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当初は工事の遅れやテロなども懸念されたソチオリンピックでしたが、無事終了。見事メダルを勝ち取った選手もいれば、期待されながらも結果を残せなかった選手も。とはいえ、大事なところで必ず転ぶなんて言ってはダメ絶対です。というわけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名のショートプログラム。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル 142号』です。
 
特集は「電気バス 2014」。今年の春頃から北九州市や薩摩川内市などで大型電気バスが営業運行を開始するにあわせ、日本国内の電気バスの現況を中心にまとめた力作です。メーカー・改造メーカーへのインタビューをはじめ、かつて1970年代に登場した大型電気バスの実例、さらにオランダで運行中の中国製大型電気バスの乗車記など、内容はバスラマらしいものとなっています。
北九州市と薩摩川内市で運行する大型電気バスは韓国ファイバー製の車両をベースにした改造車とのこと。現代ユニバースの登場で日本市場を開拓している韓国製のバスですが、いよいよ路線型にも電気バスという形で登場することになりました。



社番:BK21251.2013年8月に記録。
ちなみに小生手持ちの電気バス画像といえば、東京都羽村市のコミュニティバスで運行中の日野ポンチョEV。記録時点では、オリンピック招致に向けたラッピングバスとなっていました。

レポートでは東京都交通局に登場した旧塗装「復刻デザイン車」の話題などを紹介していますが、手持ち画像を並べられるものは残念ながら無し。ということでトピックスからいくつか。「各地の新車から」では日本全国各地に登場した車両を紹介していますが、やはり宇野自動車に登場した日野ブルーリボンⅡワンステップが印象的です。



社番:2768.QRG-RU1ASCJ(13年車)。2014年2月に記録。
手持ち画像で並べられるのは、西日本鉄道に登場した高速車。ここでは掲載されていない、いすゞガーラの高速車画像をおいておきます。

「大阪の交通科学館の東名ハイウェイバス 見るなら今でしょ!!」は、1月に特別公開された車内を誌面で紹介したもの。



展示位置の関係で、前から写真を撮ると必ずこの構図になりますね。交通科学館閉館後、鉄道以外の展示物(自動車・船・飛行機など)がどうなるのか気になるところ。画像のバスは「いくつかの道が模索されている様子 」ということですが、これまで屋内で大事に保管されていたものですからこの状態を維持できる道を選択してほしいものです。



事業者訪問は初登場となる「日立電鉄交通サービス」。バスラマの事業者訪問で茨城県内事業者を取り上げたのが2000年の「関東鉄道」以来となります。
さて、日立電鉄交通サービスは企業城下町の茨城県日立市をメインに展開する事業者で、バス事業は1990年代に営業所単位からスタートした分社を経て再統合、さらにグループ企業との合併で現社名に至ります。

やはり話題となるのが、2005年3月に廃止された鉄道線跡を活用したBRT「ひたちBRT」についてとなります。「ひたちBRT」は「専用道路や停留所など施設を自治体が整備 」した「公設民営方式の路線バス 」で、「2013年3月に開業し、海浜部にあるおさかなセンターを起点にJR大甕駅までを運行しています 」。
 
 

バス専用道路には遮断機が設置され一般車両の進入を禁止しています。画像はJR大甕駅側のバス専用道路入口部となる臨海工場西停留所の様子。今のところ「ひたちBRT」はバス専用道路を含め短距離の路線ですが、「2020年頃にJR日立駅まで乗り入れる予定 」とのこと。鉄道は廃止となりましたが、JR日立駅までつながることで新たな交通ネットワークを構築できるのではないでしょうか。
 
ここからはいつも通り、小生手持ちの日立電鉄交通サービスの車両画像を並べていきます。

     

水戸22あ1421.U-LR332J(91年車)。2014年2月記録。
一般路線車は中型車が主流 」となっている日立電鉄交通サービス。土休日の昼間は見たところ中型車ばかりでした。まずは旧塗装のいすゞLR自社発注車。この複雑な塗装デザインはいったい何をモチーフとしているのか気になるところ。



水戸200か126.P-RM81G(88年車)。2014年2月記録。
P規制の古参車は自社発注車・移籍車ともに在籍。画像の富士6EボディのRMは中扉上の斜めに取り付けられた照射灯からお分かりの通り京浜急行からの移籍車。




水戸200か1112.PDG-LR234J2(10年車)。2014年2月記録。
一般乗合車は移籍車導入と並行してここ数年中型ノンステップ新車も導入しています。画像の車両はいすゞLRノンステップ車で、この日は「ひたちBRT」の運用に入っていました。「ひたちBRT」は専用カラーの車両以外も運用に入ることをあらためて確認しました。




水戸200か1409.
ちなみに「ひたちBRT」専用カラーがこちら。中型車はピンク色ベース、大型車は青色ベースとなっています。画像の日野KRノンステップ車は掲載の在籍車両一覧にないことから、ごく最近登場した模様。
 
      

水戸200か87.KC-RU3FSCB(00年車)。2012年7月記録。
続いて高速車。フロント左右分割2枚ガラス+スイング扉仕様の日野セレガFS。仕様がコストをかけているのか削っているのか微妙な感。 
  



水戸200か453.KL-RU4FSEA(03年車)。2014年2月記録。
こちらはセレガRのFD。フロントガラス1枚+折戸仕様となり、セレガ時代と見事に逆。
   



水戸200か998.PKG-RU1ESAA(09年車)。2014年2月記録。
現行セレガの高速車も在籍しています。 




水戸200か160.KL-LV781R2(00年車)。2012年7月記録。
いすゞの高速車は4台在籍していますが、いすゞ純正ボディのガーラは画像の1台のみ。



水戸200か279.KL-RA552RBN(01年車)。2013年12月記録。
UDの高速車は富士ボディ・西工ボディどちらも在籍しています。富士ボディは画像の1Mボディだけでなく、モデルチェンジ前の7HDも現役で運行中です。

日立方面へ足が遠のいていた小生ですが、今回の感想めいたものを書くために約10年ぶりに出かけました。今回並べたもの以外の画像は後日更新予定。

 連載は、「新 バスドライバーのひとりごと」のほか、これまでレポートとして取り上げられていた「AT搭載の最新シティバスの実力を探る」が今回から「車種を拡大して、より多くのバス事業者からトルコンAT車の評価を取材すること 」にリニューアルしたことで連載として登場。12回目となる今号では南海バスを紹介し、掲載の燃費データはなかなか興味深いものとなっています。また、超長期実用テストレポートでは東急バスと京浜急行バスのモニター車の引退が公表されました。新たな東急バスのモニター車はいすゞエルガハイブリッド、さらにいわさきグループが運行予定のヒュンダイ・ユニバースも加わる予定とのこと。実際のところどうなの?と気になる車種だけに要注目です。

次号予告は、事業者訪問、走り始めた大型電気バス、超長期モニター車が交替、2013年度スーパーハイデッカー/2013年度下期ノンステップバス採用実績 、ほかとのこと。久々に事業者訪問先がシークレットとなっています。とりあえず北九州市で運行予定の電気バスを見に行きますかね・・・。
  
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車 両一覧を参照したものになります。
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