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勝てば官軍。開催前は解任せよなんて言ってたような気がしますが、都合の悪いことは
無かったことに。メディアに対してのリテラシーを持たなければダメですね。そう言いなが
ら、このブログでも勝手な印象などを書き散らしています。ということで、月末恒例のバ
ス雑誌の感想という名の都合の悪いことには蓋。偶数月はバスラマこと、『バスラマイン
ターナショナル 120号』です。

今号はバスラマ創刊20周年記念ということで、20周年にちなんだ特別企画が目白押し
です。創刊からのバスラマ・年鑑・別冊の表紙が全て掲載されていますが、創刊初期は
事業者訪問掲載事業者以外の車両が表紙となっていたり、なかなかアーティスティックな
構図だったりと現在と比べると随分違いがあることが分かります。ちなみに今号は表紙で
初となる夜間撮影による凝ったものになっています。

巻頭を飾るのは「各地の新車から1990」、創刊年である1990年登場の車両を紹介。

253









沖縄22き253.U-UA510TAN(90年車)。
現在では路線転用された琉球バス交通のUA高出力車。90年当時貸切車として活躍して
いた頃の写真が掲載されています。貸切色だったのは貸切車だったからなんですね。

モノクロページにも「バスラマ創刊の頃に出会った1970~1980年代の路線バス」として
バスマガで言うところのネオクラシックバスを何台か掲載しています。巻末の編集後記に
よれば、「旧型車の写真はこれを機に、引き続き紹介していきたいものである 」とのこと。
断定でないのが残念ですが、年鑑バスラマの巻末歴史編の特集などでの再登場を心待
ちにしておきます。
このほか、バス事業者の中堅事務方による座談会「次世代に向けて-第一線バスマン大
いに語る-」や「バステクフォーラム」、中国上海ツアーなど創刊20周年記念イベント記事
が掲載されています。


事業者訪問は「京阪バスグループ」、1998年以来2度目の登場です。創刊から20年に
もなれば事業者訪問2度目の登場となる事業者も珍しくなくなりましたが、掲載範囲は京
阪バス、分離子会社の京阪シティバス、合併した京阪宇治交通の分離子会社だった京
阪宇治バス、さらに経営破たんした京都交通の南部エリアを引き継いだ京阪京都交通と、
グループ再編でこれほど大きく変化したのは初めてかもしれません。
京阪バスの現況や「直Q京都号」の話題、定期観光バスについてなど紹介しています。

H-3876









社番:H-3876.PKG-RU1ESAA(07年車)。
京阪バスで現在運行中の夜行高速バスは関東バスと共同運行している新宿・渋谷発の1
路線のみ。この路線も宇治系統と高槻系統を統合したもので、画像は統合前に記録した
もの。かつては小生も何度か利用した八王子駅発着の西東京バス(多摩バス)との共同運
行路線などもあり、随分縮小したものと実感。

在籍車両を見ると、91年車が滋賀に若干残っているものの、長らく主力だったエアロスタ
ーKは既に無いことが分かりました。京都交通カラーと京阪バスカラーが混在し、雑多な
車両が活躍していた印象のあった京阪京都交通も、京阪バスからのグループ間移籍車な
どで随分整理された感。

K011









社番:K011.
画像は2008年に記録したもの。京阪バスカラーに塗り替えられたキュービックも、既に
京阪京都交通で代替されたようです。
京都交通カラーと京阪バスカラーが混在し、雑多な車両が活躍していた印象のあった京
阪京都交通も、京阪バスからのグループ間移籍車などで随分整理された感。現在では
京阪バスの方が旧京阪宇治交通引継車両の関係でカラーやバリエーションも豊富で過
渡的な様相となっています。

このほか、ポスト新長期排出ガス規制適合車が登場した日野ブルーリボンシティハイブ
リッドの新型車紹介。レポートは「2010年型三菱ふそう大型バスデビュー」と「安全かつ
簡便。だが・・・ 東京都交通局「車椅子後向き乗車」を研究」の2つ。やはり気になるのは
ポスト新長期排出ガス規制適合車が登場したことになりますが、エアロスターとブルー
リボンシティハイブリッドの車両価格がそれほど差が無いことに驚き。もちろん値引きが
あるので、実勢価格は分かりませんが。ATのみと思い切ったエアロスターがどれだけ目
標台数である640台を達成できるのか気になるところです。

た21









社番:た21.
まあグループに販社を抱える事業者などである程度の台数は見込めるでしょう。

連載の多くは特集の関係で休載が多く、掲載は短期連載の2つ。まず「“エコ”のチャレン
ジ 軽油代替燃料の取り組み」は天然ガス車を紹介。特徴や課題など様々な視点からま
とめています。
「タイヤの常識?非常識?アンケートで聞く、シティバスのタイヤ管理」は事業者担当者
向けの内容ですが、安全とコストなどなかなか興味深いデータです。

と、今号はバスラマ創刊20周年の1冊です。バスラマの果たしてきた役割についてなど
巻頭言を引用すれば、
創刊当時の日本のバスの本といえば、業界内部を対象にした業界誌がほぼすべてだ
った。ひるがえって今の書店ではバスをテーマにした定期刊行物や単行本、ムックが多
彩に並ぶし、ネット情報でもバスは幅広く奥も深い。その多くの分野でバスラマが読まれ
活用されているのは、我々自身改めて知る本誌の存在感である。

市販のバス本のパイオニアとしての自負をかなり感じますが、それだけの内容を作って
きているのも事実です。ネット情報以下は小生を指しているのかと思うほど(自意識過剰)
拙ブログでも折に触れ活用しています。それはいくら書店にバス関連書物が多彩に並ん
だといっても、到底活用できないものがあるということ。小生などたった1冊の購入読者に
過ぎませんが、今後もバスラマが資料として価値のある「現在」を発信し続けてほしいと願
います。

次号予告は「ポスト新長期規制適合新型バスに乗る」のほかに、「都市間バスのサービス
を見る」。事業者訪問は大分バスほか、ほかは竹田交通など分離子会社のことでしょうか。

12573









社番:12573.2009年に記録したものを再掲。
5Eボディの在籍台数がどのくらいなのか気になるほか、小生では理解不能な社番解析も
楽しみ。また、今号で第一報のあった『バスラマスペシャル10西日本車体工業の軌跡』の
詳細も明らかになるのでしょうか。
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分になります。
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