細々と更新しています
バスに関する書籍を買ったら、感想めいたものをブログに書くシリーズ。 今回は11月中旬に刊行された『BJハンドブックシリーズS86 京王電鉄バス・西東京バス』です。 社番:M40287.KL-JP252NAN(02年車)。2014年4月に記録。 本作は京王電鉄バスと西東京バスのセット掲載。BJハンドブックシリーズではこのセットで3冊目の刊行となります。前作の刊行が2007年でしたので、だいたい半分くらいの車両が入れ替わったことになります。表紙はNシリーズが京王電鉄バス塗装のイメージ、Rシリーズが西東京バス塗装のイメージ、本作で京王バス塗装のイメージとそれぞれ異なるところがポイントです。掲載事業者は京王電鉄バスおよび京王バス東・京王バス中央・京王バス南・京王バス小金井の分離子会社、そして西東京バスです。なお特定バスを運行している京王自動車は本作でも対象外となっています。 内容は車両編・歴史編・紀行編というお馴染みの3部構成。メインとなるのはやはり車両編の掲載写真ですが、『BJハンドブックシリーズR80 関東バス』と同じようなカクカクした粗い残念な出来。テンションが下がります。Sシリーズの81~85までは普通だったんですけどね・・・。 また、京王電鉄バス在籍車両の掲載写真の多くが公道撮影のものというのも本作の特徴。シチサン写真の記録場所の参考になります。 歴史編は2事業者セット掲載の悲しさ、頁数に限りがあるため大幅な変更は無し。前作と比べると「近年」項目の加筆程度となっています。「終点の構図」は西東京バスの美山町。紀行編は、「多摩の水辺の散歩道」と題し調布から檜原村の数馬までをめぐる乗り歩きルポ。コース的には99年刊行のNシリーズの紀行編「東京西遊記」と少々重なるところもありますが、八王子駅から武蔵五日市駅への路線途中、今熊停留所あたりの記述に時の流れを感じます。 感想めいたものはこのくらいにして、ここからはいつも通り小生手持ちの「粗い」画像を自己満足的に並べていきます。なお、型式・年式は掲載の車両リストを参照しました。 社番:M11403.QQG-LV234L3(14年車)。2014年8月に記録。 まずは京王電鉄バスグループの車両画像から。13年にいすゞ車が久々に京王電鉄バスグループに登場。13年の導入台数はハイブリッド路線車とスクールバス専用車それぞれ1台でしたが、翌14年はハイブリッド路線車を4台導入。画像は京王バス南 南大沢営業所配置のエルガハイブリッド。14年導入車はフォグランプを装備しています。乗客として乗った感じですが、山坂の多い南大沢営業所エリアと機械式ATの相性に少々難有でしょうか。 社番:A31305.QKG-MP37FK(13年車)。2013年6月に記録したものを再掲。 2013年に京王の電車・バス運行開始100年を記念して登場した旧塗装復刻バス。拙ブログでは何度も書いていますが、アラフォーの小生の思う京王帝都のバスといえばこの塗装です。 社番:S40815.PA-JP820NAN(08年車)。2014年1月に記録。 車両編の写真はさすがに京王電鉄バス塗装・京王バス塗装両方の掲載といかず。京王電鉄バス塗装の中で最も特徴的な08年導入のJPは掲載してほしかったものです。フロントバンパー4色塗りはこの導入車のみでその後の波及も無しですから、近々行われるであろう車体更正時にどうなるのかが気になるところ。 社番:A20404.KL-HR1JNEE(04年車)。2014年6月に記録。 京王電鉄バスグループは、90年代後半から2000年代前半まで中型幅の10.5mサイズ低床車を偏愛。UDのJP・三菱のMK・日野HRの3モデルが幅を利かせてきましたが、代替等で徐々に台数を減らしています。特に日野HRは後述するグループ間転籍もあり、残り7台という状況。 社番:M20804.PDG-KR234J2(08年車)。2014年4月に記録。 京王電鉄バスグループといえば、メーカーと共同開発した7mサイズのワンステップ車RNを多数保有していましたが、数年前に代替を完了しています。そのRNを代替したのが日野KRノンステップ車。京王電鉄バスグループの主要ターミナルならほぼ見ることが出来るモデルといえます。 社番:J21059.PDG-KR234J2(10年車)。2014年6月に記録。 日野KRノンステップ車にはコミュニティバス専用車となっている車両も在籍しています。画像の車両はサンリオキャラクターラッピングの多摩市ミニバス専用車。多摩市ミニバス専用車も、RNの代替として登場しています。 社番:X50366.KL-MS86MP(03年車)。2014年6月に記録。 