右斜め後からの１枚（その９３）

容量の関係からバス関連書籍の感想めいたものなど、主だった更新は別ブログ（通称２つ目のブログ）で行っています。

「右斜め後からの１枚」と題した、バス車両を右斜め後から記録した画像を並べるだけのシリーズ。その月に記録した画像をメインにするルールで更新しています。



静岡２００か６９（車号：３７３）．２０１９年２月静岡県川根本町千頭駅前で記録。 
今回は大井川鐵道の路線バスを運行する大鉄アドバンス在籍の三菱ふそうＭＰを右斜め後から。後面側に行先表示は無く、「ワンマン」のプレートが掲げられています。ボディには、山をメインに蒸気機関車列車や吊橋など沿線エリアをイメージしたイラストが描かれています。

静岡２００か６９（車号：３７３）．２０１９年２月静岡県川根本町千頭駅前で記録。
左斜め前からの画像。 
トップドアのツーステップバスで、フロントガラスはオプションの１枚仕様を採用。行先表示はいわゆる行灯部に設置しています。運用は寸又峡温泉への路線メインということで、着席を重視したハイバックシートが並び補助椅子も装備。ちょっと豪華な送迎バスという感じですが、屋根に取り付けられた青色のマーカーライトが路線バスの証。 
 

  
  
静岡２００か１２（車号：３７０）．２０１９年２月静岡県川根本町千頭駅前で記録。
寸又峡線メインの運用車両はもう１台。同じくトップドア仕様の三菱ふそうＭＰ。先ほど並べた車両は、この車両の仕様にあわせて導入した増車となります。ボディに描かれたイラストは異なっていますが、だいぶ退色・劣化しています。

さて、大鉄アドバンスの一般乗合車の多くは千頭駅隣接した道の駅奥大井「音戯の郷」の大型バス駐車スペースの一角に留め置かれています。せっかくなので大鉄アドバンス在籍の一般乗合車画像をいくつか並べていきます。
 
 
 
静岡２００か７１８．２０１９年２月静岡県川根本町千頭駅前で記録。
唯一のノンステップバスとなる日野ＨＲ１０．５ｍサイズは、名鉄バスからの移籍車。ボディの社名表記を変えたくらいで塗装はそのまま。シートカバーも名鉄バスのものを活用しています。長島ダム・接祖峡を経由し井川線閑蔵駅を結ぶ閑蔵線専用車となっており、行先表示は前面・横面に経路を表記した固定看板となっています。
  


静岡２２き２６１８（車号：３４９）．２０１９年２月静岡県川根本町千頭駅前で記録。
エアロバスＫ顔の三菱ふそうＭＰは２台在籍。現在は予備車となっていますが、繁忙期の続行便などで出番がある模様。


 

静岡２００か１４５（車号：３７５）．２０１９年２月静岡県川根本町千頭駅近傍で記録。
大鉄アドバンスの一般乗合車といえば、マニア的に有名なのがこの車両。都営バスから移籍したエアロスターＫな三菱ふそうＭＰ。シートを増設するため中扉を埋めるなど大掛かりな改造を行っていますが、サッシ窓の部品に丁度良いサイズが無かったのかナゾの固定窓を設置。外観的にも特徴のある車両となっています。車検こそ受けているものの、運賃箱は既に取り外されており余程のことが無い限り動くことは無い模様。営業所近くの線路脇がＭＰ専用車庫となっています。



バス停留所の画像も１枚。停留所は路線図に書かれたところ以外にもいくつかありますが、バスは運転手さんの肉声放送のため地元住民の利用しかないような停留所は案内せず通過していくので注意が必要。ちなみに路線図の「白沢温泉」を経由するのは上下それぞれ１本のみ。現在は停留所に隣接する「時之栖もりのくに」の温泉施設「もりのいずみ」という停留所名となっています。



奥泉駅停留所から先は狭隘な山道をひたすら走り、開けたところが寸又峡温泉となります。温泉街の狭い坂道を登ると終点「寸又峡温泉」。停留所は土産物屋を併設しており、切符の販売窓口もあります。

今回ド閑散期の２月に千頭へ出かけたのは、大鉄アドバンスが２０１８年度いっぱいで路線バスの通年運行を終了するという報道が夏ごろあったため。夏ごろの報道から実際に行くまで随分かかりましたが、その後どうなったのか知るには丁度良いと勝手に決め付けて出かけました。もちろん停留所などに廃止を報せるような掲示など無く、４月以降具体的にどうなるのかは分かりませんでした。寸又峡は近年話題の観光スポットもある温泉街ですが、道が狭いのでマイカー利用は正直控えたい場所です。とはいえ現状でも本数の多くない路線バスが廃止となっては・・・。今後あるであろう正式な発表が気になるところです。