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バスネタメインの拙ブログですが、今年もプロ野球観戦ネタを月に何度か更新してきました。公式戦が終了したので、今シーズンの感想を少々。パシフィックリーグは昨年の覇者東北楽天イーグルスが最下位に転落。そもそも昨年Aクラスの3チームがBクラス転落ですから、まさに戦国パ・リーグです。クライマックスシリーズの結果がどうなるのか、ソフトバンクが悲願の日本シリーズ出場なるか?まだまだ楽しめそうです。一方、セントラルリーグの順位は昨年とまったく同じ。もうなんなんでしょうかね。というわけで、プロ野球のことを考えていて遅れに遅れたバス雑誌の感想と題したプレーオフ。奇数月の発売はバスマガこと『バスマガジン 67号』です。
 
巻頭は、「三菱ふそう新型エアロスター詳細レポート ノンステップバス完全ガイド」。前号ではメーカー発表資料を基にした第一報記事だった新型エアロスターの詳細レポート。正直内容に関しては8月刊行の『バスラマインターナショナル 145号』で紹介済という感じてしまうのが、隔月刊誌の悲しいところです。

 A1460 

社番:A1460.QKG-MP38FK(14年車)。
巻末には、各地で登場している新型エアロスターを紹介。本当はここで比較的近場に登場したというMP38の画像を並べたかったのですが、江ノ電バス横浜・西武バスともども空振りで記録ならず。再掲画像で失礼します。 
三菱ふそうではエアロスターのモデルチェンジのほか、観光バスモデルの改良も行われました。新型エアロスター紹介記事に続くような構成で改良ポイントを簡潔に紹介しています。


特集は、「エアロスターKの系譜 その軌跡を追う!」。

 

エアロスターKとは、現在三菱ふそうバス製造の前身企業である呉羽自動車工業が1984~93年まで製造してきた大型路線バスボディの愛称です。当時の三菱自動車では、大型路線バスの純正ボディとして名古屋の大江工場製造のエアロスターM、呉羽製造のエアロスターKをラインナップしていました。画像は現在熊本バスに在籍するエアロスターK移籍車で、元は京浜急行電鉄(当時)が導入した前中扉間ワンステップ車です。 
 


エアロスターMとKの外観上の違いはいくつもありますが、個人的に大きな違いと考えているのが後面の造作。屋根にかけての処理が角ばっている画像左側がエアロスターM、比べると丸い感じがする右側がエアロスターKです。

徳22か826 徳22か826

徳22か826.2012年8月に記録したものを再掲。
今回の特集ではエアロスターKだけでなく、1980~90年代前半に呉羽が製造したエアロバスKなどのバスボディも紹介しています。なかでもエアロスターKの基になったといえる「82年1月にフルモデルチェンジした中型バスK-MK116/516の、リベットレスボディ 」からヒラメと呼ばれたボディ、エアロスター販売前のP-MP118に架装されたモデルなどきちんと押さえていることに好感を持ちます。画像は2012年当時小松島市営バスに在籍したMKですが、ボディ断面や構造がエアロスターKに似ていることを実感します。

特集後半はエアロスターKの注目車や、現在も複数台所有している事業者を紹介。

H212 

車号:H212.P-MP218M(90年車)。2014年5月に記録したものを再掲。
前号のバスマガジンの感想めいたものを書いたエントリで、取り上げられること間違いなしと予想した北九州市交通局在籍の3扉車。注目車として掲載されていてホッとしたのは言うまでもありません。

特集めいたものではこのほか、「バス社会経済学その1 バス会社を作る!」と題し、乗合バス事業者を実際に作り営業するには法律上どういったことが必要なのか、資金はどのくらい必要かなどを考察。これまでのバスマガジン掲載モノでは異色の内容ともいえます。

バス会社潜入レポートは「沖縄バス」。趣味誌で本格的に取り上げられたのは2008年刊行の『バスラマインターナショナル 106号』以来。これまでの沖縄バスの経営や在籍車両を写真をふんだんに掲載してまとめています。

459 

沖縄200か459.PJ-MP35JK(06年車)。2011年4月記録。
沖縄バスは、2004年以降補助金を活用して毎年一般乗合車に新車導入を行っています。自社発注の低床車は、「三菱ふそうのカタログカラー 」を採用。

198

沖縄22き198.P-MP218K(90年車)。2011年4月記録。
沖縄バスは呉羽ボディを愛用した事業者ですので、今号のエアロスターK特集と密接しているともいえます。画像は沖縄バス自社発注のエアロスターK。

33









沖縄200か33.2011年4月に記録したものを再掲。
ここ数年は助成制度の拡大から、移籍車よりも新車導入の方が多い沖縄バス。時代はずいぶん変わったものです。古参の移籍車は代替されており、画像のシルバーサッシで上部引違側面窓が目立つエアロスターKは既に姿を消したようです。さらに鯱バスや東洋バスからの中型移籍車の一部にも代替が行われているとのこと。中型路線車は台数が少ないことから、多少古くなっても重用されているものと思っていたので驚きました。

続いて連載をいくつか。事業者別におおむね1年の話題を振り返る「Things happened in a year」は、2013年刊行の58号以来、通算3度目の登場となる西日本鉄道。2013年2月~2014年7月まで約1年半の間の動きをまとめています。



社番:2771.2014年1月に記録したものを再掲。
この間で話題となったのは、やはり2013年11月2日より運行を開始した「渡辺通幹線バス」でしょうか。運行開始後にはピンク色帯の新デザインバスも登場していますが、新車リストに掲載がなぜか無い・・・。新車リストから2013年4月~2014年1月までの導入車両が抜け落ちているようです。バスマガジンらしいお馴染みのミス!おそらく廃車リストも抜け落ちがあるものと推測。
 連載はほかに 「事業者間移籍車話題の広場」、「1980年代 思い出のモノコックバスたち」、そして「終点までのバス散歩」が秋の路線バス旅specialということで、熊本県の「椎原診療所」と岐阜県の「時」の2か所を掲載。「さようならエアロキング総力特集」は今号も休載となっています。 今号は、三菱ふそう車がいっぱいという1冊です。
 
 次号予告は「撮りバス、乗りバス必見!賢いバスウォッチング」。タイトルだけだと内容を想像出来ませんが、啓蒙的な企画になるのでしょうか。
 
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照したものになります。
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