京王電鉄バスグループでは中央高速バスなどの高速車や羽田・成田両空港へのリムジンバス向けに、4列トイレ付ハイデッカーを多数保有しています。主力的な存在と言えるのが三菱ふそうMSで、エアロバス・エアロエースそれぞれまとまった台数在籍。KL規制車のエアロバスはバリエーション豊富。折戸+側面逆T字窓仕様のエアロバスは比較的多く在籍しています。 社番:X50368.KL-MS86MP(03年車)。2014年6月に記録。 折戸+側面逆T字窓でさらに直結冷房3本トランク仕様のエアロバスも在籍。 社番:X51313.QRG-MS96VP(13年車)。2014年8月に記録。 エアロエースはスイング扉+直結冷房3本トランク仕様で導入。なかでも逆T字側面窓車が多く在籍しています。 社番:X61407.QRG-RU1ASCA(14年車)。2014年11月に記録。 14年は05年以来、久々に日野の高速車を導入。京王電鉄バスグループにようやく新型セレガが登場しました。フロントガラス下の白文字「KEIO」ロゴがおしゃれです。 社番:A10111.KL-LV280L1(01年車)。2014年8月に記録。 続いては西東京バス。塗装は京王帝都電鉄の旧塗装を継続採用しています。 車両面では親会社の京王の意向を汲みながらも、独自路線という感じ。京王電鉄バスグループでは一時期導入が全く無かったいすゞ車を継続して導入。一般乗合車の古参格は方向幕で残る01年車。奥多摩の氷川営業所が自動車NOx・PM法対策地域外のため今年の初めころまでKC規制車が残っていましたが、新車導入による車両異動で置き換えられた模様。 社番:D10712.PJ-LV234L1(07年車)。2014年11月に記録。 青色の塗装は99~08年まで存在した分離子会社の「多摩バス」引継車。多摩バスは青梅営業所を皮切りに、恩方営業所及び高速バス・貸切バス事業を西東京バスから移管し営業していました。西東京バス再統合後は社名表記の変更のみで運行中です。 社番:B50606.ADG-RA273KAN(06年車)。2014年11月に記録。 アドブルー使用のRAは京王電鉄バスグループよりも早く06年に導入しています。画像のノンステップ車と並行してワンステップ車も導入しています。 社番:D20399.KL-HR1JNEE(03年車)。2014年11月に記録。 13年に京王電鉄バスから路線移管を受けた際にあわせて画像のHR03年車が10台転籍してきました。西東京バス塗装に塗り替えられ、全車恩方営業所配置となっています。 社番:A31454.TKG-MK27FH(14年車)。2014年8月に記録。 14年のサプライズ導入だった三菱ふそうMKノンステップ車。西東京バスが三菱ふそう車の一般乗合車を導入したのは30年ぶりとのこと。画像はもうひとつのブログで並べたものの再掲です。 社番:M50373.KL-UA452MAN(03年車)。2014年4月に記録。 西東京バスは路線エリア内にある多くの学校とスクールバス運行を受託しています。なかでも明大中野八王子の中野学園スクールバスは校内に営業所を置く大がかりなものとなっています。中野学園スクールバスは前中扉仕様のツーステップ専用車で運行。画像の車両は03年導入の西工ボディ車。 社番:AK11179.LKG-LV234N3(11年車)。2014年11月に記録。 工学院のスクールバスは10年より運行を受託し、現在は中野学園に次ぐ規模となっています。画像のいすゞLV専用車は学校と八王子市周辺駅だけでなく、新宿と八王子の校舎間を結ぶシャトルバスにも使われます。 社番:A11426.2014年11月に記録。 本作は14年9月1日時点の在籍車両を掲載していますが、既に新車も登場しています。いすゞLVノンステップ車で、社番は04年車と重複を避けるような付番となっています。ただ社番の重複を必ず避けるのかといえばさにあらず。13年車は重複を避けるように付番しながら、突如01から付番という結局何がしたいのか状態になりました。 次作の刊行予定事業者は本作同様ハンドブックシリーズ再登場組となる「都営バス」。 車号:V-N382.2014年5月に記録。 営業所毎に配置メーカーが決まってあり、バラエティに富んだ車種構成だったのも今や昔。1モデルを大量導入する入札方式への変更で、前作と比べると掲載車種はシンプルになるはずです。リヤ側写真を掲載しても大丈夫なのでは? とりあえず、次作は今作のような粗いカクカク写真の掲載でないことを願うばかりです。 PR |
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