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マヤ暦から、もしかしたら終末?といくらか話題になった2012年12月21日。小生に 彼女も嫁もいないのは終末に悲しまないためだったのか!と、しみじみ考えたりもしま したが、元々暦が変わるだけでしたので12月22日はやってきました。というわけで、 月末恒例のバス雑誌の感想という名の真の理由から逃げちゃ駄目だ。偶数月はバス ラマこと、『バスラマインターナショナル 135号』です。 巻頭は「いすゞエルガハイブリッド 試乗&阪急バス取材で探るその実力」と題したレポ ート。試乗によるインプレッションと市販1号車を導入した阪急バスへの取材をまとめて います。 阪急バスでは芦屋浜営業所に配置され、機械式ATの特性から「阪急電車より海側の、 比較的平坦な路線の運行に当たることになった 」とのこと。かつてバスに搭載した機 械式ATの評価とあまり変わらないのでは?という気もします。 社番:E164.QQG-LV234N3(12年車)。 エルガハイブリッドの市販1号車は阪急バス、2号車が全但バス、3号車が京成バスと、 意外な事業者から導入したというのが正直な印象。市販3号車の京成バス導入車は「シ ャトルセブン」専用車となっています。実際に乗車しましたが、阪急バスのドライバー氏 へのインタビュー記事に書かれているように、減速やブレーキ操作に相当な慣れが必 要という印象。小生的には渋滞で機械式AT特有のギクシャクした動きを久々に体感 出来て良かったのですが、あくまでも異端意見ということでご容赦ください。 レポートではこのほか、「日本一長い路線バスで行く日本一大きな村」と題した奈良交 通八木新宮線の乗車記や各地のバスイベントなどを紹介しています。小生的に気に なったレポートは、「名古屋市交通局 車両使用年数を18年に」。使用年数を18年とし た目的は、「車両購入費の抑制で収支改善 」とのこと。「従来より使用年数が増えれ ば整備コストは増大する。この部分がポイントであり、従来の部品交換に関わる整備 コストが入念に比較された 」とのこと。使用年数を延長すれば、確かに数年間は車両導 入コストを削減できます。ただ、根本的な問題の先送りでしかないという気もします。 事業者訪問は「ジェイアールバス関東」と子会社の「ジェイアールバステック」の2事業者。 「ジェイアールバス関東」は14年ぶりの登場。現在高速路線は「効率的な収益向上が目 標 」とした「戦略的ダウンサイジング 」を進めているとのこと。以前に比べると路線改廃 が目立つのも方針にのっとったものなのでしょう。一方でこんな路線?と驚くものもあった 新規路線開設ですが、「一定規模の人口がありながら鉄道不便地域を結ぶ路線 」と「大 都市間輸送の補完 」という2つの方針のもとで行われていると知り納得しました。 社番:H654-02425.KL-MS86MP(03年車)。 ここからいつものように小生手持ち画像を並べてお茶を濁します。まずはジェイアール バス関東の高速車でオーソドックスな存在と言える折戸仕様の三菱ふそうエアロバス。 画像の車両は八日市場支店鹿嶋営業所配置。 社番:H654-07413.BKG-MS96JP(08年車)。 佐野支店配置のエアロエース。サブエンジン冷房を装備した初期導入のエアロエースは 全車固定窓仕様となっています。 社番:H654-09414.BKG-MS96JP(10年車)。 08年度導入車から直結冷房3本トランク仕様に変更。画像の車両はいわき支店配置で 側面逆T字窓のタイプです。 社番:H651-01406.KL-LV781R2(01年車)。 いすゞの高速車は「昼行近距離路線用に千葉県と群馬県方面に活躍 」しています。 画像の車両は何気なく記録したものですが、水戸支店配置のガーラはこの1台のみ と知り少々驚きました。 社番:H658-03404.KL-RA552RBN改(03年車)。 在籍するUDの高速車は全車西工ボディ。画像の車両はいわき支店配置でスイング扉 +側面T字窓仕様。 社番:H657-00412.KC-RU3FSCB(00年車)。 続いて日野車。この車両は水戸支店配置の日野セレガFSで、一部に採用されたフロン トガラス2枚仕様となっています。 社番:H657-02412.KL-RU4FSEA(02年車)。 八日市場支店配置のセレガRのFS。 社番:H657-11404.LKG-RU1ESAB(11年車)。 LKG規制車のセレガで水戸支店配置車両。 社番:H657-12404. 掲載の在籍車両一覧は12月刊行号ながら、2012年3月31日現在と幾分中途半端。 ページの関係で一部の支店や乗車記は次号掲載ということなので、あわせて最新版の 掲載も期待。画像の車両は2012年4月以降に登場した水戸ナンバーのセレガ。ちなみ にジェイアールバス関東で日野セレガの導入が続いているのは、「衝突事故被害軽減装 置の標準設定が選択理由 」とのこと。 社番:M524-96219.KC-MP217K(96年車)。 一般乗合車は特に東急バスからの移籍車導入を進めています。画像の車両も東急バス 移籍車で、水戸支店配置の三菱ふそうエアロスター。 このほか、井笠鉄道のバス事業廃止についてはトピックスで紹介しています。「バスラマ インターナショナル132号」の「特集 改めてバスの安全を問うⅢ」で、両備ホールディング ス小嶋会長は緊急提言内で「いまのような競争促進の状況が続けば、おそらく5~10年 で70~80%の正規のバス事業者、地方の鉄道事業者は倒れていくでしょう。 」と、かな り厳しい見通しを語っていました。正直オーバーに思えた記述でしたが、見逃してはならな い警告だったようです。井笠鉄道の経営破綻は、まだまだ序章に過ぎないということになる のでしょうか。 と、今号のバスラマも2012年のバスを取り巻く状況をあらわす資料となりそうな1冊となっ ています。 次号予告は、事業者訪問、今号の事業者訪問で積み残した「JRバス関東」の補遺、中 央技術委員会業務報告から、ほかとのこと。具体的な事業者訪問名は明らかになって いないので、東北・北海道を除く地域の事業者ということしか予想できません。 なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照しています。 PR |
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野球や乗り物の思い出など
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