少し前の群馬中央バス（本庄早稲田廃止の頃）

少し前の群馬中央バスの話です。前回はＤＰＦをつけたブルに驚いたという所まででし
たが、ＤＰＦに関しての話には若干の続きがあります。今回は本庄早稲田駅までの区
間が廃止となる頃になります。
ＤＰＦも付いていることもあり暫くは安泰かと思われた群馬中央バス伊勢崎営業所のブ
ルでしたが、本庄～本庄早稲田間の廃止と路線の大幅減便によっていよいよ・・・という
噂話も聞こえてくるようになりました。大幅減便が実際のところはどうなのかと思い、再
度伊勢崎駅へと出かけました。











伊勢崎駅脇の車庫にて。
始発便ということもあり、乗客は小生のみでした。当時はこのバス目当てに来るマニア
（小生含む）が多く、当然のように運転手さんから「このバス乗りに来たんかい？」などと
声をかけてもらいました。











車内には路線一部廃止と減便のお知らせが掲示されていました。平日朝の１往復のみ
と減便というよりもほぼ廃止のような内容に驚きました。バスは新しくなった坂東大橋を渡
り、本庄駅前の狭い通りを抜けると本庄早稲田へと向かいました。この区間は案内テープ
も無く、運転手さんのマイクによる案内と昔のワンマンバスさながらの光景が見られました。

本庄早稲田駅にて。バス停には国際十王バスも同区間の廃止の掲示がされていました。
さて、当時三井物産の販売したＤＰＦ装置に排出ガスデータの偽装から交換作業が行わ
れていました。群馬中央バスに取り付けられていたＤＰＦ装置も交換されていました。











リヤから。なんとも物々しいマフラーが交換した証。
ＤＰＦ交換作業の際にブル廃車→別の車両にＤＰＦ付け替えとなるのではと思っていたの
で良い意味で予想を裏切られました。ＤＰＦも交換し、減便したことで走行距離も少なくな
り、まだまだ活躍が続くのではと思い伊勢崎を後にしました。しかし、この予想は全くハズ
レました。減便後は車両ともども本社営業所管轄となり、ＤＰＦ付きブルは割と早い段階で
廃車となりました。それでも２０年以上様々な改造を経て活躍し続けたことで、記録も記憶
にも残る１台だったのではないかと思います。