松江で見たバス２０１４（松江市交通局編その１）

なんとか年内に片付けたい、９月に島根県松江市で記録したバス画像のよせ集め「松江で見たバス２０１４」シリーズ。
今回から松江市交通局編です。その１では、記録出来た島根２２きナンバー（レイクライン専用車除く）の車両画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「松江市交通局 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル５９号』（２０００），ぽると出版を参照しました。

 

島根２２き１６４７．Ｕ－ＭＭ２１８Ｊ（９４年車）。
松江市交通局は平成の大合併前の旧市内及び旧八束町への路線を展開し、一部路線が長らく一畑バスと競合状態となっていました。遅まきながら０７年に一畑バスから旧市内完結路線を移譲し市内路線は松江市交通局・郊外路線は一畑バスとした大規模な路線再編を行いました。現在は経営健全化計画に基づき、「改善型公営交通」の実現を目指した再建が進められています。
在籍車両は０８年以降の移籍車・新車導入のより代替が進み、長らく松江市交通局の主力となっていた画像の三菱ふそうＭＭ大型短尺車も残り僅かとなっています。もともとＭＭの路線車自体が多くなく、その中でもエアロスターＭボディのＭＭ路線車は全国的に見ても希少な存在。

 

島根２２き１７２１．Ｕ－ＭＫ２１８Ｊ（９５年車）。
松江市交通局では９５年から本格的に中型車の導入開始。中扉引戸仕様の三菱ふそうＭＫワンステップ車で、ボディには「超低床車」とアピール。ただし、車椅子用スロープは装備していません。

 

島根２２き１８６３．ＫＣ－ＭＫ２１９Ｆ（９７年車）。
９７年は短尺中型車を５台導入。中扉は折戸となり、引き続き車椅子用スロープ無しワンステップ仕様となっています。ボディに赤と黄色のアクセントラインとツバキを描いた車両は、９７年２月より運行を開始した南北循環路線の専用車を表していました。現在この区別は形骸化した様で、ごく普通に一般路線の運用に入っています。

 

島根２２き１８６４．ＫＣ－ＭＫ２１９Ｆ（９７年車）。
こちらはツバキがないＭＫ短尺車。



島根２２き１８９０．ＫＣ－ＭＫ２１９Ｆ（９７年車）。
松江市交通局は増収対策としてラッピング広告車の営業にも力を入れています。比較的新しいノンステップ車だけでなく、画像の中型短尺車にもラッピング車が在籍。

  

島根２２き１８９６．ＫＣ－ＭＰ７４７Ｋ（９７年車）。
９７年には中国地方初となるノンステップ車も２台導入。三菱ふそうＭＰ「ノーステップバス」で、中扉はグライドスライドで車椅子用電動スロープを装備。後輪上は対向シートとなっており、いかにも初期のノンステップバスという感じ。セーフティウィンドに「楽乗バス」の愛称と前面行先表示横と中扉部のマークは「松江にノンステップバスを走らせる会」からの贈呈とのこと。



島根２２き１９７１．ＫＣ－ＭＰ７４７Ｋ（９９年車）。
９９年にはＭＰノンステップ車を４台増備。後輪上の対向シートは前向きに改められました。リヤ側画像のみで失礼。大型車は道路環境の関係上、運用路線が限られています。