者で装備していた換気扇などの機器を取り外し、開いた部分の天井は別パーツで塞ぐという手間のかかる改造工事を行っています。画像の車両を例にとると、前方の角型通風機器があった部分は四角のパーツで塞ぎ、後方の丸型換気扇のあった部分は円形の板で塞いでいます。



下関230あ5259.2024年10月山口県下関市下関駅前で記録。
東京都交通局は2003年度だけ側面窓のほとんどを固定ガラスにした仕様で導入しました。そんな2003年度導入車両もサンデン交通に移籍しています。画像を見ていただければ分かりますが、側面窓で開くのは運転席横と最後部のみ。最後部の窓はメーカー標準だと固定ガラスを採用しているので、当時の東京都交通局はムダにコストをかけた仕様を採用したことがよくわかります。換気に難がありそうなこの車両の換気扇もサンデン交通にかかれば全撤去するんだから恐れ入ります。車内清掃とか大変そう・・・。
そんなサンデン交通もコロナ禍で一変。自社発注車が前後に丸型換気扇を装備するようになりました。コロナ禍後に導入した移籍車の換気機器がどうなっているのでしょうか。今回確認できなかったのが心残りです。



下関230あ383.2011年1月記録(再掲)。
移籍時の大掛かりな改造が換気機器の撤去くらい(※神奈川中央交通からの移籍車は前面運賃表示窓埋めなどアリ)のサンデン交通ですが、かつては側面行先表示機器の移設はもちろん、換気機器は内部機器だけでなく外側のベンチレーター自体を取り外していました。画像はそんな大改造を行っていた時代に東京都交通局から移籍した日野HUツーステップ車。屋根にあった角型ベンチレーターを全撤去していることが分かります。
ちなみにこの車両は東京都交通局時代都市新バス車でしたが、前面にあった愛称看板はもちろん、愛称看板周りとセットとなっていたヘッドライト周りの装飾パーツも撤去する手間のかけよう。都市新バス時代の名残は上部開閉仕様の側面窓くらいとなっていました。
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