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例年よりも、だいぶ早く梅雨明けした関東地方。いきなりの猛暑でブログを更新する気が
なくなりました。何かにつけブログ更新をサボる口実を探していますな。というわけで、バ
ス雑誌の感想と題したゲリラ豪雨。奇数月の発売はバスマガこと『バスマガジン 60号』
です。

隔月刊誌のバスマガジンも60号、つまり創刊10周年を迎えました。内容も「バスマガジ
ン創刊から10年間を振り返るバス業界ニュース年表」、「10年間のバスの進化」と題した
バスモデルの変遷など10年にちなんだ記念企画が目白押しです。ただ、企画の内容は
創刊5周年だった30号の焼き直しともいえますが。
10年前はジェイ・バス成立直後ということもあり、いすゞ・日野・三菱ふそう・日産ディー
ゼルの4メーカーそれぞれから路線モデルから観光モデルまでフルラインナップを取り
そろえしのぎを削っていました。

A40332









社番:A40332.
路線車モデルで10年の間に姿を消したのが中型幅10.5mサイズの低床車。1990
年代末頃の大型ノンステップ車はまだまだ高額であったことや、メーカーによってはトル
コンATのみなど、事業者サイドの不満も少なくない状況でした。ここに比較的安価なM
Tノンステップ車ということで画像のJPやHRなど各地で導入事例が見られました。
その後、大型ノンステップ車との価格差がそれほど無くなったことから導入事例が激減
し、ひっそりと消えていきました。

10周年記念企画ではこのほか、「10年間で様変わりした東京・横浜 路線バスのいる風
景 定点観測」も掲載。バスマガジンで定点観測といえば、定点で1日観光バスを撮影す
るものとなりますが、今回は現在と約10年前の今昔対比です。掲載の撮影地で気になる
所といえば、やはり小生居住エリアにほど近い八王子駅南口です。「1991年に八王子駅
南口地区市街地再開発組合が設立され、八王子市が主導する再開発事業が始まったが、
さまざまな要因で幾度も計画を変更。ようやく2008年に着工され
」ました。

八王子駅南口2006年2月









再開発の工事前の2006年2月に記録したもの。バス乗り場は狭く、一部の乗り場には
屋根もありませんでした。

2012年1月









そんなしょぼい場所が立派なターミナルに変わりました。バスターミナル入口の信号が
歩車分離となれば小生的にはバッチリなんですが。なお画像は2012年1月に記録し
たものです。

創刊10周年記念企画以外では、「世界文化遺産登録!日本一の山に登る、見る、観
光する 富士山にバスで行こう!」や7月31日から様変わりする「新高速乗合バス前夜」
などタイムリーなものも掲載。新高速乗合バスは、特にツアーバスからの移行組につい
ては正直始まってみないと分からないところもあるので、注視したいところ。本当は新宿
西口に点在することになりそうな各社の停留所の画像を並べたいところ・・・、ですが手
持ち画像は今回間に合わず。西武ドーム行っている場合じゃないだろという話です。


バス会社潜入レポートは栃木県の「関東自動車」。趣味誌での特集は2010年に刊行
されたバスラマ122号以来。2010年当時はジェイ・ウィル・パートナーズ出資のジェイ
・コーチグループとして経営再建が進められていました。ジェイ・コーチグループの解散
により、2012年4月にみちのりホールディングス傘下と変わり「そのスケールメリットを
活かした車両導入や修繕費の削減、高速バス路線のダイヤ改正での協調など、さまざ
まなメリットが出てきている
」とのこと。サービスアップや増収に向けた近年の様々な施
策などを紹介しています。サービスアップの一部の施策は、現在宇都宮市で計画されて
いるLRT構想に対抗するものと小生は思いますが、本文ではLRT構想に関する記述は
一切ありません。まあLRTに関しては政治問題にもなっていますし、下手なことは書け
ないということもあるのでしょう。

1021









宇都宮200か1021.BDG-HR7JPBE(09年車)。2009年7月に記録。
在籍車両は代替が進み、ここ数年は「新車はノンステップバスのみの導入で、移籍車両
もバリアフリー車を導入して
」おり、現在は「北関東有数の低床化率を誇る 」とのこと。

463









463r1









宇都宮200か463.2008年10月に記録したものを再掲。
近年の車両代替により、現在の古参格は92年車となっています。画像の都営バス移籍
車が既に姿を消していたことに驚きました。今のところ宇都宮へ出かけたのは、富士5E
ボディが引退間近だった2009年7月。なかなか再訪出来ません。

つづいて連載ですが、今号から「終点までのバス散歩」と「1980年代 思い出のモノコッ
クバスたち」の2本がスタート。
まずは「終点までのバス散歩」。執筆者はなんとハンドブックシリーズでお馴染みのBJ
エディターズ発行人の加藤佳一氏。第1回は西鉄バス宗像の「勝馬」です。次回刊行の
BJハンドブックシリーズの取材・編集とあわせてなのかもしれません。
「1980年代 思い出のモノコックバスたち」はバスマガジンで「愛しのバス達よ」以来?
久々の懐かしモノ連載。第1回は「窓隅にRの付いた、いすゞCCM系中型バスの最初期
型」を紹介。どちらも今後が楽しみな連載となりそうですが、1回のみの掲載でお休みとな
るバスマガジン連載に加わらないことだけを願います。

事業者別におおむね1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は、3年前の
42号以来となる小田急バス。このため2010年4月~2013年6月末までの動向を紹介。

11-A6055










社番:A6055.LKG-MP37FK(11年車)。12年2月に記録。
小田急バスは「2011年度の一般路線車の新車からは、原則全車両がオートマチック車
に変更
」されました。ちなみに画像の車両は2010年度導入車となります。

00-B308









社番:B308.KK-LR233J1(00年車)。09年7月に記録。
新車導入あれば代替車両あり。ということで、いすゞLRのノンステップ車は10年より代
替を開始。一部は約10年とかなり早い代替に驚きました。ちなみに画像の車両は12年
2月に代替。なんだか今回は2枚とも書いている内容と画像が合いません。
連載はこのほか「事業者間移籍車話題の広場」と「バスマガ調査隊が行く!!」を掲載。

路線バス全方位レポートは「福岡県」の2回目。西日本鉄道及び地域分社を除いた事業
者を紹介。

1105









車号:1105.
ということで、ここでは北九州市交通局の三菱ふそうMPノンステップ車を並べておきます。
北九州市交通局は掲載の「新車導入情報」によると、2012年度導入の新車が2013年
3月に登場している模様。

次号予告は「バスマガジン創刊10周年記念企画、まだまだ続きます」。バス会社潜入レポ
ートは「東京都交通局をスペシャルバージョンで取り上げます!」とのこと。バスマガジンも
創刊10年ということで、バス会社潜入レポート2度目の掲載が解禁となる模様。出来れば
新規開拓を続けてほしいのですが、そろそろ難しいところなのかもしれません。

小生が本格的にバス趣味へのめりこむようになったのは、ちょうどバスマガジン創刊と重
なることもあり、今号掲載のニュース年表はなかなか感慨深いものでもありました。バス
マガジンは今後も様々な「バスが好き」感あふれる記事の集合体であることを望みますが、
休載の多い連載や誤記の多さなど刊行したら「それで終わり」とも言えるいい加減さをそ
ろそろ何とかしてほしいものです。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車
両一覧を参照したものになります。
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